人生3周してみる
7月24日 22:18。今日は授業の一環で、電車で2時間弱かかる田舎に草刈りをしに行ったので早く寝ようとしていた。
寝る前に、ふと話したくなって付き合いが長く濃い友人に電話をかけた。
「聞いてや、今日〇〇してな、それでな、、、」
なんて他愛もない話から始まった電話が、まさかの学びになり、今電話を切った後に衝動で記事を書く羽目になるとは思ってもみなかった。
女友達との話は二転三転するのがお決まりというのは、割と周知の事実だと思う。
特にこの友人とは、美味しかったお店の紹介やTikTokで見るイタイ系の批判、恋愛相談、学校やバイトの悩み、多くの友達は知らないような互いの家の事情、この世にある全ての話題を網羅したと言えるくらいの話ができる。
(それは言いすぎたかも)
だからこそ話があっちこっち行ってしまって、しまいには
「あー。人生難しいわぁ。」などという深く考えているようで考えていない答えを出して終わってしまうことが多々ある。
電話の目的は決して答えを出すことではなく、
ただただ、日常に転がっている心の引っかかりポイントを拾って集めて見せ合って、批評し合うことを楽しみたいだけなんだと思う。
今日もいつもと変わらず、しょうもない話題から互いの恋愛相談に発展し、またまた「人生難しいなぁ」とかなんとか言っていた。
恋愛相談の内容も濃くて面白いから紹介したいけど、誰のことか特定されかねないのでやめておく。
まぁ、そんな友人との面白い会話は、彼女のある一言から始まった。
「なんかさー、人生って足りんくない?
意識は持ったまま別人になって3周くらいしたい。」
あぁ、本当にその通りだと思った。
ところで、なんでこの言葉が出てきたんやっけ。
確か、私が最近キャバ嬢のドキュメンタリーにハマっている話から、
「憧れはあってもできへんことっていっぱいあるよな」
みたいなことを話していたからだと思う。
「じゃあ3周できるならどんな人になって人生送りたい?」
と彼女に聞いた。
彼女の答えはこうだった。
1周目:意欲的な人
2周目:美貌とスタイルを兼ね備えて周りから与え続けられる人
3周目:今の自分
対して私の答えはこうだった。
1周目:努力を苦と思わずに惜しみなくできる人
2周目:苦労ばっかりの人生
3周目:今の自分
これを見て、どう思っただろうか。
私はこのことから共通点を見出した。
1周目は、「それを叶えられる可能性はあるけどやろうとしていないこと」
2周目は、「自分がコンプレックスに抱えている部分を補う何か(環境要因によるもの)」
最後となる3周目では、
「違う自分で2周の人生を送ることで今と比べてどう人生の過ごし方が変わるか」
に期待しているということ。
まず思ったことは、
2周目については厳しいかもしれないけど、どれも自分が頑張れば叶えられるんじゃないかということ。
とは言っても、やっぱり少し無理をしたり背伸びをしなければ届かないところなのかとも思った。
そしてもう一点。
自分が今持っているものについては全く触れないし気づいていないということ。
例えば、彼女の言う「意欲的な人」。
私は人よりも意欲的な方で、そこは自分の好きなところでもある。
でも、彼女が経験してみたいと言わなければ、その部分を残しておきたいと思うほど貴重に感じていなかったと思う。
周りにいる人だけでなくSNSでも様々な人の生き方に触れられるようになった今、少なくとも私は以前よりも「自分には無い何か」に強い憧れを抱くようになった。
それは決して悪いことだとは思わない。
これから先、自分に足りないものを補う必要があるかもしれないから。
だけど、自分の持っているものにまずは目を向けるべきだと思った。
だってそれは、人が望んでもすんなり手に入るものではない、ある種の才能だから。
憧れを抱くばかりでは自分の良さを見失ってしまいそうになる。
あなたがもし人生を3周できるとしたらどんな人になりたい?
周りの人と共有してみても面白い気づきがあるかも。
p.s.
最後まで読んでくれてありがとうございました🌻
もう3ヶ月も経ってしまったけど、留学の話も早いうちに書き残しておきたいな。
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