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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_34~40】2023年7月10日~7月16日


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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_34】
20230710(あと31日)
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暑い。汗だらだら。
アトリエに向かう途中、
コンビニによったら、
去年「芸術激流」でお世話になった
ラフティング会社のダイゴさんに会う。
話していると、小澤酒造の社長さんもきて、
3人で少し話す。
みんなこのコンビニが最寄りで、
使う頻度も高いとのこと。
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アトリエにつくと、
オレンジ色のTシャツに、
ミドリの短パンの2人がいる。
片方は三熊くんで、
もう片方は、古本屋のイッセイさん。
たまたま同じコーディネートだったとのこと。
かなり前だが、古本屋さんで少し働かせてもらっていた。
とても話が面白い。
今回の個展に際してトークイベントを企画しようとしてて、
もしよかったらゲストに来てくれないか?
と頼むが、やっぱり断られる。
残念だが、やっぱり、という感じ。
描いている絵を見てもらって、
いろいろアドバイスをもらう。
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ペンで描いている絵の額装を
三熊くんが進めてくれている。
今回は、タモの木を提案してくれた。
特徴ある板目で、とてもいい感じ。
お願いする。
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車でつくばに行く。
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帰ってきて、アトリエで再び油絵を描く。
F130号。なかなかわからなくなってきた。
描いても描いても、
遠くへ行ってしまうようなもどかしさ。
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どんな絵でも、絵の完成は
「まいっか」と思った瞬間だと思う。
その「まいっか」を更新していく作業。
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とりあえず、今日の「まいっか」まで
絵の前で動く。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_35】
20230711(あと30日)
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暑い。汗ダラダラ。
アトリエに行く。
絵を描く。
うまくいかなくて、
沼にはまって、もがいている感じ。
頑張れば頑張るほど
深く沈んでいく。
「まいっか」が遠い。
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和田さんがアトリエにくる。編集作業。
明日、明後日のアトリエ片付けについて相談。
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電車で国分寺に行く。
寝過ごして三鷹まで行ってしまい
20分遅刻。
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櫻井くん、牧くんとおつかれさま会。
久しぶりに会って、楽しい時間。
あっというま。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_36】
20230712(あと29日)
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暑い。汗だらだら。
アトリエに行く。
永畑さんケンタロウくんと、
展示に向けてと、作業スペースの確保のための
アトリエの大片付け。
昨日、和田さんに言っておいたのをうけ、
かなりゴソットいらないものがまとめてある。
コツコツ、作業。
明日、産廃の業者さんに来てもらう予定。
それまでに色々まとめておく。
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永畑さんケンタロウくんに作業を進めてもらい、
材木屋さんにプレカットの
打ち合わせに行く。
いい大工さんを紹介してもらう。
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お昼ご飯を買って、
アトリエにもどる。
作業が進んでいる。
お昼食べる。
そうこうしてると酒井さんがやってくる。
朝、気を失って二度寝をしていたとのこと。
一緒に作業開始。
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粗大ごみセンターに軽トラで
いらないものを持って行く。
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オサガリセンターの代表のサガなのか。
捨てるものに、酒井さんチェックが入っていって、
作業が滞る可能性があるので、
見ないで作業してくれとお願いする。
汗だく。
作業しながら意識が遠のく。
少しずつ片付いてきた感。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_37】
20230713(あと28日)
