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米津玄師さんの見ている世界を私も見てみたいから……(2020年8月8日&12日メルマガ)

 Facebookで以前に投稿した上の写真、私のYouTubeのおすすめリストで並んだサムネイルです。ガチャピンと米津玄師さんが好きすぎて、ガチャピンが感電してしまったというシュールな絵になっています。

 YOASOBIさんもナユタン星人さんもガチャピンに教えてもらった私でしたが、唯一、米津玄師さんだけは違いました(逆に、米津さんの動画を見まくっていたら、おすすめでガチャピンの「LEMON」が登場しました。YouTubeおそるべし)。

 ガチャピンとムック(ガチャピンちゃんねるのスタッフさん)の本家リスペクトに、たくさんの驚きと笑いをもらいました(何度動画を再生したかわかりません)。

 米津玄師……名前だけはあちこちで見ていて、おそらく2019年の夏に鳥取からの帰りの飛行機の機内で初めて「LEMON」を聴いて、美しい旋律の中に「ウエッ」とかノイズが入っていたので、変わったミュージシャンだなと思いました。

 ほかにもいろいろと米津さんにつながるサインみたいなのはあったのですが、ある日突然 “米津玄師、聴かなくていいの?” と声がして、YouTubeで検索して「LEMON」ではない楽曲を初めて視聴し、脳天を撃ち抜かれました(←表現が昭和……でもこれが一番的確)。

 選び抜かれた日本語が織りなす歌詞も、きれいな色や繊細な線のイラスト(心象風景のような映像)も、自分で全部手掛けているのだと知って、こんなすごい才能がこの日本に生れ落ちているとは何事だ!?という衝撃でした。シンガーとしての声にも恵まれてますし、ダンスもうまいですしね。

 いや、そしてこんなに売れているのにいまだ前髪を上げて目を見せない恥ずかしがりで(別の理由もあるのかもしれませんが……)、ごくごくまれにしゃべっているのを聞くと、おそろしくまっとうなことを訥々(とつとつ)と述べるので、すっかり虜になってしまいました。現代のアポロンです、彼は。

 (私のために恋人が歌ってくれている歌だと勘違いして聴いています。誕生日に1stと2ndアルバムを自分で自分にハピバスデー買いしました(←10代のガキみたいにおバカですね~。残りはクリスマスで、最新の5thは来年の誕生日にします(笑))。)

 米津玄師さんのここが好き!を語ったら熱にうなされたみたいになるのでこれ以上はやめますが、どの曲にも究極のパートナーシップと映し鏡としての自己探求、現世を生きる意味みたいな深いテーマがあります(米津さんの作品は、決してポップで甘ったるい歌じゃないんです。新曲「感電」もそれらを強く感じます。MVも圧巻の出来です)。

 米津さんは今まさに歩みを進めている途上にあって、作り出す詞もメロディもどんどん進化しながら模索を続けているのだろうなと思っています。

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 これはまた別の視点からの作品評価になりますが、米津さんの楽曲には松果体(しょうかたい)を活性化する力があるらしいのです。

 松果体??? なんじゃそれ、ですよね。


 松果体(しょうかたい)

 左右大脳半球の間にある卵形の小体。内分泌器官の一つで,視床の上部に属している。ノルアドレナリン,ヒスタミンなどのほかメラトニンと呼ばれるホルモンを分泌する。メラトニンは抗性腺作用,成長ホルモン抑制作用,プロラクチン分泌促進作用など視床下部-下垂体系の抑制作用を示す。松果体は,第3の眼ともいわれるように,下等動物では光を感じる器官で,動物の日周運動に関係あるものとされている。

(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より)


 「第3の眼」なんて言葉が権威ある事典に書いてあって、“え、それって額にあるといわれる超能力の目でしょ?” と思ってドキッとしますが、Wiki先生ですと申し訳程度にこんなことも言っています。


 松果体は、ヨーガにおける6番目のチャクラ(アージュニャーまたは第3の目)、または7番目のチャクラ(サハスラーラ)と結び付けられることもある。松果体は眠っている器官であり、目覚めるとテレパシーが使えるようになると信じる人もいる。

