熱海サウナ旅『ホテルニューアカオとスパリウムニシキ』⦅前編⦆
どうも、サシミンクです。
熱海。昭和の新婚旅行の聖地。温泉地。秘宝館がある。長州力が住んでいる地。
色々なイメージがあるのが熱海。
浪漫の漂う温泉地。
熱海で有名なホテルといえば、ニューアカオ。海の上に建設され、熱海の顔となったホテル。
そして、今では閉館となり別館のみが運営されている。
だが、この旅行後にホテルニューアカオが復活すると。
今回はそんな復活直前のホテルニューアカオ(ホライゾンウイング)に泊まったレポだ。
◆私にとっての熱海とは?
2020年ごろまで私は熱海の近くに住んでいた。大学に行くよりも、会社に行くよりも熱海が近かった。
東海道線ユーザーだったので、東京からの帰りは熱海行きの電車に乗って帰ることも多い。土日、上り電車のボックス席を見れば、温泉帰りの観光客で埋め尽くされていた。
よく、小田原からなら座れるというが、イメージ以上に座れないもんなのだ。
幼い頃の私にとって、熱海は手軽に行ける温泉地という認識でいた。
熱海が新婚旅行の定番の地と知ったのは小学生の頃に『ハヤテのごとく』で紹介されているのを読んだからだ。割と初期の巻だったと思う。
ナギのオカンが新婚旅行の話で熱海を出していたか何がだったはず。
その時、熱海のイメージが近所の温泉地から新婚旅行で行かれるくらいの温泉地に変わった。
少し調べてみればレトロな商店街、高級なホテル、秘宝館、美術館、海岸などの写真がずらっと並ぶ。如何にもな観光地、温泉街の雰囲気が子供ながらに魅力的に映った。
バブルの遺産・昭和の新婚旅行先といった古き良き温泉街。それを今なお体験できるのが熱海である。
初めて行った熱海のホテルは伊藤園ホテルだったと思う。熱海駅の近くだし、安く泊まれた。商店街の一角にあるので、熱海の雰囲気を楽しむ分には十分だった。
少し古い感じが、如何にも熱海らしくて好きだった。
◆ホテルニューアカオの浪漫
ある時、熱海を車で移動していると、赤の看板でニューアカオと書いてあるホテルを見つけた。
近くまで行くと海の上に立っていることに気がついた。如何にもお金をかけて作られたであろう雰囲気は、唯一無二の存在を漂わせていた。
いつか泊まってみたい。そう思っていたら、2020年、ニューアカオは閉館してしまった。
気づけば熱海から離れて3年。コロナ禍ということもあり、中々熱海へ近づくとこもできずにいた。
だが、来たる2023年。世間も旅行に行っても許されるような機運になり、久しぶりに熱海に行くことになった。
では、どこに泊まろうか...
様々な旅館やらホテルを見ていると、ホテルニューアカオの文字が。
なるほど、運営会社が変わってホライゾンウイングは営業していたのか。
色々調べていると、どうやら海と一体になっている露天風呂があるのはここらしい。
近くには熱海城や秘宝館、少し歩けばハーブ園もある。
あれ、かなり良いのではないか。
そこからはニューアカオに泊まる以外の選択肢が思い浮かばず、遂に予約するに至ったのだ。
そうか、憧れのニューアカオに行けるのか...
◆ニューアカオに向かう
ニューアカオは熱海駅からシャトルバスが出ている。なので昼からお酒飲んでも問題なし。
駅前でお昼を済ませたら、早速シャトルバスに乗ってニューアカオへ。
海岸沿いをバスで走っていると、先にニューアカオの建物が見えてくる。やっぱり熱海の顔はニューアカオなのだ。
駅から15分ほどでニューウイング前に到着。
海を見下ろすような立地で、気分が良い。
思っていた以上の立地の良さに驚くばかり。
見下ろせば海だが、反対に視線を上げると...
