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料理したくない日の銀だら弁当|食費月15万円の自炊日記~贅沢せず、かといって節約もせず~#7

2022年12月25日(日)。
ネットスーパーに注文を入れた。夕方には肉も野菜もトイレットペーパーも到着するので、ここ数日の心細さからついに解放される。
食材は入手できるが今日は料理をしたくないので、所用で六本木に出かけるついでにお弁当を買ってくることを朝から決めていた。

クリスマスの六本木

東京ミッドタウンは、クリスマスツリーを見に来た恋人たちに占拠されていた。一人で歩いているのは私だけ? 手をつないでいるカップルとカップルの間をかいくぐり、予約の時間に遅れまいとネイルサロンに急ぐ。

自分のご飯は自分でつくるが、爪のお手入れは難しいのでプロにお願いしている。きれいなカーブをつくり、甘皮を処理してもらうと、短爪でも大人っぽく!(すでに十分大人だけど。)

ネイルサロンの帰りは、いつも地下のイートイン兼テイクアウトの飲食店街でお買い物をしている。ミッドタウンはどの店も美味しい。海鮮丼、タコス、九州のうどん屋さんの天ぷら…。
通りすがら横目でチェックすると、どこも恋人や家族連れが列をなしている。今日の目的のお弁当が売り切れないかどうか心配になる。

混雑はすさまじく、クリスマスツリーのために、交通規制が張られていた。ツリーには惹かれないけど、20年前だったら、私もわちゃわちゃしながら並んだのだろうか? いいや。きっと20年前も「寒いな」とか「お腹すいた」とか「帰りたい」とかネガティブなことを考えていたと思う。

今年最後のネイルケアを終えて、まずは、TIME&STYLEで買い物。お正月用の器をもっていないので、手ごろなのがないかな、と物色。
重箱は要らないが、ちょっとだけ正月気分に浸れて、普段も使えるものを探していた。私の家族構成・ライフスタイルにピッタリのものがみつかったので、ウキウキしながら地下に移動。

ちょっと迷ったが、鈴波の銀だら弁当を入手。ずっと「西京焼き」だと勘違いしていたが、粕漬けらしい。時々食べるちょっと贅沢なお弁当は、メインももちろんだが、副菜が楽しみ。

開けるときが楽しい。

魚に魚を組み合わせる

ミッドタウンでチキンでも買おうと他の店ものぞいてみたが、売り切れていた。全体的に品薄の商業施設。すべての食料が買い占められている。この状況からさっさと逃げるために地下鉄に乗り込んだ。

地元のスーパーはクリスマスからお正月モードへの切り替えフェーズのようだ。クリスマス2割、お正月8割。
ミッドタウンとはうって変わり、のんびりした店内でお酒とおつまみを探す。銀だらはあるけど、もうちょっと魚が食べたいなと思い、こちらを購入。理想の組み合わせではないけど、食べたいものをかごにいれたらこうなった。

私のアカウント名は「さばかんな」だが、noteを始めた当初、鯖缶ばかり食べていたことに由来する。さばうまい。
塩辛はあまり買わないが、ビビビッときて即断。
私だってクリスマスがしたい。

お気に入りの加賀鳶

この日は福光屋の加賀鳶にした。このお酒も毎月1本は飲んでいる。行きつけのスーパーにはたくさんの種類の日本酒があってどれもおいしいのだが、ついついお気に入りのお酒ばかり選んでしまう。

迷ったら加賀鳶。
なますに黒豆。銀だら弁当はお正月仕様になっていた。
安定のうまさ。
余熱した250度のオーブンで10分温めたら、カリッカリ、サクッサクに。期待していなかったけど(スーパーの人ごめんなさい)、スパイスの味つけも肉の弾力もよくて、とてもおいしかった。クリスマスといわず、レギュラー商品にしてほしい。
魚の骨をとり、身をほじくり、チビチビお酒飲んでるのが落ち着く。

紅白なますを食べながら、お正月のことを考えた。おせち料理をつくるわけでも、買うわけでもないが、2-3品は縁起物を用意したい。

夫は毎年大みそかにお寿司をテイクアウトしてくる。大晦日に伊勢丹のデパ地下に乗り込むなんて理解できないが、どうしても食べたいらしい。
そして帰宅すると、戦利品の数々をみせながら、いかに奮闘したか語り始める。私は話を聞いていないことが多い。


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