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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_13~19】2023年6月19日~6月25日


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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_13】
20230619(あと50日)
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無垢板を手に入れる。
ついでに、乗用車ほどの重さがありそうな
大きな木の根を譲り受ける約束をする。
ずっと気になっていた木。
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板加工用の
水平な平らな床をつくる。
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アトリエ
三熊くん額つくり。
永畑さん展示に向け製作。
和田さん編集。
みんなが動いていて、
いい雰囲気。
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寝ながら
ペンで草を描く。
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ずっと気になっていた
家の扉を張り合わせる。
床をつくる。
雨降り出す。
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ジョイフルに買い出し。
針金、テグス、透明両面テープ、
見切り材、プラ鳩目、
ワイヤー、ピアノ線、
試作ようの材料を調達。
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妹と電話。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_14】
20230620(あ49日)
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無垢板を丸鋸とレシプロで切り。
イヤーマフとメガネをして
トリマーで削り平らにしていく。
木の粉を大量に吸い込んでいることだろう。
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この木の樹種について、
購入した際に、モミの木だと思うと言われた。
廃業した製材所の在庫で、
詳しい来歴はわからないが、
数十年は置いてあって、バッチリ乾燥している。
削っていくと、素直な良い雰囲気。
良い木材を見ていると、
「素直」という言葉が思い浮かぶ。
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もしかしたら、
モミではなく、スギかもしれない疑惑が
持ち上がったが、
樹木図鑑で確認し、モミの木で間違いなさそう。
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次の仕事の試作。
フィルムをつなぎ合わせる。
それを空間に平滑に吊る方法を模索。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_15】
20230621(あ48日)
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モミの木を切って削って磨いて
バトンのゴーストホワイトを塗る。
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天板を壁に固定するための
三角形の受けを三熊くんに作ってもらう。
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永畑さん、明日、2人展の搬入。
作業の山場。大詰め。
酒井さんが助っ人で登場。
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数年前、樫の原木を買った。
製材して、桟積みをして
乾燥させていた板を積み直す。
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樫を丸鋸で切る。
固くて、なかなか刃が進まない。
モーターに負荷がかかりすぎでダメにならないか、
心配しながら切り進めていく。
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山本さんが来て、一緒に作業する。
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櫻井くんと電話する。
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明日の永畑さんの搬入と同時に
モミのテーブルもトークンに納めてくる。
その準備をする。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_16】
20230622(あと47日)
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永畑さんと
レンタカーを借りて
トークンアートセンターへ行く。
永畑さんの搬入に便乗して、
モミの木のカウンターテーブルを納品設置作業。
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Token Art Cetner
笠島久美子、永畑智大
「祖傳西瓜汁/ズゥツァン シーグァズー」
会期:2023年6月24日(土)〜7月23日(日)
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トークンに到着。
単管の屋台を組んでいく。
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永畑さんは最近、絵本を描いていて、
今回、絵本をモチーフに展覧会内容が構成されている。
永畑作品の魅力は、
こだわりすぎない、というこだわり。
瞬間瞬間の偶然を大切に肯定していくように
つくり進める判断力と瞬発力。
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単管の屋台が組み終わると、
少し他の展覧会を見に行く。
電車でウトウト。
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帰ってきてカウンターテーブルの設置。
トークンの秋葉くんも気に入ってくれて、
なかなか良い感じ。
どっしりとした印象。
トークンに行った際にはぜひ
見てみてください。
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笠島さんと永畑さん、秋葉くんで
展覧会の準備を進める。
笠島さんはおじいちゃんとすいか、
永畑さんは子供とすいか、がモチーフ。
すいか。
屋台、写真、モニター、絵、絵本、立体作品、
盛沢山。いろいろと指示を受けて作業する。
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帰りに交通事故を目撃する。
安全運転を改めて意識する。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_17】
20230623(あと46日)
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ケンタロウくんと打ち合わせ。
予算や段取りを、
色々どうやってやりくりするか検討。
アトリエの片付け。
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個展でのイベントとして、
「奥多摩美術研究所の会社説明会」
をやろうという話になる。
2018年から動き出して、
なんだかんだ5年。
少しづつ輪郭が出来てきた感じ。
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「美術解放運動の説明会」もやりたいな。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_18】
20230624(あと45日)
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付けペンで植物の絵を描いている。
画面をパズルのように埋めていく。
時間がかかる。
その、ただただ時間がかかる事、時間をかける事が
絵を描く意味だったりする。
早く完成させたい気持ちはある。
しかし、終わってしまう事を惜しむ気持ちもある。
じっくり、ゆっくり時間をかける事に意味がある。
そんな絵の在り方もある。
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その対極のような描き方で
油絵を描いている。
いつでも終わらせられる。
「まいっか。」と思った瞬間が完成の瞬間。
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絵を描きながら、
絵を描く事について考えている。
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そんな折、
「武蔵野AI美術大学」
というAIを使った画像生成のコンテスト?
をムサビがやっているらしい事を知る。
Twitterのタイムラインで流れてきた。
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AIで画像生成が出来るようになった事は、
改めて絵を描く事の意味を考えるきっかけになる。
美術大学としても向き合っていくべき課題だと思う。
しかし、このムサビの「武蔵野AI美術大学」
という企画は、少し安易であり、危ういと感じる。
ムサビはAI技術と向き合っています。
という雰囲気を醸し出そうとしている思惑が透けてみえる。
そしてその雰囲気に、
信念や理念や知識がない事も透けてみえる。
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ムサビの油絵学科の卒業生としては、
少し残念だ。いや、とても残念だ。
絵を描く事を本当に考えている人が関わっている企画には思えない。
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どうせやるなら、本気でやってもらいたい。
入賞者プレセント、
「額装作品・生成画像作品Tシャツ&トートバッグ」
とかじゃなくて、
賞金500万円くらいかけて、
あらゆるAI技術に関心のある人達と
美術関係者を交えて
本気で考える場をつくってもらいたい。
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こういう企画をやってみようという気持ちは
素晴らしいと思う。
でも、企画の組み立てがお手軽すぎる。
そのお手軽さに、全面的に乗っかっている感じが、
ムサビの信用を落としている。
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どうせ始めたなら、2回、3回と
やってもらいたい。
そして回を重ねて、本気でAI画像生成や絵について考える
場にしていってもらいたい。
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そんな事を悶々と考えながら
絵を描いていた。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_19】
20230625(あと44日)
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映画「ケイコ 目を澄ませて」を見る。
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夜アトリエで絵を描く、
ひっそり、
水が流れる音、
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携帯電話のストップウォッチを
スタートさせて、箱にしまう。
絵を描き始める。
集中力が切れるところで
箱の蓋を開ける。
だいたいあっという間に60分。
描いてる時に携帯が気になってしまうことがある。
箱に入れてみた。
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コロッケ食べる。
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