熱海城が見える。観光するにも困らないじゃないか。少し歩けば幅も広がるので、それは別途記事にして紹介する。
◆いざ、ホテルニューアカオへ
遂にニューアカオの中に入っていく。
入るとクジラがお出迎え。
入り口から回廊が奥まで続いており、途中にカウンターがある。そこでチェックイン。
エレベーターの途中にほてるニューアカオお手製のピンボールがある。
全部にボールが入るまでやっていた。
ホライゾンウイングは階層が分かれていて、上階に行く場合は途中でエレベーターを乗り継ぐ必要がある。
■部屋の様子
今回はスーペリアツイン(禁煙)に宿泊。
部屋の様子はこんな感じ。
全室オーシャンビューというだけあって、ホライゾンウイングからでもしっかり海が見える。
海の見えるホテルはやはり良い。オーシャンビューって響きがなんか良いんだろうな。
夜は売店でつまみを買って飲む。
ほぼ甘いものになっているけども。
ちなみ売店にはホテルニューアカオのTシャツが売ってる。
サウナTシャツ集めている人は買うやつ。
■食事関連
食事は朝夜2食付きプランにした。
夕食はフレンチコースに。和食もあるが、初のホテルニューアカオだし、洋食が良いなと。
どれも美味しい。子羊のコンフィは特に良かった。やっぱり柔らかいお肉は人を幸せにする。
レビュー読んでいると、夕飯の量が少ないってあるが、フレンチってこんなもんなんじゃない?
足りなかったらパンをいただけたりするので、問題ないと思う。ワインも飲むしね。
大満足。
朝食はかなりボリュームのある和食。
鯵の干物に関しては、焼き立てを出して貰えるのが嬉しい。
やはり小鉢がたくさん出てくるタイプの和食は朝の低血圧も吹き飛ばすだけの力がある。
■スパリウムニシキ
さぁ、お待たせしました。遂にスパリウムニシキのご紹介です。
スパリウムニシキは海がよく見える場所にあるので、ホライゾンウイングからだと結構歩く。
基本的に受付を真っ直ぐ奥に進んで突き当たりを右に曲がって真っ直ぐ歩けば着く。
よくある、午前と午後で入れ替えがあるタイプ。
どちらも露天風呂とサウナのセットに。
サウナは浴室内にある方と、海側にあるのと2種類あるので、朝と夜でそれぞれ楽しむと良い。
サウナは91度ほど。今回訪問したのは4月だったが、スパリウムニシキはかなり空いていたので、サウナは全然人がいなかった。
1回、サウナの中で会った人に『水風呂無いんですかね?』という会話をしたくらい。
そう、水風呂もない。
だが、井上勝正さんの教えを胸にしまっている私からしてみれば、冷えた風でゆっくり体を冷やせば問題ないことを知っている。
段々湯の露天風呂がある方は、浴室内にインフィニティチェアが一つだけある。海と一体になっている露天風呂の方にはインフィニティチェアなどの整い椅子はない。
そう、唯一無二のインフィニティチェアだ。
だが、インフィニティチェアだと浴室内にあるため、冷えた風が得られない。
しかし、そっちで外気浴するよりも段々湯の露天風呂があるほうで風を浴びたほうが、気持ちよさが段違い。
段々湯は3段あるので、少し腰掛けられる感じ。
また海の風もあって、お湯の温度は良い感じに冷まされている。
ずっと入っていられる感じ。
どちらの露天風呂も夜の景色は綺麗だ。
これは部屋からの景色ではあるが、露天風呂から海と一体になった月に照らされた海を見ることができる。
インフィニティ露天風呂は海と一体に。
段々湯の方は松と海のセットの景色を楽しめる。
たまらないぞ、本当に。
ちなみに、ホテルニューアカオには他にもお風呂があるので、そこも楽しむのも良い。私はスパリウムニシキしか行けなかったので、リベンジしたいところではある。
◆ホテルニューアカオは楽しい
宿泊してみて思ったが、ホテル単体でここまで楽しめるとは思わなかった。
特に、温泉好きな人なら満足いく施設だと思う。
それに、周りの観光地も含めると、その良さは光るだろう。
これは、観光地の紹介もした上で総論したいな...。これは後半記事に続くやつ。
◆7月からはオーシャン・ウイングが復活
そして、かつて私が憧れた海の上に建つニューアカオこと、オーシャンウイングがこの度リニューアルオープンすることになった。
公式ホームページも新しくなっているので、是非見て欲しい。
使える施設を増え、缶詰バーやゲームコーナー、カラオケ、プールなど...
1日で楽しみきれないほどの施設になっている。
楽しみ方は無限大だ。
後半の記事では、ホテルニューアカオ周辺の観光地を紹介していきたいと思う。
お楽しみに。
中編はこちら↓
後編はこちら↓