花束みたいな恋をした、考察
花束みたいな恋をしたを観た
あの頃。をみたいと思っていたのだけれど上映館が少なかったのと知り合いに連続して勧められたので、カルテットファンの自分としても観たいかもと思い観に行った
勧めてきた1人は大して話したこともない職場の男性だったんだけど、脚本や監督の話をしたら全然知らない
好きな映画をきくと、コーヒーが冷めないうちにときみに読む物語だという
有村架純が好きなんですか?と聞くと、はい、と
可愛いですよねというと、間違いないですと
そのくせ、ビリギャルもきっとこの恋を〜もみていない
今思うと、もう1人花束みたいな恋をしたを勧めてくれた友人はコーヒーが冷めないうちにの原作を貸してくれた友人だ
ちなみにだが、私はコーヒーが冷めないうちにの原作も映画もなんとも思わなかった(ごめんなさい
さらに言うと、君に読む物語は観たか観てないか忘れて2〜3回観て、なんと毎回なんとも思わなかった
それでもなぜこの映画がこんなに評価されるのかと気になってさらにもう一度観たが果たしてなにも感じなかった
どーでもいい話が続いたが、とりあえず意気込んで観にいった訳でもなく、前情報も監督や脚本だけだった
だからこんなに考察の広がる映画だと思わなかったのだけれどちょっと面白いので残してみようと思う
私は映画の広告部分はみなくていいと思っていていつもギリギリで入るんだけど(そういうやつうざいね
時間をはかり間違えシアター内にはいると既に始まっていたので冒頭の伏線とかはわからん
この映画のポイントは、サブカルにハマっている自分にちょっと酔ってる、恋愛している自分たちに酔ってる、それが歳を重ねて色々社会を知るうちに酔いが覚めていく、的な感じかと思った
青いね、アオハルだったね
サブカル要素は、本、漫画、映画、舞台、ゲームなどその年代に合わせてリアリティのある言葉でガッツリ表現されていること
きちんと何年という表記が出てくること
ジェネレーションによって全然響かんやろと思ったけど、逆にどっぷり世代にはどっぷりだから良いのかね
なんならパンケーキやタピオカもそのうちエモすぎパオンて言われるで
2人はこんなに気の合う人はいないと思い恋に落ちたかもしれないけれど、スニーカーが同じだったのはアレでしょ、コンバースのオールスターだったり、国立博物館のJAXAのトート?あれもサブカルの齧りがちなことが被っただけ
要するに実は量産型、それが最後のファミレスのシーンででてきたね、コートやノルディック柄?のセーターやら服装まで被せるかいと思ったが
量産型であることを位置付けるのにも色々あったけど、オーサム言われたときにバンドを知らなかったり、恋愛ソングみたいなのあるんですか?って聞いたり、イアホン半々にしたり
魔女宅を馬鹿にしたくせに猫の名前がバロンだったりコーヒーを飲みながら川辺を歩くに憧れたり
やっていることがガチなマイナー派じゃないんだな
ガチなマイナー派はもっとコアな本を読むんよ
まずJAXAのトートは持たんのよ
なんで今村夏子も短編ピックアップしたん
江戸川乱歩を読んでカリブ音楽を聴きパキスタン映画で泣け、くらげの写真を撮るようなパリピ友人は持たず友達はギターだけであれ
このふたり、心底の好きな部分、ガスタンクやミイラはお互いにハマっていなかった
麦は友達が多いタイプだったけど、絹の友達ってほとんど出てきた覚えがない
育った環境も違う
広告会社に勤めるキラキラ系両親に育てられた絹と、何より長岡を愛する地方お父さん1人に育てられた麦
絹と麦って、一文字ずつの名前
似ているようで全然似てない
かたやシルク、就活も結局なんなくこなしてやりたい仕事にフラっとうつっちゃったりできちゃって、なんか育ちの良さとかそつなさとか、そこまで設定したか知らんけど感じちゃう
浮気したのだって絹だけで、麦はもっぱら不器用
さわやかのハンバーグ、いつ食べに行ったんだよ山梨?だろ?男か
実は食べたって言われてから言うの卑怯だよな
パン屋もな、絹が好きなだけで麦はたいして思い入れもなければどこのパンでもおいしいと思っちゃうタイプだったんじゃない
そつなくこなせちゃうタイプにこなせないタイプの気持ちは分からないし、先輩が死んだときも友達想いのタイプを友達付き合い重視しないタイプは理解できない
だから2人は少しずつすれ違って別れを選んだ
あんなに紙に石は負けないって強く言っていた絹があっさり紙に負けたのが、歳を重ねて変わったんだって象徴してた気がしたね
でもふたりはまた思い出す
花の名前を教えられなくても、思い出してしまう片鱗がお互いに残りすぎているから
ま、そのあとその思い出とどう付き合うかは2人次第だろうけど
もうこの歳になって一周以上まわるとさ、正直重きを置くところも変わるし、理解しあえなくて当たり前も受け入れられるようになるから
わたしは君の名は、を一人で観に行って辻褄の合わなさと新海監督〜ちがうじゃない〜ってなって悶々としたので君の名はをあっさり受け入れて名画と評した異性を苦手としているし、マーベルといえばアイアンマンなやつもアレだし、パラサイトを男と観に行ってその人が一切の考察ができずみていたことにも幻滅した、その男は課金もせずパズドラばっかしてたな
でもね、ひとつ言うとこんな大人になったらいけない
サブカル齧りはあんまり拗らせない方がいいよと、それだけは間違いない
わたしは国立科学博物館のミイラは行ってないけど、人類の起源みたいなのに行ったのよ
そのとき、アノマロカリスと写真撮ってください!!!!ってすごい熱量でアノマロカリスとのツーショを頼んできた男性がいたのだけれど
残念ながら恋には落ちなかった
この映画、まだ探すと色々ありそうだけど眠いのでこの辺で
白のマーガレットってよく咲いてる?
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