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ジャンボリーミッキーで踊り狂う日本人


SNSと日本人

最近、SNSの普及により、様々な価値観が見えるようになってきました。

時に、SNSでの話題性と目立つことを求めて度を越した迷惑行為を起こす方もいて、すごく悲しくなることも多くあります。
ですが、反対に外野が必要以上に騒いで問題になってしまうことがあるように感じます。

確かに迷惑になりうる、けれどその場の状況はスマホの画面に映る範囲だけではわからないこともあると思うのです。

そして、気がつけばルールでいっぱいで気をつけるべきことで縛られているような世の中になっている気がします。
責任の所在をはっきりさせるため、マナーのルール化が進んでいるように感じるのです。

島国で、平和に過ごす必要がある以上、ルールやマナーに厳しい文化になったのはわかります。

実際に、おかげで平和で安全な国になっているのかもしれません。

ただ、マナーのルール化は校則のように、厳しくするのに限度はありません。

信頼で成り立っている社会のなかで、どんどん信頼の幅を狭めている状況になっていると感じます。

そして、SNSによってそのスピードが加速していて、どんどん息苦しくなっているような気がするのです。


テーマパークと日本人

テーマパークは日本人のナイトクラブ替わり

さて、そんな人の目を気にする文化の日本人の面白い側面が、顕著に表れるのが、テーマパークだと感じています。

テーマパークに行けば、大人もカチューシャをして踊っていたり、仮装をしていたりしています。

去年、パリのディズニーランドに行きましたが、カチューシャをしている人は少なく、その文化の差を感じました。

他の国のディズニーはまた違うのでしょうが・・・。

また、日本の特徴として欠かせないは、やはりハロウィン時期の仮装も一つの文化で、”なりきる”ことにこだわるのが日本人の特徴のような気がします。

一つの文化ですが、一方でそれらを大人が全力で行っていることがとても面白いと感じます。

もちろん、私もカチューシャをして踊っている一人なのですが・・・。

そんな姿を見ていると、最近のテーマパークはもしかしたら、日本人のガス抜き場、他の国でいうところのクラブやバーの役割になっているのではないかと感じます。

テーマパークはその世界観が定められていて、子どもも安心して遊べる平和な場所です。
子どもも遊べるような健全な場所であることが日本人の人の目を気にする性質にとって安心感を与える要素となっているのかもしれません。

例えば、六本木のクラブに行くというのと、ディズニーランドに行くのとでは、印象も意味合いも違います。

ですが、蓋を開ければどちらもお酒を飲んで、踊っている・・・。

みんながそうなわけでもないですし、過ごし方は様々なのはわかっています。

ただ、雰囲気や音楽の種類が違えど、同じようなことをやっているような姿がなんだか、面白く思えてくるのです。

そして、世界観が定まっている分、”なりきる”ことにも世界観さえ崩さなければ、いくらでもこだわれる場所です。


日本人はみんな息抜きを求めている

そして、考えたのは日本人は皆息抜きを求めているということ、本当は心のどこかで人の目を窮屈に感じているのではないかということです。

本当は皆、自分の中の童心や発散したい思いを抱えていて、それを社会という場で抑えることは当たり前です。

が、SNSの普及やクレーム、マナーのルール化でその発散をより上手にできない環境にしているような気がするのです。

最近、このことを考えるようになったのは、SNSで外国の方のSNSで日本が映ることが増えた事にあります。

円安の効果もあって、外国の方が日本に多く訪れています。

先日の無賃乗車問題はマナー違反ではなく法律違反で、これはまた別の問題ですが、
日本のマナーを知らない方が知らずに迷惑行為をしている場合もあります。

そして、マナーは日本人の「心配り」であって、絶対的な正解ではありません

全員が正解である世の中はまず難しいでしょう。

であれば、必要なのは、自分が心配りをすることから始めること。

マナーは心配り。
マナー違反を罰する前に自分がどんな心配りができるかを考えられる世の中であってほしい。と改めて思います。

罰する世の中は回って自分たちを息苦しくさせ、周りをも引き摺り込む可能性があるなあと最近感じるのです。


出る杭は打たれる日本はもう十分

「出る杭は打たれる」と言いますが、私はあまりこの言葉が好きではありません。

先人の知恵かもしれませんが、そろそろ、出る杭を引く抜き、別の使い方ができる人が増えてほしい。

そんな文化ができた時、もう少し誇りを持って外国人に日本を紹介したいなと思えると思います。

先日、PIVOTのKUROFUNEを観ていたとき、日本の働き方を通して、その考え方や価値観について考えさせられました。

でも、同時にまだまだ捨てたものじゃないと思えたんです。

グローバルスタンダードの感覚を少し取り入れてみることで息がしやすくなる場所も増えそうだなあと思いました。

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