「夏への扉」への扉
思うところあって、ハインラインの名作SF「夏への扉」を読み返しています。
かなり久しぶりで、忘れてる部分も大きいのですが、本筋とは関係ないところで愕然としました。
物語の始まりは1970年という設定で、六週間戦争という核戦争が終結した直後。
ん？
1970年までに大戦があった？ と……いうことは、これはパラレルワールドの世界が舞台？
いやいやいや、ちょっと待った！
この本の出版はいつ？
1957年！
そう。
ハインラインがこの物語を書いた時点では、1970年は未来だったのです！
時の流れは早いもの。
SF小説の舞台となる年代設定も、よくよく考えて決めないと、物語世界への扉が過去に向かっているのか、未来に向かっているのか……未来の読者の混乱を招くかもしれない……などと思ったのでした。
😵💫
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