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Punk of meー私の音楽遍歴 22

私を構成する42枚<1>

ツイッターで 「私を構成する42枚」というタグが少し前に流行ったのを遅ればせながらやってみました。
先日ここで「私の好きな曲を100選んでみるつもり、お待ちください」って宣言したけど、せっかくなので「構成する42枚(のアルバム)」の中から適当に選んでつらつらと書くことにしようかと(正直、100曲選ぶのは大変だったという事情もある 笑)。

私の選んだ42枚とはこちらです。上段10枚除く32枚は順番はかなり適当です。
2枚以上入れたかったアーティストもいるのですが、1枚に絞りました。ソロとか別ユニット名義なのはアリということで。

そして「私の好きなアルバム」というよりは「私を構成する~」ということで、個人的に思い入れがあるものを重視して選びました。
解説等は省きます。あくまで好き勝手に「どうして思い入れがあるのか、好きなのか」を書くということで……。
長くなりそうなので何回かに分けて書きますね。

それでは始めますよ!Here we go,2,3,4!

1.BUZZCOCKS Singles Going Steady
何を隠そう(?)、私が一番この世で好きなバンドなのでトップバッターなのは当然。多分一生、一番大好きなのは変わらない、ゆるぎない自信があるくらい好き。どうして好きなのかと問われるとこれまた回答に困るんだけど
「メロディアスでポップで哀愁漂ってて知的、けどひねくれていない」という私の好みにどストライクだから。個人的にはそういう音楽や他の芸術を「明る切なポップ」と呼んでるんだけどね。
Buzzcocksとの出会いはいつぞやに書いた通り、高校生の頃に近所のディスカウントショップ、ダイクマのサッカー台近くにあった什器にずらりと並んでいたクラシックや演歌の、(おそらく)海賊盤CDに紛れていたパンクのコンピレーション盤。あの日何であんな店に入ったのか全く記憶にないのだが、それを見つけて「あ~、2枚組!?これはお得だ!」と手にしてすぐにレジに持って行ったのだ(ちなみにそのコンピは海賊盤/ブートレグではない)。
帰宅してすぐに、6畳一間のボロアパート住まいの家族の持ち物とは思えないKENWOODの高級コンポで聴いてみたら(ヘッドホンしてね)、今まで聴いたことのなかったカッコいい曲のオンパレード。あの日あの時あの場所であれを買わなければ今の私はなかったかも知れない。あれのdisc1の2曲目に入っていたBuzzcocksの名曲、'Ever Fallen in Love~’に特にやられてしまってね。なんだこれ!?ポップで切ねぇ!って。
「私を構成する~」ではシングルを集めたアルバム、Singles Going Steadyを選んだのだけど、すべてのアルバム、すべての曲、駄作らしい駄作がない稀有なバンドだと思っている。Buzzcocksについて語ると止まらないので(語りたいという方いらっしゃったら大歓迎よ)ここらでやめておくけど一生を彼らに捧げてもいいくらい好きとだけ。
★このアルバムに入ってる特に好きな曲★
Whatever happened to?
Lipstick
Why can't I touch it?

2.Magazine Real Life
いわずと知れた、Buzzcocksの創立メンバーのハワード・ディヴォートがBuzzcocksを抜けて始めたのがこのMagazine。そして…こちらも↑のパンクコンピで存在を知ったという(ダイクマに足向けて寝れねぇ~!)。代表曲の’Shot by Both Sides'が入っていたんだよね。あのコンピ盤、パンクって銘打ってはいてもポストパンクとかニューウェイヴに一般的には分類されるバンドが結構入っていてね。
まぁ、なんだろな、Magazineってのは神々が戯れでやってたようなバンドだよね。ハワード・ディヴォートのカリスマ性、ナルシシスティックで耽美で屈折した世界観、けど陰惨な方向には決して振り切らない感じ、他のメンバーもみんな独特なセンスで抜群の演奏力を持っていたし、なんか本当に神がかってるんだよなぁ。どのアルバムを選ぼうか迷ったけど、選択肢があんまり出てこなくてね。ここはやはり1stだろうと。2ndも3rdも大好きなんだけども(ハワード本人はあまり気に入ってないらしい4thも好きだし今世紀に再結成して出した5thもよいのだが)。
まぁ、なんでもいいからMagazine再始動してくれ~!
★このアルバムで特に好きな曲★
Shot by Both Sides
The Great Beautician in the Sky
The Light Pours Out of Me

3~以降はまた今度!