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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_20~26】2023年6月26日~7月2日


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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_20】
20230626(あと43日)
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草々(S50)の絵を描く。
1日、150mm角ほどしか進まない。
1ヶ月以上描いている。
なかなか終わらない。
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はじめての床屋さんに行く。
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そろそろ6月も終わってしまう。
不安になる。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_21】
20230627(あと42日)
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武蔵野美術大学の学内にある
美術館に行ってきた。
「若林奮 森のはずれ」という展覧会がやっている。
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若林さんは、今年が没後20年。
直接お会いしたことは当然ないのだが、
若林さんのアシスタントをしていた
袴田さんや野枝さんからいろいろお話しを聞いていて、
とても興味があり、勝手に慕っている。
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そんな若林さんの
約30年ぶりに公開される作品があると
聞き、行ってきた。
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展示を見て、
若林さんについて改めて興味が湧いてきた。
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作家にとって時間ってなんだろう。
時間をかける事、かかる事の意味。
作品と作家と時間の関係。
考え続けることで開けてくる景色のようなもの。
形をつくる事と、その形に至るまでの思考。
自分の中に世界を持つ事。
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全然まとまっていないけど、
帰り道でそんなことを考えた。
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あと、
四角形の角を切っているものが多くある印象をうけ、
それが若林さんにとって
どんな意味をもっていたのか気になった。
なんとなく、僕も絵を描く時、
四角形の角がずっと気になっていた。
きっと、意味や意図や思いがあると思う。
気になる。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_22】
20230628(あと41日)
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個展会場内の照明について、
垂木を立て、
そこから2mほど突き出したところに
照明機材がある状態にしたいと考えている。
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そうなると、
木よりも金物で作る必要がある。
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金物加工が出来る倉持くんにきてもらい色々と相談。
相談以外の事もしゃべっていたら、
あっという間に5時間以上たっていた。
しゃべりすぎた。
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かなり具体的になってきた。
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あきらめかけていたプランも、
倉持くんに話したら、
実現しそうな予感。
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今回のチラシについて、
牧くんに電話する。
そろそろちゃんと告知をスタートさせたい。
なかなか告知や宣伝まで頭と手がまわっていない。
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7月1日の玉堂美術館での
写生教室がせまってきた。
天気が気になる。
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素麺をつくる。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_23】
20230629(あと40日)
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アトリエで、
永畑さんケンタロウくんと
7月の日程調整。
奥多摩美術研究所としてうけている仕事と
せせらぎの里の展示準備の作業内容を確認共有する。
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永畑さん打ち合わせ終え、
午前中で帰る。
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タンソのスツールの試作。
座面を底面と同じサイズにするか悩む。
数種類つくってあてがってみる。
しかし、最初に考えていたまま、
底面と同じサイズにする。
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ケンタロウくんと
せせらぎの里美術館に下見に行く。
現場で計測と、
改めて何をどこに展示するか相談。
相談相手がいると、
色々と具体的になってくる感じがして、
とてもありがたい。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_24】
20230630(あと39日)
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美術解放運動の集まりがあり
10時から打ち合わせ。
明治期に生まれた「美術」という言葉。
いつしか、
芸術の中の視覚芸術、造形芸術、
絵を描く事、物を作る事、
描かれた絵、作られた物。
そんな概念にとらわれた「美術」。
それをどのように、
あらゆる心動く物事を表す言葉として
解放していく事ができるのか。
そんな話を4人で3時間くらいした。
鋤柄さん、湯澤さん、三熊くん、佐塚、
仲間を集めていきたい。
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明日の写生教室にむけて、
どんな事を伝えられるか、
写生について考える。
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出来上がった絵、に意味があるのではなく、
絵を描こうという事をきっかけにして、
見る、という時間を持つ。
その時間に意味がある。
見た事の痕跡としての絵。
絵を描く事を目的にしない。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_25】
20230701(あと38日)
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写生教室の本番!
朝からとても緊張。
少し雨が降っている。
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午前の部、12人。10時スタート。
最初に少し、写生についてお話しする。
その後、好きな場所、描きたいものを見つけてもらって
描きだす。みなさん描きだすと、
とても集中して描いている。
その後、移動して少しお話し。
12時半、終わり。
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午後の部、8人。14時スタート。
同じく最初に写生について話して
その後、描きだす。
雨が少しあがっていて、
外にでる事も出来るようになる。
同じく、みなさん集中して描いている。
その後、移動して少しお話し。
16時半、終わり。
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いろいろ沢山しゃべった。
しゃべりすぎて、途中で何を言っているのか
自分でもわからなくなる事があった。
時々、がんばろうとすると
そんな感じになってしまう。
でも、みなさん温かく聞いてくださっていた。
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参加してくださった方々に感謝。
これをきっかけに、
ふとした時に写生をやろっかな~
なんて思ってもらえたらとても嬉しい。
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アトリエにもどり、絵を描く。
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とうとう7月になってしまった。
草の絵が全然描き終わらない。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_26】
20230702(あと37日)
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アトリエで絵を描く。
草々S50
終わらない。
終わるのか不安になる。
落ち着くため深呼吸。
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タンソ/スツールの試作。
量産するためのマスターをつくる。
座面は、一辺が280mmの正5角形。
側面は、
底辺280、上辺170mm、高さ415mm
の台形が5枚。
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丸ノコで切り出す。
組み立ててみる。
塗装について、柿渋を検討。
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