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不思議の国のアリス症候群?

小学生の頃、特に熱を出した日に不思議な現象に見舞われたのですが、もしかしてあれは「不思議の国のアリス症候群」だったのかなぁ?と思ったりします。

朦朧としながら布団の中で天井をぼんやり見ていると、なぜか布団ごと天井の方に浮き上がったと思いきや、アパートの裏庭(といっても草ぼうぼうで石も落ちてるような洗濯物干し場です。子供の頃よく妹や妹の友達とそこで遊んでいました)に布団ごとワープし、これまた不思議ですが巨大なおにぎりが目の前にボンっと1つ落ちてくるのです。私は小人になったような感じがしました。毎回同じ、このパターン。親に話したことは当然ありません(ほかの人にも話していません)。わざとでたらめを言っていると怒られるか本の読みすぎだと鼻で笑われるかどちらかだと思ってましたから。大人になって偶然不思議の国のアリス症候群のことを知って驚き、ああ、名前があるんだ、あれはきっとそうだったんだって確信しました。成長するにしたがって全く起こらなくなりましたが、怖いとも楽しいとも思いませんでした。

不思議の国のアリス症候群はの原因は詳しくは解明されていないものの、片頭痛、癲癇、ウイルスと関係があるのではないかとされています。その「不思議さ」は神秘体験だと解釈され、宗教や怪しいものと繋がってしまうこともしばしばあるようです。

不思議の国のアリス症候群とは関係ないですが、子供の頃~若い頃は梯子から落ちる夢をよく見ました。建物に立てかけられたものすごい長い梯子を昇っているのですが、途中でふわっと身体が浮いて背中から落ちてゆくのです。落ちる途中で夢は終わるので地面にたたきつけられることはありませんでした。不思議なことに、全く同じ色合い、同じ風景なのです。まるでシュールレアリスムの絵画みたいで、セピア色のフィルターを通した淡い色のメルヘンの世界というか、昔のドイツや中欧辺りの児童文学みたいな世界観でした。