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ほうじ茶の焙煎具合チェック

新茶が揃い始めた6月
日本茶カフェは、新茶テイスティングで忙しくなってきます

そんな緑茶を毎日チェックしているSaténですが、
今回のメインは、新茶の茎を焙煎した”ほうじ茶”の焙煎度チェック

チャの茎は、甘味があって大変美味しい部位。
茎茶でも十分に美味しいのですが、
その部分を焙煎してほうじ茶に仕上げると、
べっ甲飴やカラメル焼きのような、丸みを帯びた香ばしい甘さのお茶に仕上がります。

「緑茶を焙煎すればほうじ茶になる」
のは間違いないのですが、この「焙煎」という技術は本当に難しい。
(そうわかっていつつも、毎回、焙煎のプロに色々と細かいことを言ってしまい申し訳ない・・・)

ここからの写真は、カフェに茶葉が到着する前のテイスティング写真。

ほうじ茶にするための材料・茎茶は、その年によって出来が違いますし、
新茶と熟成させた茶葉では、焙煎の加減も変わってきます。
焙煎ムラの原因になったり、
「前回と同じ焙煎度」
「前回と同じ色味」
では、安定したクオリティを引き出せない難しさ。

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また、焙煎だけでなく、
その前の作業であるパーツ分けがうまくいっていないと、
細かい茶葉が焙煎時に焦げてしまったり、
太い茎が期待の焙煎度にはいかず青臭みと生臭さが残るという、
残念な仕上がりになってしまう事もあります。

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ほうじ茶ってリーズナブルな印象があるけれど、
かなりプロフェッショナルの焙煎技術が出てくる茶種!

カフェでは、
「一年中、均一クオリティなほうじ茶」
を提供することが大事。
なので、年に何度もほうじ茶の焙煎チェックを行っています。

今回の焙煎日は6月9日。
焙煎したての時はとがった焙煎香ですが、少し日にちを置くと風味が落ち着いてきます。


今回は、一発合格!
よかった!!!!!!!!

お店によって、
焙じる前の原葉選びから焙煎度合い、
飲みごろのタイミングなど、様々に調整されているほうじ茶。

皆様も、ぜひ、様々な日本茶専門店へ行って、
「好みのほうじ茶」
を見つけてみてくださいませ。

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