2020年Jリーグ戦力分析・ザスパクサツ群馬編

ザスパクサツ群馬

監督:布啓一郎→奥野僚右

IN
川上優樹(←明治大学)
清水慶記(←大宮)
渡辺広大(←山口)(レンタル→完全)
山中惇希(←浦和ユース)
岩上祐三(←松本)
宮阪政樹(←松本)
松原修平(←湘南)
白石智之(←富山)
大前元紀(←大宮)
中山雄登(←熊本)
小島雅也(←仙台←金沢)
岡村大八(←テゲバジャーロ宮崎)(レンタルバック)
磐瀬剛(←京都)(レンタル→完全)
進昂平(←YSCC)
高瀬優孝(←熊本)
平尾壮(←町田)
内田達也(←東京V)
外山佳大(←立命館大学)

OUT
久木田紳吾(引退)
辻正男
岩田拓也
福田俊介(→アヴェントゥーラ川口)
キムチョルホ(→京都)(レンタルバック)
藤原雅斗
加藤健人(→アルテリーヴォ和歌山)
佐藤祥(→栃木)
小泉勇人(→甲府)(レンタル→完全)
田村友(→山形)(レンタルバック)
榎本樹(→松本)(レンタルバック)
吉田舜(→大分)
中村駿太(→山形)(レンタルバック)
髙澤優也(→大分)
吉田将也(→松本)
姫野宥弥(→大分)(レンタルバック)
後藤京介(→甲府)(レンタルバック)
坂井大将(→大分)(レンタルバック)
窪田良(→相模原)

寸評
布体制2年目を迎えた昨季は序盤で出遅れたものの15節から7連勝を含む12戦負けなしで一気に巻き返し熾烈な昇格争いに加わった。一時は首位を奪うなど最後までデッドヒートを繰り広げたチームは最終節で見事3年ぶりのJ2復帰を決めてみせた。
何より光ったのはその得点力。59得点はリーグ最多、布監督の築き上げた攻撃的なサッカーが結果に結びついた。
その布監督が松本へ移り、新監督として奥野氏が就任。かつてザスパで選手兼任監督も務めていた鉄壁のCBが13年ぶりに戻ってきた。J2での監督は山形時代の2013年以来。誰よりも愛された漢が再び立つ群馬の地でどんな采配を見せてくれるだろうか。
入退団では、主力が複数人引き抜かれたものの実績のあるベテランが何人も加入した。
守護神吉田(舜)が抜けたGKではかつて群馬でプレーしていた清水と松原が復帰。熾烈なポジション争いが繰り広げるだろう。
吉田(将)の抜けたSBには小島と高瀬が加入。特に右SBが主戦場の小島は期待の若手でもある。昨季は金沢でプレーしJ2の水にも慣れている。成長に期待したい。
佐藤の抜けたボランチでは松本から宮阪が加入。山形、大分、松本で確かな実績を誇った男の最大の武器は正確無比な右足。プレスキッカーとしての期待も高い30歳だ。
また、松本からはユーティリティープレーヤーの岩上も加入。ハードワークできるだけでなくプレスキック、ロングスローも持ち味。昨季チーム内アシスト王の吉田(将)が抜けたが、新たな武器がチームに加わったと言えよう。
昨季17得点を挙げた髙澤が抜けた前線では大前が加入。一昨季のJ2得点王は自らフィニッシャーになれるだけでなく周りも活かすことができ、FKの精度も非常に高い。体のキレがどれだけ戻っているかがカギだが、新たな得点源として大いに期待できそうだ。
他にも中山、白石、進、内田と楽しみな新加入選手が多い。レジェンドと共に歩む2度目のJ2。まずは残留を第一目標にどんなハーモニーが奏でられるのかを楽しみに見てみよう。

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