ポン酢戦争

時々夫婦喧嘩をすることがある。

今回はその名も「ポン酢戦争」

鍋の季節、せっせと台所に立ち鍋の準備をする夫。
フランス人とは思えないほど、せっせと手際よく、ネギを切り、豆腐をお皿に盛ってと次々と準備を進めていたその時、


夫「ポン酢がほとんどないね。」
私「あ、そう」 聞き流した。 
というより息子の世話にいそがしく、適当な返事をした。

いざ、食べようと思うと、なぜか私のセットには胡麻ドレが置いてある。

私「ポン酢は?さっきの?」
夫「ここだよ」 

自分の器に入っている。

私はすかさず、「なんでそうやって少ししか残ってない貴重なポン酢を自分一人で食べようとするの?」

夫の言い分は、食事の用意をしている方に権限があるから、自分はポン酢をもらうにふさわしいという内容だった。

それは日本人にはない発想。 人よりも自分優先としか思えない。
それは、あなただけの事なのか、フランス人の考え方なのか、家族の教えなのかはっきりしてほしいと迫る私。

夫の言い分はフランス人の教えであり、親もそうだった。と。。

それでは、その教えを息子にも教えるのか?と聞いてみたらそれは、しない。

最終的には「ごめん。。。こういう自分がいやだからまた、同じことがあったら指摘してほしい。。」
と夫が折れるものだから、喧嘩は大きくは発展しなかったのだけれど。。

自分より相手を思いやる気持ちってのを、食欲に負けず常に冷静に見てほしいなと思う。

内心、日本人の最後の一口が食べれない気質にもうんざりしていたこともあるので、気にせず食べれてしまうタイプの方が、世の中はうまく生きていけるのではないかとも思っている。

この問題って実は根深い。

ただ、いつもGiverでいてほしい。 Takerにはなってほしくないと願うことに変わりはない。




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