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全国水族館の旅⑤蓼科アミューズメント水族館

【お詫び】
大変申し訳ございません。誤って本記事を削除してしまったため、改めて投稿させていただきます。
お読みになられた方、スキをしていただいた方には誠に申し訳ございません。今後は十分注意いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。

水族館のある場所と言えば、海の近くや街の中が多く、高い山の上に建てられることは少ないと思います。ですが、現在では飼育技術も物資輸送技術も発達していますので、高地でも飼育施設の運営が十分可能です。
今回の舞台は、長野県茅野市に位置する高原地域の水族館です。蓼科高原の澄みきった空気を味わいながら、たくさんの可愛い生き物たちに会ってきました。


世界で一番標高の高い場所にある水族館

蓼科アミューズメント水族館は標高1750 mの蓼科高原に位置しており、『全世界の水族館の中で、最も標高の高い場所に建てられた水族館』なのです。北八ヶ岳の山頂駅(標高2237 m付近)へと向かうロープウェイの乗り場が近くにあり、観光バスが近くを通ります。
言わずもがな、アクセスには少々時間がかかります。

アクセスの拠点となる駅は、JR茅野駅です。東京方面からは特急あずさで来れます。駅前からは水族館行きのバスが出ていますが、個人的にレンタカーをオススメします

スタートは長野県・南信地方の茅野市。市街地を抜けて、ひたすら車で山を登ります。北八ヶ岳ロープウェイを目指す方々の車や路線バスも通りますので、安全運転でゆったりと走りましょう。
登山の前後で水族館に来られる人もきっといらっしゃるでしょう。下界のことは忘れて、思いきり楽しむのが勝ちですね!

標高1750 mに到達! 頑張って車で走ってきた分、水族館を楽しむ意気込みは増しているはずです(笑)。
標高1750 mに到達! 頑張って車で走ってきた分、水族館を楽しむ意気込みは増しているはずです(笑)。

いよいよ水族館に到着。車も自分もお疲れ様(笑)。さらなる高みへ登っていくロープウェイを仰ぎながら、水族館入口へ向かいましょう。
本館は水族館としては珍しく、基本的に木曜日がお休みです。他の水族館と同様、来館前はホームページで休館日チェックを忘れずに!

ちなみに、本館はペット同伴で入館することができます(一部ペットには入れないエリアあり)。強そうな淡水魚と対面したとき、ワンちゃんはどのような顔をするでしょうか。

展示施設の隣にはドッグランを併設。ペットと一緒に旅行されている方にはありがたいのではないでさょうか。

恐ろしくも美しい淡水生物たちが高山に大集合

圧倒的な種数の淡水魚がお出迎え

本館は淡水生物の生体展示がメインとなっています。驚くべきは数の多さであり、世界各地の淡水魚が数千匹も展示されています。
美しくて力強く、そして恐ろしげな彼らの姿をしっかり目に焼きつけましょう。

大物登場! アマゾンの人食いナマズの異名で恐れられるジャウーです。全長1.5 mにも成長します。
デンキウナギ。こちらもアマゾンの恐ろしい魚で、850ボルトの電気を発生させることができます。成体で全長2.5 mにもなります。

アマゾンに棲む淡水魚は強くて大きなもの、特殊な能力を備えているものが多いです。というのも、自然界にはワニやカワウソなどの恐ろしい天敵が生息しているため、淡水魚たちも様々な手段で対抗しています。
超強力な電撃を放つデンキウナギ、頑丈な体を誇るオキシドラス。強大な魚たちの威容を、本館ではたっぷりと拝めます。

アマゾンの大型淡水魚オキシドラス。鎧のごとく硬いウロコに全身が覆われています。
アマゾンの大物と言えば、ピラルク。鱗はとても硬く、ピラニアの鋭い歯さえも跳ね返してしまいます。

アマゾンの強大かつユニークな面々に圧倒されますが、日本の淡水生物も魅力的な生命があふれています。私たちの身近な水域への関心が湧いてきますね。

ニホンウナギ。私たちには馴染み深い魚ですが、その生態はいまだ謎が多いです。川魚のイメージが強いですが、産卵の際は遠方の海まで移動します。
タウナギ。ニホンウナギとは別系統の魚です。国内に分布するものは在来種ではないと言われています。

可愛い淡水生物たちに萌え!

淡水魚や他の水棲生物を飼う人の動機は「かっこいい」「きれい」が多いと思いますが、同じくらい「可愛い!」という声も聞きます。
本館の展示でも、抜群に可愛い淡水のアイドルたちと会うことができます。

筆者の推し、ミステリークレイフィッシュ。この鮮やかな色合いと可愛らしいハサミ。激萌え!
この子も可愛い! ゾウの鼻ような突起が特徴的なエレファントノーズ。

淡水魚たちを可愛いと感じるのは、個性的なフォルムにあると思います。ひらひら揺らめく姿、鮮やかな色合い、つぶらな顔と瞳……などなど萌えポイントはいっぱいです。
本館で生き物たちにキュンとくる瞬間はたくさんあると思います。存分に萌えましょう(笑)。

ヒラヒラして可愛いアフリカ産淡水魚ギムナクルス。こう見えてアロワナの仲間です。
ベナンやカメルーンに棲むアミメウナギ。とっても鮮やかな黄金色ですね。ちなみに名前に「ウナギ」とつきますが、本物のウナギとはまったく違う種類です。
おヒゲが超可愛いスリーラインミスタス。東南アジアに棲む小型ナマズです。おとなしくて飼育に適した子たちです。

可愛い淡水生物たちのオンパレードは、ピラルクやジャウーといった巨大魚の迫力展示とのバランスがとてもうまく取れており、本館の楽しみ方はとても幅広いと思います。カメやコイへの餌やりもできるので、生き物と触れ合いながら楽しく観覧できます。

ここ「カメの池」を含め、複数のコーナーで生き物への餌やりができます。

蓼科アミューズメント水族館 総合レビュー

所在地:長野県茅野市北山4035-2409

強み:国内外問わず多様な種類の豪華な生体展示、視覚的に映える美しい淡水生物たち、ペット同伴で入館できる独自サービス

アクセス面:可能ならば、レンタカーか自家用車の使用を強く推奨します。JR茅野駅前から北八ヶ岳ロープウェイ行きのバスも出ていますが、水族館までは約60分かかります。水族館の受付近くの壁にバスの時刻表が貼ってありますので、バスで来られた方は改めて帰りの便の時間をチェックしてください。

やはり、世界最高所の水族館というキャッチコピーが強いです。展示内容は淡水生物ファン大感激であり、可愛い小型魚・甲殻類から、強そうでかっこいい大型魚類までいろんな生き物たちの魅力が味わえます。きっと、来館者は自分だけの素敵な推しに会えると思います。
なお、苦労して標高1750 mまで車で登ってきたわけですから、このままロープウェイで北八ヶ岳の高みへと向かいましょう。ロープウェイ乗り場にはレストランやお土産屋さんもあるので、食事と買い物でとことん長野の高地を楽しむのが吉です。
ちなみに、山頂駅の坪庭自然園は軽装で歩き回れますが、登山道に入るなら登山計画書が必要となります。万全の準備で山も水族館も楽しみ尽くしましょう。

水族館の近くにある北八ヶ岳ロープウェイ乗り場。中のレストランでは、新鮮な信州野菜を使ったカレーやパスタが食べられます。

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