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夢を持つこと、自分を大切にすること

今回は夢を持つことを大切にしている私ですが、やっぱり夢っていいよなと思った話をしようと思います。

夢は別に持たなくて良い物だと思いますし、無理に作る物ではないと思います。

ただ、自分が「いいな」と思ったこと、ドキドキワクワクしたことなど小さな心躍る瞬間を大切にすると、より楽しいと思っています。そしてさらに自分を大切にすることにも繋がってくると思っています。
だからこそ、私は夢を持ち続けたいなと思っているのです。

さて、改めて夢について考えるきっかけになった本があります。
それが原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」という本でした。
最初にこの作品について少し語らせてください。

私の大好きな作品「本日は、お日柄もよく」

私が大人になって初めて本に吸い込まれるような感覚になったのがこの作品です。
子供の時、本の世界に初めて魅了された時のような高揚感と、流れるような言葉の操り方に圧倒されました。
どんどんマハさんの世界に引き込まれていくようで私にとって、衝撃の一冊でした。

様々な作品を読んだ今も、読み始めるとどんどん引き込まれていくマハさんの作品が大好きです。
原田マハさんといえば美術界の巨匠を題材にしたお話に加えて働く女性の話も印象的。

そんな中で「本日は、お日柄もよく」はお仕事ストーリーですが、主人公のこと葉が現状維持が心地良いけれど、このままでいいのか悩まずともどこか頭で考えているようなむず痒い感情を持ちながら生活しているところが最初の共感ポイントになりました。

決して最初からバリバリのキャリアウーマンが展開していくお仕事ストーリーではない点、衝撃的(?)なエピソードから話が進むところが私にはこの作品に入り込むきっかけになり、気がつけば夢中になってページをめくっていました。

さてもう一つ、この本に影響されたのが、私が言葉を大切にするようになったことです。
こんなにも言葉を大切にすること、伝え方次第では聞く方の心も動かしてしまうことをこの作品を通して考えるようになりました。
私もしっかり自分の考えを相手に届けることが必要なんだと、ただ伝えるよりも届ける、聞いてもらうよりも聴いてもらう。そんなことを考えるようになったきっかけの作品です。

私はずっと自分の考えを伝えること、出来事を的確に相手に伝えることが苦手で今でも聞き返されてしまうことがあります。
それがコンプレックスだったからこそ、この作品に出会い、私はきちんと自分自身が言葉に向き合わなければいけないんだと考えるようになりました。

まだまだ特訓中ではありますが、このnoteを通してこの言葉の大切さを改めて考えるきっかけになっています。

コンプレックスこそ夢の塊なのでは?

さてこのどこが夢を持つことに繋がるのか…。
それは主人公こと葉の苦手の先にありました。

人には苦手なことがありコンプレックスに感じているところを持っているでしょう。ですが、長所や能力については自分では気が付いていないことも多くあるのだと思います。
今回の作品で言えば、句作の才はなくともスピーチライターという職業に出会うことで、自分の能力を開花させていくわけです。

ただ私は、自分に才能がないなと思ったきっかけこそ自分の能力に気が付くためのヒントになるのではないかと思っています。
作中で句作の才はないと所々に出てきますが、主人公が諦めているものの気にしているのが読んでいると伝わってくるのです。

でも、スピーチライターという句作とは形こそ違うものの”言葉”を扱う仕事で才能を開花させていく…。
才能がないと思うまでのきっかけの一つに”気になった”こと”ワクワク、ウキウキしたこと”があったように思います。

気になってやってみてダメだったから自信を無くす、才能がないんだと諦める。
これが好きではない、興味もないことだったら、本当は才能がないことも気にしないと思うのです。だってどうでも良いから。

自信を無くしつつも、気になるということは実は興味があり、好きになる可能性の詰まっているものなんだろうなと思います。

小学生が好きな子にちょっかいを出しちゃうアレみたいに素直になれないような感覚がある気がします。

ただ、それを表現する場所は実は思っている以上に広く、別の場所にあるのかもしれないなと思っています。

”好き”の行き先はいくらでもある

先程の”言葉”を例にとれば、それは句作にもスピーチにも、そして詩やエッセイ、小説…”言葉”というキーワード一つで様々なフィールドがあります。

夢も同じなのではないかと思うのです。
私が夢を持ったきっかけも小さなワクワクを広げていって一つの夢にたどり着いている感覚でした。

他にも、例えばサッカーが好きだったとしましょう。
サッカーが好きだからサッカー選手になることが夢というのも一つですが、現実は難しいから諦める。

でも、本当に選手だけが夢なのかといえばそうではないなと思うのです。
スポーツ誌や雑誌の編集、テレビのリポーター、サッカー用品を扱う会社やサッカーをしている時や観ている時に馴染みのあった会社。

