見出し画像

Punk of meー私の音楽遍歴 58

音楽鑑賞、って趣味の1つなんだろうけども、音楽鑑賞ってなんだろうね?私は在宅しているときは常に何らかの音楽をかけている。作業しながら、食事をしながら、そして友人と通話しているときも、こうして文章を書いているときも。自分の好きな曲しかかからない有線みたく、BGMとして聴いてるという感じ。ひたすら流れる音楽だけに耳を傾け、他は何もしていないってことがない。けど、これって音楽鑑賞をしてるっていうのかしらん、ってちょっと思ったのね。まぁ、好きに愉しめばいいんだけども。あ、次は私の大好きなあの曲だってときには胸は高鳴るし好きな曲を何度もリピート再生することもある。

BGMとして聴くことが多い私みたいな人は動画サイトの音源を延々と流したり、ひっくり返す手間がないCDやサブスクで音楽を楽しんでいるのかな。私、レコードってそう沢山持ってないのよ、そんな事情からね。同じ内容ならレコードじゃなくCDを買う。ま、同内容でレコードとCD持ってるのもあるけどね、それは大好きなバンドのものなら出来るだけ集めたいという気持ちから。でも実際に聴くのはCDでレコードはただ持ってるだけという。

私の音楽の趣味は何度もお話ししている通り、めちゃ偏っている。60年代のアートロック、70年代のパンクと80年代初頭のポストパンク、しかもその中にも自分の琴線に触れないものもかなりある。こだわりが強いというか、食わず嫌いもあるのは自分でも分かってるけど。

全てのスタジオアルバムを持っていて、且つブートだろうがジャケ違いだろうが何でも聴きたい/持ってたい、グッズや記事が掲載されてる雑誌や関連書籍なども欲しい、そのアーティストのものなら何でも!ってのは数えるほど、っていうか2つくらいしかない。

私が好きな音楽の特徴を挙げると、以下のキーワードの8割くらいを有してるかなぁ。
ポップ/哀愁漂う/切ないメロディ/歌詞がシニカル/説教臭くない/詩的/耽美/暗い歌詞でも陰惨な方向に振り切ってない/政治的、社会問題を扱っててもアイロニーに満ちてる/汗臭くない/奇を衒ってない/狙いすぎてない/音はパンクじゃなくてもパンクを感じられるもの

これも前話したことと重複するんだけど、私が邦楽をあまり聴かないのは自分が歌詞に少しシビアだからだと思う。音が好みでも歌詞がダサい(当然、自分の感覚で)のは聴く気にあまりなれない。その点洋楽だと言葉が私の母語である日本語より理解出来ないので普通に聴けてしまう、インストとまではいかないけど、歌唱も音として聞き流せてしまうから。

ま、私はアーティスト単位で死ぬほど好きってのは本当に少ないから、このアーティストのファンでも何でもないしどんなアーティストか全然知らんけど1曲単位で大好きな曲ってのは普通にある、っていうか結構ある。それこそパンクやポストパンク以外のものでもね。

去年は多分、生涯で一番音楽にお金を遣った年だ。コンピレーション盤がマイブームだったのもあり、既におなじみの曲ばかり入ったものでも買っていた。好きな曲しか流れない有線みたいなもの、それがコンピ盤の魅力。
今年はどんなマイブームがやってくるんでしょうか。楽しみです。