climbgrow VS kobore

2021年9月17日 21:03

ライブレポート

大好きな2組のバンドのツーマン。行く以外の選択肢がなかった。
こんなにも今を生かされてる、生きてるなあと心底感じさせてもらって心と体が震えるほどのものを見せてもらえて、まだまだ見たい景色があるなあと思った。

kobore

koboreはSEなしで出てきてメンバーが自分の位置についた時からもうソワソワが止まらなかった。1曲目から「幸せ」は反則だった。この上ない幸せをもらっちゃったよ。初っ端から。いつか大声で「幸せだ」って歌いたいな。そのいつかを信じて生きなきゃ。この瞬間を忘れちゃダメだなあ。ほんとに当たり前じゃないと思った。駆け抜けるように続いた「FULLTEN」と「HEBEREKE」自分の振り上げた拳に自分がkoboreが大好きなこと、恥ずかしがり屋な自分がこんなにも感情むき出しになれてること、なんだか嬉しかった。「この夜が永遠に続けば良いと思う」その通りすぎるよ…「1秒1秒、時間は過ぎ去っていくものじゃくて積み重なっていくものだと思う」って赳くんが言ってくれた。特にこんな日は、終わって悲しい、じゃなくてこの幸せを積み重ねていくんだ。そう思うとライブがもっともっと楽しくて幸せに感じた。この言葉の後「スーパーソニック」だったかなあ。「時間は巻き戻せないのにね早送りはできるみたいなんだ」の部分の赳くんの歌い方が好き。気のせいかもしれないけどいつもよりもこの曲が遅く聴こえた。気のせいだと思うけど、ほんとに「あぁこのまま時間よ止まって」と思いすぎてたからかもしれない…そして次！個人的に聴けて嬉しかった曲！！それが「ミッドナイトブルー」曲名言われた瞬間に友達の方見たら友達も口抑えてたなぁ。聴きたいって話してたから隣で聴けて嬉しかった。この曲のそらくんのベースめちゃくちゃ好き…そして次、、1番聴きたかった「ナイトワンダー」感情が抑えきれなくてつい隣の友達を叩いてしまった…2人で声に出せないけど目で会話した。好きすぎて言葉にできない…イントロからもう好きすぎて…MV何回も見たなぁ。何回も泣いた。koboreの夜曲はもう泣き確定だ…と思ってたら次にかつきくんのドラムで「夜に捕まえて」ってことが分かった瞬間に私の心が叫んでた。「夜セトリやないかー！！！！！！！！！好きすぎて涙腺がー！！！！！！」この曲聴きながら色々考えてしまったなぁ。辛い時、寂しい時、傍に居てくれてたらなあ…拳に自分の気持ちを全て詰め込んだ。続いた「夜空になりたくて」安藤さんのギターがもう…たまらなくすき…絶対安藤さんのギターファン多い、、あと安藤さんのコーラスが大好きです。赳さんが「climbgrowの地元のライブハウスに呼んでもらえて嬉しいです。B-FLATに来たのは2回目でずっとこの床を覚えてる。初めて来た時ガラガラのライブハウスだった。あの頃から見ててくれた人達はわかるよな。あの頃は申し訳ない気持ちもあった。同世代なのに俺たちは何やってんだろ、とか色々思ってたりもした。今は規制とかもあるけどこんなにもたくさんの人が来てくれてる。本当にありがとう。」と色んな想いを言葉にしてくれた。「テレキャスター」では「閃光ライオットで見たclimbgrowがかっこよかったんだよな」と歌ってくれた。2ヶ月前のツーマンでもそう歌ってくれてたなあ。愛だなあ。そこで涙が溢れた。「何度転んでも立ち上がれまた歌いに来てやるから」この言葉に心底救われた。次があるって嬉しいな。約束だよ。「君にとって」を歌い始めた時心拍数が上がった。「どうしようもないくらいに1人になりたい時はありますか？」と胸ぐらをつかみながら歌う赳くんに涙腺が緩んだ。目の前にいるお客さんに向かって真っ直ぐに歌ってくれる姿は本当にかっこよくて、やっぱり涙なしでは見れないなあ。「僕には笑ってくれる人がここにいたんだよ」とフロアを指さしてくれた。あなたのおかげで笑えるんだよ、本当にありがとう。「終わりたくないなぁ」という赳くんの姿に「あぁ、、終わっちゃうのか寂しいな…」なんて気持ちが溢れた。ここで持ってきた曲が「ヨルノカタスミ」せこい。感情溢れる姿、「この目はあなたを見ていたいこの手はあなたと繋ぎたいこの耳はあなたの声を聞きたいこの鼻はあなたの匂いを嗅ぎたい」ここで声だけではなく体で表現する姿に心打たれた。「俺は声が枯れるまで歌うよ。中途半端に終わらす方がかっこ悪いと思ってるから」(ニュアンス)叫んで声を枯らすとかじゃなく一人一人の耳と心に届くように自分の声をマイクに通して歌ってくれた。「今日のために頑張れたって奴最高だと思う。光がさしますように。」この言葉の後「窓に光が射した〜」と歌って終わった「ヨルノカタスミ」が最高すぎたんだ。最後は「アケユクヨルニ」序盤のアガる曲とは違うバラード曲なのにしっかりと体に響く音圧、「声が枯れるまで歌う」この言葉通りの演奏だった。4人がこれでもかってくらいに自分の楽器を弾き、叩く姿にただただ圧倒された。ずっと見てられた。これが魂の音楽だ、そう思った。

