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僕はいかにして人類最低レベルの音痴を大人になってから克服したか #2

さて、いよいよ2回目です。忘れてませんよ!(笑)
(how to 記事を批判しておいて、how to を 2本同時に連載しているとは・・・悪辣だな(笑))

そこで僕は、音痴が大人になって治らない一番の問題はどこか、って考えたわけです。これは音痴にしかわからないですよね。音痴じゃない人にはわからない。

音痴は、生まれてこの方、ずーーーーーっと「音痴」って言われ続けてるワケですよ。朝から晩まで。正月から大みそかまで。だから自分でも「音痴なんだ」という自覚がとんでもなくある。

歌う時も音程をしっかり出そうなんて思えない。自信がないから。
なので、探りつつも、適当にフワフワと歌ってその場を切り抜けたくなるワケです。

問題はそこなんですよね。
まず、自信をもって「自分はこの音だと思ってる」って歌い始めないと、音程がどんな風にずれているのか分かんない。
でも、じゃあ、どうやって自信をつけるの?ってことですよね。

そんなの、「大丈夫」って言われても無理だし、「最初は外してもいいよ」なんて言われても、「そんなのいいわけないやん」って思って歌えない。
トラウマになってるから、誰も聴いていなくてもそんな歌い方になってる。

じゃあさ、音を外しても、自分の音程をその場で直してくれれば、気持ちよく歌えるし、修正後の声も自分の声だから歌っている声との音程のずれも非常によくわかるよね?(同じタイミングで同じところを同じ節回しで歌うから。)
ここまで読んで、機械に詳しい人ならピンとくると思う。そう、

「ピッチコレクタを利用する」

です。(ピッチコレクタ、とは、音程を強制的に近い音に合わせてくれるエフェクターです。「ケロケロ」声になる機械、と言えば分かりやすいでしょうか。今やアイドルや EDM、モダン R&B では不可欠になってますよね。)

ただ、ここで、とんでもない音痴にしかわからない点で、とても重要なことがある

僕のような、クソ音痴は、通常のピッチコレクタで修正できるような範囲内に収まらないのだよ。

たとえば、1音半くらいずれていても(ドで歌うところをミ♭で歌ったり)気が付かないときがあったの。まぁ、音痴じゃない人には理解できないだろうけど。その場合は、ピッチコレクタは、正確にミ♭に合わせちゃうわけです。

ただね、最初からそれを治そうとしても無理なんだよね。音痴なら分かるだろうけど。

で、ちょっと考えたわけですよ。

要するに、元のメロディーでなくても、その曲の伴奏に合っていれば、良いわけでしょ?って。

・・・続く・・・

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