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【書評_01】


【書評!】
『絵本「風の穴を解く」』の書評を
平岡希望さんが書いて下さいました!
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美術家の佐塚さんが描く草の葉は、わたしの知っている草の葉とはどこかちがった顔をしている。
風にたなびく白煙も、粘土のように密度を増して、石を孕んだりはしない。
見慣れているモノの、見慣れない顔を目撃する体験…これは詩(短歌や俳句、すべての詩形を含む)を読んでいる時の感覚に近しい。
手垢のついた意味や語法をかなぐり捨てて、新しい地平に布置された言葉たちは、日常の従順な顔を捨てて、油断ならない野性的な顔を垣間見せる。
これが詩のひとつの楽しみだ(と思う)。
そして詩には、波長さえあえば別世界へと導いてくれる "扉" が数多く秘められているが、本書『風の穴を解く』にも、同じように "風穴" が開けられている。
故にわたしはこの絵本を "絵画詩" と名付けたい。
詩を元にした絵画でも、絵画に詩をつけたものでもなく、順々に並べられた「絵画」そのものが「詩」を成しているのだ。
(平岡希望)
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『絵本「風の穴を解く」』
著者:佐塚真啓
デザイン:牧寿次郎
発行所:奥多摩美術研究所
印刷・製本:株式会社イニュニック
定価:3,000円+税
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平岡さん、ありがとうございました!!!

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『絵本「風の穴を解く」』では、
書評を募集しております。
ぜひ読んでみて、思った事感じた事、
この本を他の誰かに紹介する様な書評を
書いてみて頂けませんでしょうか?
御礼として、その書評を読ませて頂き、
この人にはこの本も読んでみてもらいたいなという本を
僕の本棚から引き抜いてお送りさせて頂きます。
書評といっても硬くならずにどんな書き方でも大歓迎!
書いていただいた書評はSNSなどで
この本の広報などをする際に使わさせて頂きます!
ぜひご検討してみて下さい!!(佐塚)
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●送り先:gogatsuyokka@yahoo.co.jp
○件名に「書評かいたよ!(お名前)」と御記載ください。
佐塚真啓SNSへのDMでも、もちろん歓迎!ぜひ!!
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Photo:Akaishi Takaaki

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