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支援学級所属の双子の進路(中学)を、元支援学級の先生に相談してみた!

親子共々大変お世話になった、ベテランの先生に図々しいく、双子の進路を相談してみた。先生のキャリア:6年間小学校の通常クラス・24年間小学校の支援学級・現在特別支援学校教員。

双子A(療育手帳なし・身体障害なし・食道狭窄による不調あり・発達遅延あり)

・心地の良い場所がある-支援学級・部活・クラスなど楽しいと思えて、心地のよい居場所があるかが大事。

先生:せっかく地域の中学校にいくのであれば、友達との時間を楽しく過ごす時間であって欲しい。しかし、支援にいる時間が大半になった時に、メンタル強かったらいいけど、双子Aがしんどくならないかなーと心配。友達と離れる時間が増えて、クラスに戻った時に普通に友達の輪の中に入れる強さがあれば良いが。思春期でもあるし。がんばって欲しいけど。

・体調の不調もあり、繊細 → 支援が必要であることをしっかり伝える!

先生:3年後のイメージは?

母: 実家の田んぼを手伝ってもいいし、親戚のミカン畑を学んでもいいし、工芸品の職人に弟子入りしてもいいし、色々な事を経験して、手に職つけれたら。ちょっとしたお金のやり取りができるくらいにはなって欲しい。工作の時には集中してがんばっているので・・・生活は自分でできる学習レベルを習得して欲しい

☆3年後の選択肢☆
・高等専修学校
・EMPOWERMENT
・共生推進教室
・職人修行(双子Aの特性を分かった師匠)
・特別支援学校- 自力通学する事も可能
学校卒業後を想像して検討する!

双子B(両下肢機能障害2級、療育A)

先生:地域の中学に行く場合は何を期待する?

母:現在の小学校の行事・運動会を見ていると、参加している感がある。特別支援学校の存在を知らない人が多くいて、我が子の存在も消えてしまう寂しさ。全ては本人が感じているものではなくて、親が感じていること。(特別支援学校が)病院っぽい、暗いイメージだった。(コロナのせいかもしれないけれど)活動の匂いがしない。声もしない。園庭も使っていない感じ。でも、地域の中学校でも、小学校みたいな(活動の)作り方は無い。健常者の友だちと活動し、参加して楽しそうと思いたい。勝手な親の期待、気持ち。本人は気にしていないと思う。

先生:双子Bが属するグループの様子を見る。通常学級でのコミュニケーションが上手くいかず友達関係が築きにくかった子ども達は、支援学校を選ぶことが多かった。コミュニケーションの折り合いが付かなかった子達が、特別支援学校に行って、イキイキしていた。自分の必要な役割を与えてもらえて、イキイキしてた。その後、就労支援へも繋がっていた。様々な身体障害ある子ども同士が、お互いの障害を理解して助け合い、楽しく関わりながら過ごしていた。小学校をどう過ごせたかで、選択は変わってくる。双子Bが属せるグループがいれば楽しく過ごせる。肢体不自由特別支援学校では運動場の活動はほぼない。体育館の方が車いすの子たちも活動しやすい。教室の中に入ってしまえば、皆楽しそうに過ごしている。今まで送り出した子ども達は皆楽しそうだった。

先生:健常の同級生との関わりを重視して、すごいあの忙しい(中学校の)生活に送りこむのではなくて、中学校卒業後をどう過ごすか?を考えて。

母:就学相談で、(調査員の先生に)子どもの本当のキャラを理解してもらえるのか心配

先生:支援担当の先生が必死に伝える。医療的なフォローが必要な場合も、しっかり主張する必要がある。

保護者へのアドバイス

3年後の進路の幅が広がっている。
3年後の選択を狭めないように、選択肢を知る必要がある。中学校だけではなく、その後の進路を見据えて。手帳が必要になる場合もあるので、情報を集めておく。

(保護者の考えで選択される事を前提に、あくまでも先生のご意見として・・・)

お忙しい中、お時間を頂き、元教え子の保護者と話しにくいことを、真摯にお話して頂きました。ありがたい。

親だから!と子どもの進路を決めつけるのではなく、色々意見、情報を得て検討する事が大事。

と思う今日このごろ

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