「マスクと10万円があれば生きていけるとわかった。そこには音楽があったからだ！！」この言葉に心臓のど真ん中を撃ち抜かれた。私にとってこの言葉にあった「音楽」はkoboreの音楽もしっかりと含まれてる。家にひきこもってた時ずっとMVを見漁ってた。2020年7月19日、5ヶ月ぶりのライブだった。こんなにもライブに行けないなんて私は想像もしてなかった。大阪城野外音楽堂でkoboreを見たんだ。あの日のことを思い出した。あの日のこともこの日のことも一生忘れないだろうな。「ここから持ち帰るもんなんてない。今を伝えに来た」ライブハウスの中だけは自分に素直で在りたい。今だけは何もかも忘れて楽しみたい。そう思っていつもライブハウスに足を運ぶ。やっぱりこの日も救われちゃったなあ。

追記：TIGHT ROPE、あ(笑)climbgrow呼んでくれてほんとにありがとう。違うんだ、さっきTIGHT ROPE Tシャツいいっすねーって話してたから(笑)
この間違えに今更ジワジワきてる。

climbgrow

後攻のclimbgrow。リハから新曲のMAYBEで音出しをしててそれだけでもうテンションが上がっていた。会場BGMが流れてる間のお客さんのソワソワ感がSEが流れてからはワクワクの感じがたまらなく好き。SEだけでもノリノリになってるclimbgrowのファンのclimbgrowに対する愛とか好きな気持ちがメンバー出てきてないのに伝わってきてそれだけで胸熱。この日も最高のフロアだった。始まった1曲目は「koboreってほんま優しいよなぁ、優しい曲を」と言われ始まった「LAVENDER」climbgrowファンの抑えきれない感情が目に見えてマスクの下でニヤニヤしてしまった、というか私も足をバタバタさせてしまった。ため息が出るくらいに良い曲…幸せのため息で溢れた。ライブ中どこかで「赳っていつも笑顔でライブするよな〜」みたいなことを泰誠さんが言ってた。この曲の「あの日は星も無い夜でさ何故だか妙に悲しくてさそんな事も忘れさせるさ君の笑顔が見れたなら」この歌詞と繋がったというか、やっぱり笑顔って人を幸せにできる武器だなあと思った。2曲目に「LILY」優しく包み込まれたフロアは泰誠さんが「LILY」って叫んでからとんでもない熱量でステージのclimbgrowもフロアのお客さんもぶち上がってたなあ。そして次、「2021年9月12日VS kobore」(と言ってたはず)この言葉正直最後まで聞き取れてない自分がいる。もっくんのドラムで日付を言うのを察して興奮をどう抑えるか必死で最後まで聞いてなかった限界オタクでとても悲しいです。ぶち込みに来ましたー！！！って言うと思ってたけど言ってなかったぽいです。いつか聞きたい。「THIS IS」ライブに何回も行ってると音源を聴いてるだけでなぜか泰誠さんの「アイアイアイアイ？オイオイオイオイ？」が聴こえてくる。幻聴です。「So,this is 不満許可がないとロクに喋れない馬鹿」の「許可がないと」の所で敬礼する泰誠さんがとても好き。この曲で1番暴れてたのはフロアのお客さんではなく間違いなくチェンさん。あんなに楽しそうにライブされたらこっちも黙ってられない…曲終わってからのMCで「なんかぶっ飛んでたけど大丈夫？」とチェンさんの方を見て話す泰誠さん。「いやー、やべえわ。kobore最高ー！！！！」と笑顔で叫ぶチェンさんに笑みが溢れた。対バンって最高ー！！！「暑くないですか？あんなに汗かいてるkobore初めて見たわ。ビーフラット空調おかしなったんちゃう？」と話す泰誠さん。汗かくほどフロアは熱気に包まれてた。そして次！次！！聞きたかった言葉。「その先で待ってるぜDOOR」待ってました。今日は待ってましたが多すぎて大変だった。「おおおーおおおお〜おおおーっおおーおっおーおっー」って始まるのカッコよすぎる。