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『たゆたう』大好きなエッセイ本に出逢いました。

ねるちゃんのエッセイ、読了いたしました。

ねるちゃんのアイドル時代については正直あまり詳しくなく、“欅坂にいる超かわいい子”くらいの認識でしかありませんでした、アイドル時代は。

それから暫くして、セブンルールという番組を私は見始めました。今思い返すと、見始めたのもねるちゃんがきっかけ。最初は目の保養くらいの感覚で見ていたのが正直なところ。

しかし、目の保養だけではない魅力が彼女にはあると番組を見ていくうちに気付かされたのです。

セブンルールに出てくる女性たちは、いわゆる成功者たち。その成功者たちから生活のヒントを得たい、という私たち一般市民の欲求を満たしてくれる、だいすきな番組でした。

そして、何より大好きだったポイントが、スタジオメンバーのコメントVTR。

姉貴ポジのYOUさん、毒舌ズバズバ系の本谷さん、かわいい子が出てくると明らかにテンションが高い青木さん(笑)、ちょっと変わった尾崎世界観(呼び捨てにすな)。そして、ねるちゃん。

その中でもねるちゃんのコメントが1番好きでした。同性かつ同年代だから、というのが大きい要因だとは思うけど、性別とか年代とか取っ払っても、人間として、どこか親しみ、親近感を感じていたのかも。

自分が何者になりたいのか、
自分はどうしたらそんな女性になれるのか、
VTRを見て悩みもがいている感じが、
その当時の私は妙に共感していました。

そして、セブンルールが終わってしまった今。
(番組が無くなってしまったことが本当に悲しくて悲しくて、セブンルールロスはいまだに心の奥底でずっと続いているような気がする。)

そんな時に出会った、ねるちゃんのエッセイ。

『たゆたう』

まずこのタイトル。言葉のチョイスが、
彼女らしくて、大好き。

やわらかくて、ふわふわしていて、
だけど、どこか力強さも感じる。

中身を読んだら、
もっともっと彼女のことが大好きになりました。

同世代として共感できるポイントが多すぎて、
ねるちゃんのこと、そして自分自身のこと、
同じような気持ちになる同世代の子のこと、
みんなまるっと抱きしめたくなるような、
幸せを祈りたくなるような、そんな一冊。

こんな読書感想文が彼女に届くことはないかもしれないけれど、彼女の考えによって救われている人がここにいます!!と全力で大声で叫びたい。

彼女が願う、世界平和。

世界平和と言うと、あまりにも壮大。
だけど、このエッセイを読んでいる間は、
私という世界のなかに平和は訪れました。

私も私のフィールドで、どこかの誰かに世界平和を届けられるんじゃないかと、そんな考えを巡らせられる、素敵な作品に出逢いました。

自信が持てなくなった時、
どこに向かったらいいのかわからなくなった時、
このエッセイにまた戻ってくればいい。

ねるちゃん、ありがとう。

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