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ほうれんそうの方法は人によって異なるので、言われた通りにやりましょう。

報告・連絡・相談の良し悪し上司の匙加減で決まる。

社会人になってから言われることは報告・連絡・相談を行いましょう。大前提として人によって大事な報告内容やポイントが異なります。
”お前はほうれんそうができないな”と言われていても、大事なポイントや内容を把握していない人から内容の全容を把握している上司に ”上司に知りたいこと” を的確に報告するのは至難の業です。
むしろ、それができるのであれば、その道の専門分野として活躍できると思います。

結論:ほうれんそうで知りたいことは人によって異なります。マニュアルやルールを指導していない状態で報告できていないと怒る上司は筋違いです。しかし、その上司を忖度してフォローするのも部下の役目です。

よって、誰かにほうれんそうができない、仕事できない、とか言われても気にせずにどうしたらいいか考えて修正していきましょう。要は上司が気に入るように報告・連絡・相談をしていきましょうということ。


ホウレンソウシミュレーション

レッスン①
上司がほうれんそうができないと怒ってきました。過去の背景からどのようにすべきか考えましょう。
背景

  • PC仕様変更の業務マニュアルの作成が必要

  • 作成用の書式は無し

  • 過去に類似したサーバー使用変更業務をマニュアルを見ながら実施経験あり。

  • 手元にないため、過去に使用したマニュアルの内容とタイトルを変更して、草案を作成、修正依頼。

上司の指摘内容(対談で2人きりで指摘をいただいた)

  • マニュアルの書式がそれでよいかどうか、なぜ質問しなかった→返答すらさせてもらえなかった

  • 君は思いこみが激しすぎる(他にも私が報告しなくても良いと思った内容を報告せずに怒られた実績あり)→謝罪(過去にも謝罪をしているが何度も同じことを繰り返している)

  • 具体的な報告方法やルールを確認しようとしたが、話を遮られた(結局、具体的な方法は聞けず)

  • 上司の言いたいことだけ伝えて、質問もできなかった。

この状況でどのような対応をすべきでだろうか。
模範解答:メールやチャットでの報告だけではなく、対話によるほうれんそうを試みる。内容は私のやることなすことの全てを報告する。

上司を分析するに

  • 職人気質

  • 自分のして欲しいことを具体的に言語化できない人

  • 感情的になる人

  • メールやチャットよりも会話で人との信頼関係を築く人

  • 自分が忙しい状況やイライラしている状況を表に出す人

合理的ではない、私の最も苦手とする分野の人ですが、組織というゲームに参加している以上、ゲームのルールに則りゲームを進めていく必要があります。
それができない人はゲームから退場していくことになります。最も自分で違うゲームを作ってしまえばいいんだが。

レッスン②
ある業務上でミスが起きました。その報告とフォローが遅いと上司が怒ってきました。
背景

  • PCの仕様変更をする依頼であり、過去にも類似した作業を実施済み。

  • しかし、一般的なPCではなく特別なPCの仕様変更だったため、特別な作業が必須。

  • 仕事の割り振りはメールのみで詳細や補足について説明はなかった。

  • 結果、作業ミスが発生し、発生から1時間後、既に退勤した上司ではなくその上の上司に連絡をした。

  • しかも、先輩がその上司に電話するのを制したため、私が連絡をしていないという事実になった。

上司の指摘内容

  • なぜ、問題発生時にすぐに俺に電話をしなかった。→先輩に連絡をするのを止められた。

  • なぜ、勝手に作業を進めた。→偉い人が2、3日で作業を実施して欲しい依頼であった(既に2日経過していた)、補足も備考もなしにポンと連絡してきたので簡単な作業と勘違いした。

  • その上司の上の上司と行ったリカバリ作業も不十分であったため、俺に報告する必要があった。

  • きちんと報告・連絡・相談するのが社会人だ。

模範解答:上司のやり方が必ずしも正しいとは限らないが、直属の上司はやっぱり上司なので上司の言う通りに上司がやりやすい仕事方法で部下も仕事をするのが大切です。

40代の管理職が言うのはこれが社会人とか言うけど、結局最後は人それぞれのやり方があって、その会社に適している方法もあれば、適していない方法もあります。最後は自分1人の力で乗り越えていく必要があります。
転職をして気づくことは多いです。これが正解だと教えられても、別な環境で働くとこれが間違いだということに気づかされます。上司に言うことが100%正しいとは限りませんので、偉そうに言っているけど、これは1つの方法だという気持ちで理解しましょう。


最後に

報告・連絡・相談は上司や人によります。お互いの考えが異なるからこそ、対話をしてお互いのことを理解する必要があります。
よくある状況で上司が部下に一方的に説教や指導をしているところを見ると、なんでこの人は結果をだけを見て、結果につながった部下の行動については言及しないのだろうと常に思います。
行動について理解ができれば、”この会社はこういう報告よりも、別な方法で報告をするようにしてください。理由は~”という言い方ができます。
これこそが本当の報告・連絡・相談と言えるでしょう。このブログを読んでいる皆さんもこのように聞いてみてはいかがでしょうか。


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