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『隣人の愛を知れ』同じ本を、買ってしまいました。

私、今までの読書人生において、
初めてのやらかし。

同じ本を買ってしまいました。

1冊目は、コロナ禍真っ只中に読書にどハマりした頃だから、約3年前。尾形真理子さんのデビュー作『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う』をメルカリで購入しようと思った時に、セット売りされてて、せっかくだしセット買いしちゃお〜と思って買っていたのでした。

2冊目を買う時に気がつかなかった一番の要因は
装丁が変わっていたこと。

しかも、3年前に買った本も積読にしていたわけではなく、ちゃんと読んでたんですよね……。

というか、タイトルが『隣人の愛を知れ』だということに買う前は気づかなかった……。

1番大きく書かれていた
『恋してないと、弱くなる。
 恋ばかりだと、脆くなる。』
がタイトルだとばかり🤦🏼‍♀️💦💦

どの言葉がこの本のタイトルでしょ〜か!

この言葉にときめきすぎて、
これは今読まねばー!!!❤️‍🔥とエンジン全開。
すぐにレジに持っていってしまったのでした。

中身をぱらぱら読みすべきでしたねぇ〜。


まったく、読書に対する不誠実さに
ショックを受けましたね……。

とはいえ、新しく買った本を読まないのも何だか気持ち悪くて、新鮮な気持ちで読みました!

内容はふんわりとしか覚えていなかったので、
実際のところ新鮮な気持ちで読めました(笑)
(前回は途中で挫折した説も濃厚……)

正直なところ、読み終えた感想としては、
私には共感できるポイントが少なすぎて、
物語にのめり込むというよりかは、
先が気になるから途中でやめるの嫌、
というモチベーションで読み終えました。

登場人物が繋がっていく過程も、
面白さはあるけど、不自然さというか、
そういうものを感じてしまったのも事実。

6人の登場人物を把握するために、
『正欲』同様、相関図を書きながら
読み進めてみました。

相関図メモ

内容的には、私の理解の及ばないところが多過ぎて、途中途中でちょっと疲れてしまった感も。

内容があまりにも『不倫』すぎた……。
(いまの自分には縁遠すぎる世界線)

でも!そんななかでも!
共感できた言葉もあったので残しておきます!

(※以降ネタバレあり)

それは夫が不倫をしていた事実を知った女優の青子の家で、スタイリストで親友でもあるヨウが、彼女のことを慰め、彼女の一番の理解者として抱きしめながら、青子の幸せを願うシーン。

春の食べものには、他の季節にはない特有のほろ苦さやえぐみがある。さっき食べた蕗のとうは、その代表格だ。春の苦味は、冬に溜め込んだ余分な脂を流すためなのだという。春の嵐のように、青子の心の中で「苦さ」も「えぐみ」も痛々しく吹き荒れている。それでも彼女は自分の足で歩き続け、その嵐の先に広がる景色をやがて見ることができるだろう。

隣人の愛を知れ/尾形真理子

多分この本を読んだことがある方からしたら、
え、そこ、、、?って感じかもしれないけど、
私にはここが妙に響いてしまった。

食に携わる仕事(正確には食を著す仕事)を
していることもあるかもしれない。

最近寒くなってきて、春が恋しい、
というのもあるのかもしれない。

青子とはまったく別のタイプの悩みではありながらも、恋愛における悩みを抱える者という部分では共通して、嵐の先にある暖かな春を、求めているのかもしれない。

最後に

まとまりのない文章になってしまいましたが
この辺で。

今日も今日とても自由きままに
読書感想文を綴ってしまいました(笑)

同じ本を2冊買ったという自分には驚いたけど
装丁に書かれてあった言葉が大好きだということに再び気づけたからまあ良しとしましょう!笑

こんな文章を最後まで読んでくださる方がいましたら本当にありがとうございます!!!

ではまた。

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