(語彙力欲しい)泰誠さんの声がじわじわとビーフラットを支配していくような、いや、支配されてるんだけどより空気が濃くなるというか。あの始まり方がほんとにかっこいい。ギターとドラムの相性が半端なさ過ぎてこの曲中はずっとドラムに合わせてノリノリになってる。そのまま「ついてこい閃光」かっこよすぎる…個人的に「CULTURE」のツアーでclimbgrowの曲で好きな曲上位になったこの曲。なによりも和嗣さんのギターが最高にかっこいい、、毎回痺れる。「今」を生きてるけどその「今」ってのは過去があっての「今」で現在を生きて、そして1秒先にはすぐ未来が待ってる。なんだか自分の人生を後押ししてくれてる。そう思える曲で戦わないとって思わされる。心奮わされる曲。泰誠さんがどこかのタイミングで「koboreが言ってたけど1秒1秒過ぎ去っていくんじゃない積み重ねていくもんや」仲間のライブを見て自分の口からも言いたい、伝えたい、忘れないように自分の心にも刻んで、お客さんに伝えてくれる姿が嬉しかったし忘れたらダメだなあと思った。まさに「今から俺を見ててくれそれだけでいい」この歌詞の通り。「閃光」に続いて曲名を言ってから始まった「KLAXON」も最高にかっこよかった。
「またパンパンのライブハウスでライブしたいなぁその日が来ますように MONT BLANC」この言葉に泣きそうだった。優しい曲。「世界の終わりが来てもまたkoboreと歩きたい」って歌ってるところに愛しか感じなかった。最後に強いんだけど、でも優しさがあって儚く消えていくような「世界の終わりが」と歌う泰誠さんに毎回泣きそうになる。優しい曲はチェンさんのベースがめちゃくちゃ心に届いて響く。そのまんま「窓」に続いた。なんだか誰かを思い浮かべて聴いてしまう。なんだか寂しい気持ちになる時がある。でもこの感情も大切にしたいと思わせてくれる。そんな曲。ライブハウスで聴くのも最高だけどいつか野外で日が落ちた頃に聴きたい。「最高の夜にしようぜ」と言われてもしやー！？？？と思ったらギターが鳴り「極彩色の夜へ」と叫ばれて思考停止。climbgrowを知るきっかけの曲なので本当に大切な曲。あの場で聴けたのが嬉しかったなあ。心做しか手拍子が早く感じたのはフロアのお客さんの嬉しさが先走ってたからだと思う。音源も最高だけどやっぱり生のライブで目で見て耳で聴いて心で感じて欲しい。心踊らされる瞬間がある。踊らされる瞬間だけじゃない、震わせられる瞬間も。この時ギターの弦が切れてたらしく「弦切れたし神田さんにギターの弦変えてもらお、でもあの人ベーシストやからちょっと不安らしい」とマネージャーの神田さんの話がちょくちょくライブで聞けるのが地味に楽しみになってる。そう話してる間に「滋賀のThe Over Sensationのギターが来てくれました。ありがとうなぁ。こんなことしたくないやろうになあ。ごめんな」と同じ滋賀の仲間であるThe Over Sensationを紹介。そにも愛を感じた。めちゃくちゃかっこいいバンドなので聴いて欲しい！この時「ギター使わん曲2曲やるし」と言われてから脳内で何をやるのか考えてた。1曲目は「BANG BANG BANG」この曲のギターも最高に好き。もう暴れるしかない。和嗣さんのクールすぎる表情であんなかっこいいギター弾くのせこいなあと毎回思う。この曲の時フロアのお客さんハワイまで飛ぶ勢いでジャンプして騒いでる。あのフロアが最高にすき。この曲で叫ぶチェンさんも最高。一緒に叫びたくなる。ダメだけど。そして次は雨が降りました。「RAIN」climbgrowの曲はなんでこんなに入りのギターからかっこいいのか…「RAIN」の時音に合わせて拳をあげるのが最高。おかげで腕はパンパンです。この日1番覚えておきたかった言葉たちを沢山くれた。