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自閉症45歳 療育A 要介護区分5の日常

親の友達の子どもで、小さい時はよく一緒に出かけていた子(今では互いにオバサン)が、今はどうしているのか、とても気になっていた。

母に頼んで、そのお母さん(以後、おばちゃんと呼ぶ)と実家でお茶をすることした。何十年ぶりかに会ったおばちゃんは、「Xちゃん(私の姉)、そっくりなって。身長伸びた?」と言うので、私は「おばちゃんが縮んだだけちゃう?」と返した。おばちゃんは、ケタケタ笑って、「ほんまやな、おばちゃんが縮んだんか。」

久々に会ったけど、このノリが通じるおばちゃん。好きやわー。

小学校、中学校の成績表(報告書)、作文を持ってきてくれた。昔は、中学校まで支援学級が当たり前と思っていたから中学校まで支援学級で通わせた。先生がとても良い先生だったので、中学校の選択に後悔はなかった。言われるがままに、高等部で特別支援学校に行った。当時は読み書きもできており、一般就労をすすめられた。しかし、その時代一般就労には、親が付き添わないと行けなかったので、おばちゃんはしんどくて断った。居住地の作業所に入る。選択肢はほとんどなく、どこもいっぱいで、入れてもらえるところに入ったという感じ。学校に行きたがらないと言うことは、全然なかったが、作業所に行き始めた時には、行きたがらないことがあった。作業所に行ってしまった後のことは、分からないから、何でだったのかは分からないが、何かあったんやろうとのこと。現在は、動けるが、昔のような作文や字は書くことができない。作業所からの帰宅時間は、午後4時。月に2回週末にお泊り訓練を行なってくれている。今では、様々な施設ができているがわざわざ変えようとは思わない。制度の変更、年齢制限など、作業所の職員さんから情報を得ている。今は、親なき後のために、できる準備をしている。要介護区分5のため、グループホームにも入居できないことを最近知った。また、要介護区分同等くらいの子が、両親が亡くなり病院に入れられたという。介護施設もいっぱいで、なかなか入ることができないらしい。お金もなければ、手厚いケアをしてくれるところには入れない。かといって、兄弟に託すべきではない。

切ない。
私より1歳上の人が、両親が亡くなったら一生病院生活になるかもしれないのだ。

淡々と、洗いざらい教えてくれた。私が会いたいと言ったので、悩んでいるんだろうと心配してくれたのか、「頼れるとこ頼って、行けるとこ行ったらなるようになるよ。大丈夫やで。」と、何度も言ってくれた。

帰り際には、

「せっかくの知識と経験で、何かやってよ」
「もっと、太りや」

と、言い残し、シャカシャカ歩いて帰っていった。

おばちゃんの方が確実に知識と経験あるし、私ぽっちゃり側やのに😅

ありがとー

切なさと、愛しさと、心強さと〜♫
貴重な時間でしたー!

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