(ウィキペディア(Wikipedia))


 現代人の松果体は豆粒ほどだということですが、古代人は普通に誰もがもっと大きかったらしいのです。現代人は多くの化学物質の摂取で委縮しているのだけれども、まれに大きくなる人がいて、その際に他の脳の器官が圧迫される(頭がい骨が押される)ので頭痛がするということなのだとか……なるほど。人体に無意味そうに残っている器官が、人類の歴史上ずっと無意味だったというわけではないと考えれば納得できます。

 松果体は実際、エジプトの図像にも描かれていて(「ホルスの目」と呼ばれる図像のようです。松果体だというのが多くの情報で一致していました)、ピラミッドなど謎が多くとも高度と考えられるエジプト文明に関わっているならば、それはありうるだろうというのが私の結論です。

 事実、松果体のことは気になっていていました。なぜなら、地方都市で発症して以来、私にとって万能だったバ〇ァリンが効かないという、いままで経験したことない激しい頭痛が怖すぎてネットで調べまくったからです(もちろん、医師にもかかりました。一番疑わしい頸椎ヘルニアは継続的にみてもらいましたが異常はなかったのです)。

 頭痛の激しさと、痛みの部位や感覚が、ネットの情報でいくつも見た、松果体が大きくなるとか、身体の浄化で起きる現象によく似ていたので、そうかもしれないと思い始めたのです。

 最終的には、頭痛と同時期に食生活(化学調味料は特に注意しました)を変えてダイエットに成功したり、湿疹が出たりして体質が変わったのが実感できてもいたので、身体と感覚の変化の一環と認識することにしました。そうした中で、米津さんも知ったわけです。

 ちなみに、松果体と米津さんの楽曲の関連性というこの情報をどこ仕入れたかは伏せておきます。著書の文体がいまいち気に入らなかったのと、著者の人相がちょっと……だった(笑)のと、何より、見えない世界のことは、私はやはり鵜呑みにできないからです。

 占いのように体系化されているものならば、個々の鑑定師のテクニカルで論理的な説明、コミュニケーション的な力量で信頼ができるのですが、スピリチュアルや精神世界は怖いです。正直、いろいろな意味で戻って来れなくなったらどうしようという思いが常にあり、そういう人や話に近づくと私はビビッてしまいます。

 見えない世界の技術(?)に興味のある方に、“自分には何が向いているか(誰のところに行けばいいか)” と聞かれたこともありますが、はっきり「わかりません」と答えました。

 私もそういう能力があるという人の力をまったく体験したことがないわけではないのですが、それは予期しなかった偶然の出会いであったり、そうでなければ、それまでにその人の著書やブログを読み込み、自身の古典の研究で得た知見などとも比較したりしています(古代人は、神仏や超自然的な力と自身の身体や生活が近いところにあったため、良いものも悪いものもその体験は記録として残っているからです)。

 私はそれよりも、著名な芸術作品や、現代をともに生きる米津さんの歌や映像に触れることの方が、見えない世界の真実に近づける気がします。

 彼の作品には知性と、何よりも、他者への思いやり(「愛」という語だと勘違いがあるといけないのであえて使いません)があります。

 YouTubeの米津玄師さんのチャンネル、ついでながらガチャピンちゃんねるのコメント欄は、あたたかい言葉に満ちています。数が多いせいもあるから攻撃的なコメントが上位にあがってこないだけかもしれません(良心のある人たちが無視して過ごす可能性も否定できません)が、炎上するコメントやスレッドを見たことがありません。米津さんのチャンネルに至っては、世界中からコメントが寄せられています。

 若者たちを中心に、米津さんが見ているのと同じ、鋭い知性と美しい音楽・映像が描く、思いやりに満ちた世界を見てみたいと思って、人間の身体の感覚を最大限に開く器官であるらしい「松果体」が活性化するならば、それでいいんじゃないの?と私は思います。

〔原題「米津玄師さんの楽曲には本人にも知らない秘密があった!?」「謎の頭痛と松果体」〕

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