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初リポートは二言で

早いですが、新成人の皆様とご家族の皆様、おめでとうございます(^^)場所によっては成人式が中止になってしまったのが大変悔やまれますが、私からも少しばかりのお祝いの気持ちが届けば嬉しいです。

道内の高校放送局員で技術講習会ラジオ部門に参加した方は、私の講習を受けていますね。1年生の終わりに、必死に眠気と戦って作品を創っていた皆さんが20歳!感慨深いですね。あれから頑張って高校生活送れましたか?あの頃の熱は、形変わってもまだ心に宿っていますか?今好きなものを、自分のペースで追いかけてくれていると嬉しいです。勝手ながらね。


19歳と3ヶ月で、この世界に片足のつま先を突っ込みました。

番組のアシスタントとして最初にロケしたのは、江別のトンデンファーム。高校で滑舌や原稿の練習、お昼の放送はしていても、リポートは経験が無く、というか部活とプロはそもそも違うフィールドなわけで…ちんぷんかんぷんで車に揺られていました。

「まわしておくから(録音し続けておくから)、景色リポートしよう。」

はい。

…え???(苦笑)


えっと車に乗ってトンデンファームに向かってま〜す、いい天気です!


…。


「ほら。(遠くに放牧されている馬を指差すディレクター)」


馬だ!!


…。


【車内リポート終了】


ファームに着いた後も言われるがまま。でもこの後、一見不運だと思うような幸運が重なる。途中から雨。本降り。周りには人が居なかった。いつも人気の馬の周りにも、人は居ない。馬用の人参を買い、馬の所へ戻り、人参をバケツから取り出したその時!(きっと)雨の日だから…とエサを諦めていた馬が大興奮!

「ヒヒーーーーーーン!!!」

きゃあああああ!!!!

女子大生の悲鳴とディレクターの笑い声がファームに響き渡りました。

SEのような馬の声と悲鳴をゲット。ディレクターはガッツポーズ、女子大生はこれ以降馬がトラウマになりました。結果、この後面白く編集してくれて(←ここが全て)放送に至るのでした。この出来事が記憶にあるリスナーさんは、私のパーティーを通り越してもはや親ですね(笑)

どう新成人の皆様!

下手を通り越しているでしょう〜?このラジオDJ!

でもこの人、次の春でお仕事丸10年なんですよ。

背伸びして背伸びして大人になりたくて、なれるはずもなく、社会人と学生との狭間で生き続けました。(もちろん今も、何かに到達したわけではないけど。)20歳からも沢山の出会いと別れがありました。

見て分かる通り、優等生枠ではないんです。でもあの時思っていたのは、チャンスを逃したくないから思い切って応募しよう!最終面接の時はここまで進んだ事に感謝!あとはご縁!

今はネットで調べられる事も沢山あって、働き方もより多様になってきました。きっと自分に合う選択肢はあります。ちなみに私は、19歳の時どこも決まらない就活を(笑)思い切って辞め、学校を卒業してからはラジオのアルバイトのみ、その後ご縁が繋がって制作の仕事も頂けるようになって、数年前、やっと自立出来ました。この選択は、間違っていなかったと思えます。今も未来を追っている最中だけど、めっちゃ楽しいから(笑)

夢は、ちょっとだけ犠牲を伴います。

誰に何を言われても、やりたい事に食らいつく覚悟があれば大丈夫。「大丈夫」っていうのは、最終的に自分の人生の味方でいられるおまじない。背中を押すのも諦めをつけるも逃げるのも自分次第。でも、どうか自分の為を思っての選択をして欲しいです。例えば辞めたり一旦離れて遠くから見つめてみたりするのは、悪い事ではないから。選択肢の一つに過ぎないから。

生活様式が皆変わっていく時代を生きていく事になりますが、新成人の皆様が明るい気持ちで生活出来るように、私は今はこの立場で出来る事を探し続けます(^^)

社会に出て(既に出ている方々もいると思うけど)、どこかの場所に立って誰かと向き合った時。(それは飲食でも物流でもなんでも)そこまでの選択や悩み、苦しみや楽しさを重ね開拓した道は、必ず次の世代に繋がると思って欲しいな。私もそう信じてる。互いに、踏ん張れる範囲で踏ん張りましょうね。

大丈夫。粘ろう!

楽しい事もたくさんある!!

みんな支え合っているのだから!一人じゃない。


そして、新成人やその世代の希望を守る立場にある私たちは、彼らのような新しい風を大きく受け止め、時に譲り、繋げていく環境づくりが、より必要だと思います。





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