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できないことを無理してできるようにしない

最近、部下が受けた相談でこんな内容の話があった。
65歳以下の男性で妻からの相談。入院を機会に気力が低下し仕事を辞めてしまった。妻はリハビリをさせたいと思っている。
これから実際に自宅を訪問し面談を行う予定であるが、入院したのは2号被保険者が介護認定を受けられる特定疾病ではないらしい。
その相談を受け「病名を特定疾病扱いにできないかDrに聞いてみたいと思います」と部下から報告があった。

いやいや、それはドツボにハマる可能性があるから止めておいた方が良い。
Drが診断していない病名を公的な書類に書くことは私文書偽造に当たる可能性があるし、その話を持っていった時点でDrから「そんな不正はできない」と余計なトラブルになる可能性がある。
そもそも特定疾病でない2号被保険者は介護保険認定を受けられないルールなんだから、そのことを受け入れた上で支援をおこなうべき。
例えば自立訓練の対象者にならないか。良い機会だから障害のサービスの対象者にならないか調べておくといいよ。
それと妻が夫にリハビリをさせたいと言う話だけど、夫が気力低下している原因を理解してあげないと妻の頑張りに夫がついていけなくなってしまう可能性がある。
初回の面談の時にはその辺を気をつけて聞いてみて。とアドバイスをしました。

知らないということが意図していないところでトラブルを起こすことはままあります。
だからこそ日々勉強が必要ですね。

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