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超・久々・の日記(2024年2月1日)

最近は冬の光のおかげか、とても気分がいい。
「最近」っていうかここ数日なんだけど。
長袖一枚にダウンなんか着ただけで自転車漕いで風を浴びて、「生まれてきてよかったなあ」なんて底抜けなHAPPYを感じている。

でも気分がいいと言うのも私にとってはかなり考えもんで、
なんでHAPPY状態がダメかというと、
自分は持病で「双極性障害」というものを持っていて(つまり躁鬱ですね)
その波の「躁」の時期に入ったから気分が上がっているだけなんじゃないかと。そういう考えもあるわけです。
せっかく気分が良くなっているのに、病気のせいで自分のHAPPYを信じられなくなるのは、ずいぶん辛い。躁状態になると浪費や危険行為の可能性もあるし。

でもなんだかんだ最近幸せで、最近は授業も卒業制作も終わって、
詩を書いている。映画や本を吸収できなくなっていたのも段々治ってきて、詩集やら昔読んだ本など読み返して、感動したり笑ったり退屈したりしている。精神のリハビリで文系の方に行きすぎるのも公平ではない気がするが。

ここ数日で
田村隆一「腐敗性物質」
粕谷栄市「轉落」
高橋睦郎「続続・高橋睦郎詩集」(現代詩文庫)
京極夏彦「虚実妖怪百物語」

を読んでいる。ちょっとずつだけど。

あと友達や家族と餃子を皮から作ったりした。父方のおばあちゃんには
「粉を食っているみたい」「皮は買った方が絶対に良い」「薄い皮の方が良い」と大不評だったけど、
個人的には大成功だったと思う。頑張って薄く広げようとするんだけど皮がどうしても厚くなっちゃって、それが逆にもちもちで素晴らしかった。僕は拍手を送りたい、計算ちがいの雨に(岡村靖幸)

そうそう、日記を書いていない間にいろんなミュージシャンを好きになった。それも幸せの一部分。
まず「青春しなくちゃまずいだろ」おじさんこと岡村靖幸、小沢健二、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN。小西康陽。
あとプリンセスプリンセス。

広瀬香美も好きだ。「ゲレンデが溶けるほど恋したい」が一番好きだ。
「あたしをネ 失ったらネ あなたの人生終りだよ」なんて歌詞をシラフで書けちゃうんだから広瀬香美はかなりすごい。かくありたいと思う。恋愛のパワーバランスという巨大資本に負けることなく、つよく生きていきたいと思う。でも恋愛は勝ってナンボの世界だと思う。

最後に田村隆一の詩を引用して終わろうと思う。幸せになるとこういうこともできる。

はじめに膝から折れるよう地について彼は倒れた 駈けよってきた人たちのなかでちょうど私くらいの年ごろの青年が思わずこんな具合に呟いた
「美しい顔だ それに悪いことに世界を花のごとく信じている!」

田村隆一「沈める寺」より



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