表現の場所はいくらでもあると思うのです。
だから、夢を諦めるのではなく、「サッカーに関わること」という大枠を夢として掲げても良いのでは?と思っています。

そしてもう一つ、夢は一つを追い続けることだと思っていませんか。
別に一つではなくてもいいし、変わってもいい。
いかに広く自分の興味を広げられるかが大切だと思うのです。

その時に大切なのは、自分が好きなことやワクワクすること、気になることなど
小さな心の動きを大切にしていれば、きっかけはどこにでもあるように思います。

夢はなくても興味は持とう

そして夢までは行かなくても興味があるだけで十分すごいことだと思います。
自分の心に正直でないと興味に気が付けないし、認められない

私の中で夢は、目標の上に広がっているものと考えています。
さらに夢の上には野望が広がっていて、どんどん上に行くほど抽象的になって言って良いと思っています。
だから、正直夢は叶わなくても良いのです。夢だから。

より具体的に目標にした時、人間は結果を出したくなります。
だから、夢はいくつも自由に描いて良い物だと思っています。
叶えたい、絶対達成したいものがあるなら反対にそれはもう目標なのです。
目標は努力なしでは叶いません。

夢なんて簡単に見つからない。という話をよく聞きますが、ワクワクするものは全て夢になりうる物だと思います。

ゲームが好きな人がゲームクリエーターになりたいといったところで、誰もその夢を止めることはできない。YouTubeで実況を始めるも良いでしょう。

興味を育てることで夢になると思っています。
夢心地で現実を見なきゃ意味がないという意見もありますし、それもそうだと思います。

何ごともバランスが大切だから難しいですが、小さなワクワクを大切にしていたらきっと自分のこともわかってきます。

どんなことが好きでどんなことが苦手か。
長所は短所と言いますが、逆も然りです。
短所だと思っていたことが長所になることもあります。

自分に向き合うことこそ夢を探す一歩になり、自分を知るきっかけにもなりうるのです。

夢は心のときめきと平穏を手に入れらるヒント

この夢と目標の違いを明確にしつつも自分の好きを認めてあげる。
自分の心を解き放つ余白を与えてあげてほしいと思います。

そして現実とのバランス感覚を少しづつ磨いていく…。
多分その感覚を磨きすぎて、大人は現実から見ちゃうから夢を見るのが難しくなってしまう。
でも、夢こそ本当は心の平穏を取り戻すヒントになっているのではないかと思うのです。

興味のあることを見つけた作中のこと葉は、毎日がキラキラしていて、不安を抱えつつも充実しているのが文章から伝わってきます。

自分の”好き”を認めると心の鎧が解けます。
毎日の生活には”好き”に関わることで溢れていることに気が付き、ワクワクする。
意外なところから世界が広がるチャンスになればもっとワクワクします。

そんなキラキラしたものを追っている時、人のことなんて関係なくなるのです。
だって”私が”好きなことだから

周りの情報が入りやすく、人と比べたりしてしまいがちな今の世の中こそ、自分に向き合うことは大切で、その一つが”好き”の追求だと思っています。

そしてそれは、まわりまわって自分を大切にすることに繋がると思っています。

そんな私の最近の夢は、会社に頼らず自分の能力で価値を提供し、お金を稼げるようになること。
こんなご時世だからこそ持てた夢でした。
正直、私には何か特別な能力があるわけではなく、やりたいことが明確になっているわけではありません。

ただ、このnoteもその一つになっています。
少しずつ頭の中を整理しながら発信をしていくことをきっかけに何かに繋げていきたい。
まだ夢だからこそ、曖昧な夢を模索しながら肉付けしていくくらいの気持ちでいきたいと思っています。

「拙い文章で何を言っているんだ」と思われるかもしれませんが、久しぶりにできた夢だから、ここに宣言させてもらいました。

日々の満たされる感覚を共有しながら、今までの経験を含め自分の考えをこれからも発信していきたいと考えています。

ワクワクすること、心踊る瞬間を大切に毎日過ごしていきたいですね。
夢を持つと恋をした時みたいにドキドキします。

別に夢なんて言わずとも心躍る瞬間は大切に。

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