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【SFプロトタイピング】雲の上に思考を飛ばしてバックキャストする──シグマクシスと考える「流通・小売業」の未来

WIRED.JPさんで、SFプロトタイピング企画「雲の上に思考を飛ばしてバックキャストする──シグマクシスと考える「流通・小売業」の未来」が公開されています。
コンサルティング会社シグマクシスさんと共同で、三人のSF作家の皆さんが流通・小売の未来と可能性についてのSF短編を書き、そのテーマを掘り下げていく企画です。

作家陣は、池澤春菜、倉田タカシ、柞刈湯葉の三氏。
倉田さんの作品「あずかりもの」を読んでみましたが、物の所収が過去の概念となり、あらゆるものが共有財産としてシェアされる未来の物語でした。
歯ブラシのような衛生用品まで共有されているという古い(現代の)人間には抵抗感を覚えるような事実から入っていくことで、流通についての意識の変化の大きさが描かれています。
10年ほど前にアメリカで出版された、その名も「シェア」という本も思い出され、大変興味深い内容でした。

SFプロトタイピングは、SF作家のお仕事として拡大していくと思われます。
どんな分野のビジネスと今後関わっていくのか、とても楽しみです。

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