料理したくない日の銀だら弁当|食費月15万円の自炊日記~贅沢せず、かといって節約もせず~#7
クリスマスの六本木
東京ミッドタウンは、クリスマスツリーを見に来た恋人たちに占拠されていた。一人で歩いているのは私だけ? 手をつないでいるカップルとカップルの間をかいくぐり、予約の時間に遅れまいとネイルサロンに急ぐ。
自分のご飯は自分でつくるが、爪のお手入れは難しいのでプロにお願いしている。きれいなカーブをつくり、甘皮を処理してもらうと、短爪でも大人っぽく!(すでに十分大人だけど。)
ネイルサロンの帰りは、いつも地下のイートイン兼テイクアウトの飲食店街でお買い物をしている。ミッドタウンはどの店も美味しい。海鮮丼、タコス、九州のうどん屋さんの天ぷら…。
通りすがら横目でチェックすると、どこも恋人や家族連れが列をなしている。今日の目的のお弁当が売り切れないかどうか心配になる。
混雑はすさまじく、クリスマスツリーのために、交通規制が張られていた。ツリーには惹かれないけど、20年前だったら、私もわちゃわちゃしながら並んだのだろうか? いいや。きっと20年前も「寒いな」とか「お腹すいた」とか「帰りたい」とかネガティブなことを考えていたと思う。
今年最後のネイルケアを終えて、まずは、TIME&STYLEで買い物。お正月用の器をもっていないので、手ごろなのがないかな、と物色。
重箱は要らないが、ちょっとだけ正月気分に浸れて、普段も使えるものを探していた。私の家族構成・ライフスタイルにピッタリのものがみつかったので、ウキウキしながら地下に移動。
ちょっと迷ったが、鈴波の銀だら弁当を入手。ずっと「西京焼き」だと勘違いしていたが、粕漬けらしい。時々食べるちょっと贅沢なお弁当は、メインももちろんだが、副菜が楽しみ。
魚に魚を組み合わせる
ミッドタウンでチキンでも買おうと他の店ものぞいてみたが、売り切れていた。全体的に品薄の商業施設。すべての食料が買い占められている。この状況からさっさと逃げるために地下鉄に乗り込んだ。
地元のスーパーはクリスマスからお正月モードへの切り替えフェーズのようだ。クリスマス2割、お正月8割。
ミッドタウンとはうって変わり、のんびりした店内でお酒とおつまみを探す。銀だらはあるけど、もうちょっと魚が食べたいなと思い、こちらを購入。理想の組み合わせではないけど、食べたいものをかごにいれたらこうなった。
お気に入りの加賀鳶
この日は福光屋の加賀鳶にした。このお酒も毎月1本は飲んでいる。行きつけのスーパーにはたくさんの種類の日本酒があってどれもおいしいのだが、ついついお気に入りのお酒ばかり選んでしまう。
紅白なますを食べながら、お正月のことを考えた。おせち料理をつくるわけでも、買うわけでもないが、2-3品は縁起物を用意したい。
夫は毎年大みそかにお寿司をテイクアウトしてくる。大晦日に伊勢丹のデパ地下に乗り込むなんて理解できないが、どうしても食べたいらしい。
そして帰宅すると、戦利品の数々をみせながら、いかに奮闘したか語り始める。私は話を聞いていないことが多い。
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