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10周年

最終面接オーディション。

第一スタジオに案内されると、「いや普段こんなに人入れないでしょう」というくらい、スーツを着た沢山の人たち(後に厳選された偉い方々だと分かる)が座っていた。

メインパーソナリティの方との掛け合いトーク形式で、マイクの声の乗り方や人をチェックしていたらしい。

詳細はそれ以上は伏せるけど、トークの途中で、知識不足からとんでもなく明後日(し明後日レベル)な事を言ってしまい、「これは絶対落ちた」とその瞬間思った。

でも、後日番組ディレクターさんから「採用」の連絡が来て、その数日後には1回目の収録、その2日後に実際に放送された。初鳴き、という。

その日から10年。

19だった私は29。

肌ケアや化粧の仕方も変わった。

多くの人と出会い、別れもあった。

人に対する向き合い方(他人・自分)や、音楽、音楽をつくる人への興味の持ち方や心、喋るスキル(が上がらない訳がない)、全ての感性を磨き続けてもらっている。続けられる、って本当に有難い。

そして、最初に入った時に関わった方々をずっと尊敬の対象として見られる事が最も有難い。なんて人運がいいんだろう、私(笑)

優秀枠ではなく、伸びしろ枠で賭けに出た当時の大人たち。もうちょっと粘って待って欲しい。今できる事は、やりたい事は、例えペースが遅くてもしっかりやります。とても恵まれていた数年を過ごしたからこそ分かる、今の状況。

でも私は、

環境には慣れ

でも決して芯は染まらず

風を感じながらこれからも進みます。


10年、自分を奮い立たせてくれた人、音楽、環境に感謝。ありがとうございます。引き続き粘り強く、よろしくお願いします!!

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