satsuki.

日本のスタートアップエコシステムを考える備忘録。

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最近の記事

人気フレームワーク「ジョブ理論」| UCLでの学び②

最も人気なフレームワークの2つ目、「ジョブ理論」について今回は解説したいと思います。 現代においては、インターネットの普及により消費者の価値観が多様化しており、企業が顧客のニーズに合った製品やサービスを作り、提供することはなかなか難しいです。そんな悩みを解決してくれるのが、ジョブ理論。本当の顧客のニーズに合った商品やサービスを作るために有効とされるジョブ理論について説明します。自社の商品やサービスが顧客に求められている理由を深く理解し、それに応じたプロダクトやサービス開発を

    • 顧客開発人気フレームワーク/リーンスタートアップ:The Customer Discovery Experiment Cycle | UCLの学びフレームワーク①

      今回から3回連続で、授業で出てきたフレームワークのうち最も人気だった3つのフレームワークを簡単にご紹介したいと思います。 1つ目は、「カスタマーディスカバリーエクスペリメントサイクル(The Customer Discovery Experiment Cycle)」。 このフレームワークは、Lean Startupというエリック・リースの本の中の「Leap of Faith Assumptions(信念に基づく仮説)」という理論に基づき実行するフレームワークです。 Leap

      • UCL 起業論プログラム Term 3 (3学期目)

        3学期目のTerm 3は4月の4週目から始まります。2学期の課題提出がほぼ3月中旬にあったので、まるまる1ヶ月半弱くらいは春休みだった感じです。 この春休みは一番リラックス&解放された感があった最高の春休み。笑 イギリス内は、ケンブリッジとブライトン、国外はデンマークへ旅行に行くことができました。北欧の一つであるデンマークの物価の高さにはびっくりしましたが・・・。 そしてTerm 3のスケジュールですが、授業時間が2時間半に短縮され、週1回となります。5月の中旬で全ての授

        • UCL 起業論プログラム Term 2 (2学期目)

          1学期目のTerm 1が12月の2週目に終了し、その後は冬休み。 ヨーロッパ出身の学生や北アフリカ、中東地域出身の学生たちは、イギリスから自国が近いのでクリスマスを過ごすために戻る人が多かったです。アジア出身の学生の多くはそのままロンドンに残り、ヨーロッパに旅行に行って束の間のホリデーを楽しんでいました。 わたしは、念願のオーストリアに行きVienna Philのオーケストラを聴きに行きました。ウィーンフィルはもちろんのこと、コンサートホールのウィーン楽友協会大ホール(黄金

        人気フレームワーク「ジョブ理論」| UCLでの学び②

          UCL 起業論プログラム Term 1(1学期目)

          9月末に入学式があり、その週はinduction weekといってWelcome Party的なイベントや全体スケジュール・授業などについてのインストラクション等があります。授業は10月から本格的に開始します。 私のTerm 1のスケジュールはこんな感じでした。 月曜:16:30-17:30 Building High Impact Ventures 火曜:お休み 水曜:13:00-16:00 Entrepreneurial Finance 木曜:13:00-16:00 S

          UCL 起業論プログラム Term 1(1学期目)

          UCL MSc Entrepreneurship(起業論プログラム)とは

          ・はじめに 2022年から1年間、ロンドン大学のアントレプレナーシップ学部で「起業論」について学んできました。 マネジメント系やファイナンス系などと違って、アントレプレナーシップって何?と疑問に思われると思いますが、簡単にいうと起業するために必要な知識を体系的に学ぶプログラムです。 教授陣は、現役事業経営者、事業を売却した人、ベンチャーキャピタリストなどから構成されています。学生は、ビジネスを運営している人、ビジネスアイディアを持っている人、ビジネスアイディアを今から考えた

          UCL MSc Entrepreneurship(起業論プログラム)とは