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書籍:ようこそ、数学クラブへ : 暗記もテストもない、もっと自由な「数」と「形」の世界(キム・ミニョン(著), 須見春奈(翻訳))

韓国人のエジンバラ大学教授による10代向けの数学の本。

登場する生徒は「小学校高学年」のアインとジュアンの二人。しかし、扱うテーマは「位相幾何学とオイラー標数」、「ピタゴラスの定理と靴ひも公式」、「ピタゴラス数とフェルマーの最終定理」、「公開鍵暗号と剰余演算」、「フェルマーの小定理、オイラーの定理、剰余演算2」…。いや、無理やて。

冒頭の「はじめに」にて。

数学を勉強する学生に僕がいつも伝えているアドバイスを、ここにも書いておきます。

1.考えるのが面倒な部分はいったん飛ばしたり、あとで余裕ができたときに戻ってきて読んでみましょう。

2.この本でおすすめしているインターネット上の計算機を自由に使いましょう。

3.あんまりおもしろくない内容があったら、そのままスルーしましょう。

「ようこそ、数学クラブへ : 暗記もテストもない、もっと自由な「数」と「形」の世界」p.6

自分は比較的数学が好きで、センター試験(当時)の数学ⅡBを楽しく解いて満点とっちゃうくらいなのですが、内容が内容なだけに結構難しかった。少なくとも「小学生高学年」のノリで読んでいると置いて行かれてしまう(韓国の小学校の教育課程は日本よりも先取りしているんだろうか。)。それでも上記のアドバイスのように、あまり完璧に理解しようと気を張らず、ふわふわっとした感じで読むといいのだと思う。

本書で取り上げられていたテーマは、NHKの「笑わない数学」で取り上げられていた記憶があり、その番組で「すげー!」「おもしれー!」と思ったことがリフレインした。

こちらの書籍版も購入していたので読まないと。Let's do the math !!

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