#SaveOurSpace|FAQ

#SaveOurSpace の活動についてよくいただくご質問、ご意見について私たちの見解をまとめました。

Q.どのような人達による活動なのですか。また、賛同人にはどのような人がいますか。

発起人についてはこちらのページをご確認ください。
#SaveOurSpace|活動趣旨及び発起人
賛同人にはミュージシャン、DJ、ライブハウス経営者、レコードショップ経営者、俳優など、文化に関わる様々な方がいらっしゃいます。賛同人の一覧はこちらをご覧ください。
#SaveOurSpace | 賛同人一覧


Q.そもそもどうして助成を求めるのですか?

まず、助成を求める理由は、政府によりライブハウス、ナイトクラブ、劇場などの文化施設の営業に対する「自粛」の要請があり、その要請に対応するためです。

新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の感染拡大阻止のためには、クラスターの発生源とされる「『換気の悪い密閉空間』『多くの人が密集』『近距離での密接した会話』の三つの密がより濃厚な形で重なる場所」(いわゆる「3密」)を回避する必要があり、3密の発生しやすい場所であるライブハウス、ナイトクラブ、劇場などの文化施設を一時的に営業停止する必要があります。
感染拡大防止という目的は、社会全体の問題として取り組む必要があり、そこに税金などを投入するのは必然のことと考えます。


Q.なぜクラウドファンディングをしないのですか?


私たちが訴えているのは新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の感染拡大を防ぐために、3密の発生しやすい文化施設の営業を停止することです。補償が確約されていない状況では営業せざるを得ない事業者も多く、一時的な営業の停止を実現するための補償を訴えています。

そのうえで、各文化施設がクラウドファンディングを行うかどうかについてはそれぞれ個別で判断すべきものと考えます。ただし、文化施設の利用者のみなさんからの寄付を募るということは、利用者のみなさんをもまた苦しめることになりかねません。今回の新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響だけでなく、昨年の消費税増税の影響もあり、すでに生活が苦しくなっている人同士で支え合うということには限界もあります。

また、各地で飲食店を救うためのクラウドファンディングなど、複数の店舗をとりまとめてのクラウドファンディングが実現していることも存じております。

SaveOurSpaceがクラウドファンディングを行うべしとの声もありますが、私たちの目的は、あくまでも政府の助成を実現することです。クラウドファンディングを用いて、市民のお金を文化施設に再分配することは私たちの目的や手段ではありません。

Q.文化を守る活動よりも、命に直接関わる感染防止策や医療機関などへ資金を回すことが先決だと思いますが。


人が集まる文化施設を閉鎖することがクラスターの発生を防ぎ、感染防止することにつながるので、この活動も感染防止策の一環であると考えています。ひいては医療への負担軽減にもつながります。自粛を要請するだけではさまざまな理由から営業せざるを得ない事業者があり、補償のない状態で営業の停止をしても金銭的な問題が生まれ、二次被害が出ることが懸念されます。

医療崩壊を避けることが最重要課題ではありますが、多くの産業が潰れることの社会的影響の大きさ、これにより従事する人たちが経済的に暮らせなくなることも人命にかかわる課題の1つといえます。医療崩壊を避けるために、文化施設の一時的な営業停止が必要であり、それによる従事者の経済的困窮を食い止める必要があります。

今まさに苦境に立たされている文化産業を支えなければ、近い将来、連鎖倒産などが相次ぎ、多くの雇用が失われる状態が拡大するでしょう。これによって、生活保護などの社会保障費の負担が激増しかねないといえます。

最後に、文化と人命を二者択一のように捉えてはいません。SaveOurSpaceの活動は両方同時に救うことを目指しています。

Q.集まった署名は具体的にどのように活用された(今後される)のですか。


4月2日午前、302,536筆の署名を持って、政府・与野党協議会へ出席する議員の皆さんへ窮状を訴えてきました。(詳しくは活動報告をご確認ください)。
与党対野党の構造ではなく、超党派で取り組んでもらうためにこの方々へ届けました。

大阪府や東京都などでも支援の動きが始まっているので、地方自治体への署名提出も検討中です。


Q.今後どのような活動をしていきますか


いただいた署名を与野党様々な国会議員の方にお届けし、実効的な政策に落とし込んでいただくため、多方面から活動を展開していきます。その経過はみなさまに逐一報告させていただきます。

また、研究者の協力を仰ぎながら文化施設の被害の実態を調査しております。それらの調査結果は今後、公表していくつもりです。政府や自治体から出ている支援策についても周知するなど、ある種のメディアとしての役割も果たすつもりです。

また、活動を通じて得たコネクションや発信力を用いて、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のための啓蒙活動や、みなさまのご自宅での待機期間中に、ささやかな楽しみや喜びを提供できるような活動を展開していきます。文化は私たちを人間たらしめているものであり、私たちは文化の力を信じております。このような状況下において、微力ですが、私たちにできる範囲で、私たちのやり方で、社会に貢献できればと考えております。

自粛と経済の狭間で苦しんでいるのは、文化施設だけではありません。飲食店や宿泊施設、商業施設などあらゆるスペースに携わってこのような問題に直面し、声をあげている、あるいは、声をあげようとしているみなさまと連帯して行きたいと考えております。


あらゆるお店が、感染拡大防止のために安心してお店を閉めることができるための支援を政府に求める活動を、業種や領域を超えて展開できればと考えております。

Q.SaveOurSpaceの活動を支援するために、署名以外にできることはありますか。


まだまだ発足後間もなく人手が足りない状況です。いろいろな分野で協力をしていかなければいけません。できることがあれば、ぜひSNSなどを通じて声をかけてください。この活動を周知してくださることも力になります。YouTubeなどのオンライン投げ銭を通じた金銭的援助も助かります。

また、ライブハウス、ナイトクラブ、劇場以外のあらゆる空間を用いて商売されている方で、同様の問題を抱えている方は是非一緒に声をあげる術を模索していただければと思います。