また「闇堕ち」しそうになったときに読むメモ。(対処法と回避法)
この記事で書いた様に、しばらく体調が悪かった。気候の変化とか気圧の関係で頭が痛かったりもあったと思うけど、それを差し引いてもネガティブ思考が頭の中でパンデミックしたことも原因にある。(パンデミックと言いたかっただけ)
たぶん創作活動をしている限りは定期的にこういう周期は巡ってくるのだと思う。ミュージシャンやアーティスト、作家などが自殺をすることがしばしばあるように、きっと精神性を保ったままインパクトのある表現を続けていくことは真面目に考えていかないといけないテーマだろう。
表現をする者として、「闇堕ち」から抜け出すための方法をまとめておく。また繰り返すことを前提として、これからの自分のためのメモでもある。
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ちなみにここでいう「闇堕ち」とは、自己否定や自己嫌悪に思考が包まれて、精神状態を悪化させること。アニメや映画を対象に使われるような、本来の使い方とは異なります。
「闇堕ち」する理由。
まずなんでそもそも、死にたいくらいネガティブな状況になるのかというと、それは自己否定が強い思考になんらかのきっかけで偏ってしまうから。
たとえば、誰かに怒られたとか悲しいことを言われたとか、嫌なことがあったとか、否定的な体験をしたとか、ネガティブに引っ張られるような強いネガティブに遭遇したとか、そういうときに発動する。
そうやって、強い自己否定の状態に入り込んでしまうのは、他人から責められている気がしてしまうから。その結果、自分の価値を感じられなくなってしまうから。
他人に自分の価値を委ねてしまっている状態。
「闇堕ち」している状態は、他人に自分の価値を委ねてしまっている状態ともいえる。
自分の価値と他人からの評価をリンクさせて考えてしまっている状態。
これは癖のようなもので、なにかの拍子に自分が否定されているような "気がして" しまい、自分でも自分のことを頭の中で責めて続けてしまう。
ここから抜け出すためには、他人の評価と自分の価値を切り離すことが必要となる。
相手の「気持ち」を考え続けることが原因。
親からの影響なのか、学校教育の弊害なのかはわからないけど、「闇堕ち」状態に入り込むときは必要以上に相手の「気持ち」を考えてしまっている。
相手の「気持ち」を考えることは良いことのように伝えられがちだけど、実はそういうわけでもない。
なぜならば、相手の「気持ち」なんていくら考えても絶対にわかりえないから。
考えてもわからないし、直接聴いてもわからない。真実が相手の頭の中にある以上、将来的に脳内の電気信号から思考を読み取り、言語化する装置が開発されない限り、確かなことはわからない。
もしそういう装置が開発されていたとしても、なんらかの理由で改ざんされている可能性も考えると、真実はどこまでいってもわからないことになる。
「闇堕ち」から脱出する方法。
考えても絶対にわからないのだから、考える意味がないと割り切るようにすることが適作である。相手の「気持ち」を一切考えない、というくらいの意識でいる方がいい。
一切というのは、悟りでもひらかない限り不可能な境地なので、極端に設定しておいても問題ない。意識をしたくらいで、ロボットのように相手の感情を感じられない人間が出来上がるわけではない。このくらいが程よいバランスに落ち着くことになる。
・相手がなにを考えているのかを推測しない。
・相手の表情から思考を想像しない。
などを意識することで、相手の「気持ち」をシャットアウトすることができる。これが「闇堕ち」から脱出する大切なアクションとなる。
極端なことを言うと、できるだけ他人と合わない方がいい。仕事や生活上、これが難しいなら、できるだけ「気持ち」をシャットアウトする。なお、SNSは自分の意思でシャットアウトできるので、一切見ないようにする。
他人の評価と自分の価値のリンクを外す。
他人の「気持ち」をシャットアウトすることで、他人の評価と自分の価値のリンクを外すことができる。すべてとは言い難いが、かなりの率の繋がりを解除することができる。
リンクを解除していけば、自己否定は次第に落ち着いてくる。頭の中でグルグルと回る否定的な思考が減ってきて、感情も穏やかになってくる。
ここまできたらあとは自然に通常運転に戻れるようになる。ここまでが緊急的な対処法である。
「闇堕ち」を回避する3つの習慣。
せっかくなので、通常時から「闇堕ち」状態に陥らないように事前に意識しておきたいことを書いておく。
日々の習慣として、これらを身につけることで、「闇堕ち」する確率を下げることを目指す。
習慣①他人の「気持ち」を想像しない。
これは上記したものと同じ。自己否定を生み出す原因は、他人の評価と自分の価値をリンクさせてしまうことにあるので、他人の気持ちをできるだけシャットアウトすることに努める。
これには練習が必要だけど、練習を続ければそれほど難しいことではない。ちなみに、瞑想には同じような効果がある。練習のために日頃から瞑想をするようにすると良い。
習慣②過去の自分を「労う」時間をつくる。
自己否定の原因は上記したとおりであるが、過去にあった出来事のフラッシュバックから引き起こされるものもある。
これを回避するためには、過去の自分を「労う」時間を持つことが効果的である。
過去の自分を「労う」というのは、過去の出来事に対して「ああ、がんばってたよなぁ」とか「よくやったよなぁ」とか安心につながるような言葉を投げかけること。
なにかができたから評価をするのではなく、そもそもやってきたこと自体に優しい言葉を投げかけることにする。行動を評価するのではなく、存在を認めることを意識する。
過去というのは、何年も前の出来事から1秒前の出来事まですべてである。とにかく今まであった出来事、そしてさっき起こった出来事全てに対して「よくやったなぁ」と安心の言葉を投げかける。
こうやって、過去を癒していく。
習慣③アクションよりも、意識を大切にする。
これは少し難易度が高まるが、アクションに比重がかかり過ぎると、いままでに癖になっている思考や行動パターンが採用され、望む結果につながらない可能性がある。それよりも意識やイメージを大切にする。
「どういう自分になりたいか」などのイメージを持つことで、進むべき方向性が決まり、自然とその方向に向かっていくことができる。
アクションは意識をしなくても、勝手に行われていく。
方向性を定めるためには、できるだけ具体的で明確なビジョンや目標などのイメージがあった方がいい。
そのイメージに日々のアクションが引っ張られていくような感覚になれるものがいい。無理をしなくてもいいが、できればワクワクするものであると尚いい。
【まとめ】パターンから抜け出すことは難しい。
以上が「闇堕ち」から脱出し、「闇堕ち」を回避する方法である。
と、書いておきながら「闇堕ち」の最中はなかなかここに書いてあることを実行しにくい。できれば、そこにたどり着く前に回避できる対策を綿密に練って置いたほうがいい。
人が持っている思考の癖やパターンから抜け出すことは、かなり難しいことだし、半永久的に付き合っていかなければならないものもある。
だからこそ丁寧に向き合っていきたい。
尚、この考え方は生きていく上でのベースとなる。ベースというのは植物でいう根っこの部分であり、このベースを築くことで土台が安定し、あらゆる活動のエネルギー源となる。
「夢を叶える方法」などの示すものとは性質が異なるもので、別々に存在するものだということを理解してもらいたい。
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