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読書をするようになったら


昨年末くらいから、本を読むようになったし、本を読もうという意識が芽生えてきた。なんでかっていうと、最近よく聴く、いくつかのPodcastのパーソナリティの方たちが、よく本を読む方たちで、やたらと書籍を紹介してくることに、どうやら影響を受けたらしい。これまで本はまったく読まなかったわけではなかったけれど、過去を振り返ると自己啓発本やビジネス本が多くて、それ以外のものは、読みはじめてもなかなか読み切ることができなかったのです。

とくに今は人文学系のものや、ちょっと難し目なものを読めるようになりたいなぁという気持ちがあって、でも、そういうものって、いきなり読めないじゃないですか。難しくって頭に入ってこない。途中で挫折しちゃうやつ。なので、これは準備運動が必要だなと思い、簡単そうな入門書のようなものを手に取り、読みはじめているというわけです。


それで、本を読みはじめてどうなったか。まだ1ヶ月くらいしか経ってはいないけれど、驚くことに変化の体感がある。いくつかあるのだけれど、そのなかでも大きく感じたのは、頭が整理されるようになったこと。これは意外だったのだけど、きっと本を読むことでこれまで使われていなかった脳みその部分が、使われるようになったのだと思う。脳の筋トレみたいなことができたのじゃないかって思う。

あとは同じような意味でもあるけど、ものごとを事前に準備しようという意識が働くことになったということ。頭を整理させて、余計な混乱がなくなると、どんどん前倒しに行動ができるようになっている...気がする。これ、不思議なことに事前にやればやるほど、時間が余ってくる感覚がある。シンプルに考えれば、タスクというものはいつどのタイミングでやっても、かかる時間はそれほど変わらないはずなのに、体感時間が全然違う。

きっと僕らは気づかないうちに、惰性的に無駄な時間を過ごしてしまっているのかもしれない。たとえばスマホを見る時間。なにか調べ物をしているうちに、SNSが気になってタイムラインを見ているうちに何十分も居座ってしまったり。そういう時間が頭を整理する時間、タスクをこなす時間に変換されたことで、時間が余ってきたんじゃないかって思う。

頭を整理する時間は、もっぱら本を読む時間だ。本を読むことはインプットなのだから、整理されるどころが情報が増えて散らばってしまうような気がするけれど、実際のところそういう側面もあるのだけれど、頭を整理するためには脳の筋トレをする必要があって、基礎筋力がついてくれば、頭は勝手に整理されるんじゃないかって、そんなことを思っているのです。


「本を読むといいよ」なんてことは、年がら年中いつの時代にも言われていることだから、クリシェ中のクリシェだけれども、それだけ口酸っぱく言われる理由がやっぱりあるのだなぁ。きっと他にも、言われたら「そんなことわかっているよ」と返したくなるけれど、全然できていないことは沢山あるのだろう。たとえば「ご飯はよく噛んで食べなさい」とかね。



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