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賃貸か?持ち家か?

永遠のテーマと言っても過言ではないこのテーマについて書こうと思います。

家を建てる前の住まい

家を建てる前は東京23区内の1LDKのアパートで夫婦2人で暮らしていました。東京以外の人からすれば夫婦で1LDKの時点でかなり狭いと感じると思います。しかも、私たちのアパートの面積は30平米強と1LDKの中でもかなり狭い部類です。

しかし、築浅であることや、(偶然にも)デザイナーズ物件であることや、かなり都心に近い場所にあり、駅からも5分以内の好立地ということもあり、若干狭いとは思いつつも夫婦2人で住んでいる分には満足な条件でした。

2人で住んでいる分には満足でしたが、我々も30代。子どものことや将来のことも考えざるを得ません。もし、子どもが出来たらさすがにこの家では狭くなるのは確実です。また、小さい子どもを抱えながら物件を探したり、引っ越したりというのも難しそうです。そもそも、賃貸と持ち家、どっちがお得なんだろうということすらよく分かっていませんでした。

家を検討したきっかけ

ネットで調べて見ると「賃貸の方がお得」という意見と「持ち家の方がお得」という意見に真っ二つに分かれています。

記事はこの他にもたくさんありますが、普遍的な結論は出ていません。実際のところは自分たちのライフスタイルや求める生活によってどちらがお得なのかが決まると考えるのが妥当なようです。そこで、自分たち家族の将来のことを考えるにあたって、どこに住むのか、どんな家に住むのか改めて考えようと思ったのが、家作りをすることになったきっかけです。

賃貸か持ち家か

今回のテーマに話を戻しましょう。賃貸か持ち家かというのはそう簡単に答えが出せるものではありませんが、家を建てるブログをやっているのですから、当然、私たちの出した結論は「持ち家」です。

その理由は、将来の家賃を考えたら、家を買って毎月返すローンの額とあまり変わらないという試算になったということです。もちろん、どんな家に住むかによってもこの試算は大きく変わってくるのですが、私たちが試算した主な条件は、

・夫婦2人+子ども○人で住める間取り
・それぞれの職場へのアクセス
・日常的によく行く街までのアクセス
・最寄り駅から徒歩10分以内
・潔癖なので比較的築浅

です。これらを考慮して都内の賃貸を検索して出てきた家賃をもとに検討したところ、賃貸も持ち家もほとんど差がない可能性が出てきました。さらに、持ち家を戸建てと仮定した場合、土地を資産として計算すると圧倒的に持ち家の方がお得という計算に!

ただし、どんな土地を選ぶのかによってこの結論は大きく変わる可能性があることに注意が必要です。私たち夫婦は都心に近く、駅からも近いという地価が下がる可能性が低いであろう土地を想定していますので、そうでない土地で考える場合には賃貸の方がお得になる可能性もあります。

マンションか戸建てか?

持ち家と言っても、マンション、建売、注文住宅と選択肢は多様です。中古か新築かという選択肢もあります。当初は中古マンションか中古戸建てを購入してリフォームするということも考えていましたが、結果的に注文住宅で新築戸建てを選択することになった最大に理由は、想定しているエリアの中古マンションが高すぎるということです。

なんと、新築戸建てよりも安くなるのは、中古マンションの中でも築30年あたりが最低ラインになってきます。さらに、そこからリフォーム代を考えると、築30年の物件でも新築戸建てを上回ってくる可能性が出てきます。そうなると、新築戸建ての方が(選ぶ土地によっては)広いし、きれいだし、設備も最新のものが入れられるし、新築戸建てを選ぶしかないのでは?という結論になってしまったのです。

なぜこんなことになっているかと言うと、まさに今、東京のマンション価格はピークを迎えており、非常に高くなっています。そうなると、新築マンションを買える財力があり、購入できたとしても、購入後に資産価値が目減りいや、激減していくことはほぼ確実と言えます。

一方、土地の価格は過去30年間ほとんど変化していません。これから人口が減っていき、都心でも空き家問題が出るなどと言われているように、東京といえど今後も地価が下がらない保証はありませんが、資産価値が減りにくい土地をうまく選ぶことができれば、マンションに比べればリスクは低いと考えました。ただし、戸建ての建物の価値は30年でほとんどなくなると言われているので、その点はよく考えておかなければなりません。それでも、大きく減ってしまうかもしれないマンションの価値よりも、確実に維持できそうな土地の価値を選ぶことにしました。

というわけで、賃貸より持ち家、マンションより戸建て、しかも新築というのが私たちが選んだ結論です。その選択が吉と出るか凶と出るかは何十年先にならないとわかりませんが、この記事を読んでくださった方々の検討材料になれば幸いです。

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