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アーユルヴェーダのセラピストになりたい人のための質問ライブ!より (2) 15%の壁 

Q:「サロンをやるなら、家賃は、売り上げの15%以内にするほうがよいと聞きましたが、最初はいくら稼げるかわからないので、いくらの物件を借りたらいいでしょうか?」…こんな具体的な、経営に関する質問も、飛び出しました。
自社の経理には全く弱いわたくしですが、他人のお金にはめっぽう強いです。笑
 
サラッと回答いたしましょう!

●一ケ月にいくら稼げるか?
まず、アーユルヴェーダサロンをオープンして、最初の1ヶ月でどのくらいの収入になるのかを考えてみましょう。
アビヤンガの平均価格は15000円くらいですが、最初ですから少し控えめに13500円+シローダーラー8000円という、メニューを想定します。
全身のアビヤンガと発汗をして、シャワーもあびて帰っていただく、と考えると、1日に施術させていただけるお客様はお二人です。
週休2日で5日間、最初ですから稼働率は半分と考えると、1ヶ月の売り上げは約40万円です。ちなみに、週に1日は自分のためのおやすみ。もう1日は他人のためのおやすみという考え方が私は好きです。親御さんの介護のためとか、お子さんのためとか、1日は他人のための日というのを作るといいですよ。だれかのために働くということは、セラピストの心を養います。

売り上げが40万円とすると、その15%は6万円。
東京の場合、税込管理費込みの家賃6万円で、お客様に、リラックスしていただきたいような物件を借りられますか?
駅近でサロンをやらせてくれる物件は 最低でも税と管理費込みで12万円くらいはするんじゃないでしょうか?とすればそれが現実。

12万円が15%になる母数は80万円。つまり100%稼働しなければ払えない金額です。最初から「予約のとれないサロン」にできる人なんていません。
そう考えると15%は、あまり現実的な数字じゃない気がします。

だから、15%という数字にとらわれずに、自分の直感で、ここ!と思ったところを選ぶほうがいいです。

その時に、ちょっと高いかな〜と思っても、ちゃんとその物件に見合う仕事をしていれば埋まってくるものです。

多少高くても、最初から、自分が満足のいく空間で働くほうが、楽しいですよ!

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