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アトリエで昨日の片付けの続き。
雨がパラパラ。
午後に産廃をお願いしている便利屋さんがくる。
それまでに、色々まとめておく。
山になっている
いつか使うつもりで5・6年放置されていた
木材を引っ張り出してくる。
あらためて、かなり貯め込んでいたと実感。
相当な量。板状のものと、棒状のものを分類。
永畑さん、ケンタロウくん、酒井さん、
もくもくと作業。
数年ぶりに隠されていたアトリエ内の石垣をみる。
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産廃にもってかなくても
粗大ゴミで処分できそうなもの、
基本的に、ぱっと見て何かわかるものを
処分センターに軽トラで持って行く。
棚とか椅子とか、机とか家電とか。
ボーリングの球は引き取れないとの事で持ち帰る。
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雨はやんでいる。曇り。
アトリエにもどってお昼ご飯をたべて、
午後、便利屋さんが来てくれる。
おじさん2人。
代表のおじさんは、
肋骨が痛くて、蜂に刺されたとの事で
体調がわるそうだが、
そのおじさんの指示で、まとめた木材を
2tトラックに積み込んでいく。
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いっぱいにして、2回行ってもらい、
なんとか目標にしていた量の木材が
アトリエからなくなる。
少し広くなった感じ。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_38】
20230714(あと27日)
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昨日一昨日の続きで、片付け。
空いて出来た空間に平らな床をつくる。
レーザーで水平を確認しながら
桟木を置き、固定していく。
午後、木材屋さんが
24mm厚の3×6尺ラーチを10枚届けてくれる。
固定した桟木の上にパネルを並べて固定。
仮設の床の完成。
作業を進めるうえで、
平らな床はとても大切。
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タンソスツールの作り方を
永畑さん酒井さんケンタロウくんに伝える。
30個制作が目標。
奥多摩美術研究所のプロダクト。
簡単、簡素、がコンセプトの「タンソ」シリーズ。
そのスツールなのだが、
酒井さんに作業を伝えてやってみてもらった
ところ、簡単には作れない、との事。
タンソという名前に偽りありではないか、
という指摘をうける。
たしかに、初めてだと難しいかもしれない。
最初は何事もそんなもの。
タンソを作る時のキーワードとして、
「寿司刺身で!」という言葉を使っている。
その意図として、
中をガシャガシャ雑に作って、
最後に表面だけ化粧をして、最終的に良く見せる、
という事ではなく、
素材と工程や構造が、そのまま表れている状態。
だからこそ、1つ1つの工程を丁寧に進める必要がある。
そんな事を表す言葉として、
「これは寿司刺身で作ろう」と言っている。
たぶん一般的にあまり使われていない言葉の使い方だが、
奥多摩美術研究所ではよく使っている。
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ケンタロウくんはスピーカーのカバーをつくる。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_39】
20230715(あと26日)
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130号の油絵を描く。
適当に描く。
この「適当」というのが一番難しい。答えはない。
ただただ自分のしっくりくる感じだけが頼り。
絵を描きながら、絵を描く意味を考えている。
人間が絵を描く意味。
絵が完成する瞬間には何が起こるのか。
キャンバスに絵具を置きながら、
絵を積み上げている時、絵を壊している時。
壊す事で絵が面白くなってきたりもする。
無数にありえる絵具の置き方を頭の中で想像する。
ここにこの形でこの色が欲しい。
その理由を完璧に言語化して説明する事は難しい。
でも、確かに確実に必要と感じる。
説明を求められたら、いくらでも言葉を尽くすつもり。
でもたぶん、それらの言葉は核心には届かない。
自分の周りを漂う偶然を拾い集めて絵を描いている感じ。
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【佐塚真啓個展「おばけ館_美術やしき」通信_40】
20230716(あと25日)
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少し前に描いていた100号を2枚くっつけて1枚にして
油絵を描く。汗をだらだらかく。
倉持くんと電話で話す。
照明と装置について。
概ね順調との事で安心。
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牧くんと電話で話す。
チラシについて。
今回の展覧会、ぜんぜん告知ができていない。
不安が膨らむ。
告知のつもりで始めたこの日記も、
告知なのかなんなのか、わからなくなりつつ。
どのくらいの人が、今回の展覧会の事をしってくれているのか。
もし、これを読んでくれている人がいたら、
ぜひ、まわりの人に、
「佐塚の個展があるらしいよ。」とお伝えください。
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夜、イッセイさんがくる。
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