なんだか救われすぎて、心から救われすぎてライブハウスを出て家まで泰誠さんがくれた言葉を持ち帰ることが出来なかった。悔しい。でもkoboreの赳さんが「ここから持ち帰るもんなんてない今を歌いに来た」(ニュアンスですが)と言ってくれたから「今」を届けてもらって自分がこんなにも救われた。と思えたならよかったのかなとも思う。完璧な言葉ではないけどニュアンスでも伝えられたなあと思う。「仕事頑張ってきたやつも他のこと頑張ってきたやつも色んなことがあるけど俺らが音楽続けてる限りまた会えるから。〇〇(泰誠さんのお友達)どこいるー？中学の時の友達なんすよ。だからこうやって俺が音楽続けてたら会える人もいる。俺らはずっとここで歌ってる。愛をこめてビーフラットに歌います。」VS企画、こんなにも愛に溢れた企画はないなあと思う。この時のMCにも色々考えさせられた。あとここだったかな、「koboreになくて俺らにあるものもある。バンドってそういうもんなんです。」と泰誠さんが言ってた。お互いに持ってるもの、持ってないものを出し合う、見せあって高め合うのが対バンなのかなあ、このVS企画なのかなと思った。自分たちが持ってるもの全力で見せてくれる姿が最高にかっこいいんだ。本編最後に「ラスガノ」この時の泰誠さんの言葉にもまた救われた。「ライブハウスのドア開けて出たら終わりなんかじゃなくて、憂鬱な世界が待ってるかもしれんけど俺はみんなの背中を押したい。」ここもニュアンスですが最高の言葉を届けてくれた。この言葉のおかげで「1秒1秒過ぎ去っていくんじゃない積み重ねていくものだ」って言葉がまた重なって重みになった。「此処からが勝負だ」なんてカッコイイ言葉、歌詞、曲なんだ。この曲の照明がたまらなく好きだった。本編はここで終了。余韻に浸りながらアンコールを待つ。隣にいた友達の方をむくと真っ先に「かっこよかった」と言ってくれた。ライブを見れたことよりもこの言葉が1番嬉しかったかもしれない。幸せなことに今回はダブルアンコールがあった。1回目は「SEPTEMBER」泰誠さんが「早く終わらせよか」この言葉に、今9月だし、この曲だろ！！と察した。あーー終わっちゃう、、でもこの日は終わる寂しさよりも「今」目の前の瞬間を焼き付けることに必死だった。逃しちゃダメだ、背中を押すと言ってくれたこの言葉のおかげで後のことを考えず楽しめた。ダブルアンコールでは「風夜更け」泰誠さんが「暇やしギター持っとこ」この言葉に和嗣さんが「？」の顔をしてた。「え、風夜更けやろ？」と泰誠さんが言った瞬間のファンの隠しきれない動揺。音源もかっこいいけど生の「風夜更け」は言葉で言い表せられないほどのもの。確かめに行って欲しい。毎回聴けるわけではないけど、本当に凄まじい。climbgrowが好きな人だけではなく目の前にいる人みんなの心のど真ん中をぶち抜いてくる。「貴方だけが貴方を貫けるんだ」この日を締めくくるのに最高の曲だった。

climbgrowとkoboreの「今」を届けてもらった。いつだってバンドは「今」を伝えてくれてるのは分かってる。でもこの日は後先のこと考えなくていい、俺らが目の前にいる間は無敵だ。どんな世界が待っていようと音楽を続ける決意と再会を約束してくれた2組の最高のバンドに大声で感謝の気持ちを伝えたかった。まだまだ状況は厳しいかもしれない。それでもこうやって戦い続けてくれてる、音楽を届け続けてくれてる。あの日目の前にいた人たちだけじゃない、まだ自分たちのことを知らない誰かにも届け、届けと歌ってるようだった。夢みたっていいじゃないか、いつまでもどこまでもこんな最高のロックバンドたちと歩み続けたいよ。最高の日をありがとう。

この日聴けた曲で個人的に好きな曲のMV載せときます！

climbgrow 「極彩色の夜へ」