見出し画像

認知症 第23話(入院先が宿泊先と勘違い)

父親が帯状疱疹にかかり、頭部、顔面に発疹ができて2週間あまり入院した時の事である。
父親の住んでる世帯の電話が鳴った。
ナンバーディスプレイの表示は「公衆電話」。
電話に出てみると入院先の父親からだった。
自分一人で住んでいて誰もいるはずがない自宅に自ら電話をかけてきたのだ。既にこの電話をかける行動自体が理解できない中、
「もしもし、今、宿にいるんだけど迎えに来てくれないか」
はあぁ?何言ってるのか電話では話がつかないので入院先まで行き、本人に聞いたが、よくわかってない様子。
看護師に確認したら、特に退院の話は無いのに電話をしたいと公衆電話まで付き合わされたらしい。
ちんぷんかんぷんな迷惑なことに付き合わされてる看護、介護に携わっている方々に感謝します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?