聡馬灯
人に共有したところで「ふーん」としか言われないだろう自分だけの琴線やトリガーを記録したら何か見えてくるものがあるのか、やってみよう
真正性など追求せずお気に入りについて感じたことをただまっすぐに書き下ろす自分だけの辞書 ソネット１８番 シェークスピア Sonnet18 W.Shakespeare とこなつと 見し影さへもうつつには うつるあとにぞ とはにとどめむ SNSなどなかった時代 なぜかソネット１８番のしっくりくる和訳を探していて見つけた ソネット１８番の素数を発見してしまった 眼下に広がる原風景の美しさをひとつも取りこぼさずに色づかせている 壊れてしまったPCにブックマークしていた
真正性など一先追求せずお気に入りについて感じたことをただまっすぐに書き下ろす自分だけの辞書 Gnossiennnes Éric Satie グノシエンヌ エリック・サティ 出会いはコンタクトレンズのCM 同調圧力の雰囲気を全面に醸し出していた悪夢のような話の後ろで流れている その綾野剛くんの表情と音楽が絶妙すぎてみるたびに笑っていた ここで笑ってしまう感覚が不気味なのはわかっている 突然おろされる疎外、あまりにも不穏すぎる旋律 この組み合わせがメタ視線で滑稽に見える感じ
真正性など一切気にせずお気に入りについて感じたことをただまっすぐに書き下ろす自分だけの辞書 Ruggiero Ricci （vn） わたしってやっぱりグァルネリが好きなんだ 出会いこそ有名曲のハイライト部分だけを集めた「名曲選集アルバム」だけどある種インプリンティングなのかクラシック音楽を聴く上で依然として私のベースになっている 天才は早死にする仮説のある中で長生きしているのが素晴らしい 幼少期より天才だったとのこと。そうか努力型にはない安定しない舌足らずの部分が時々ある
週末に郊外の大通りで車を走らせていると、時々ノボリが乱立した住宅展示場を見かけることがある。車の窓からその様子を見ていて、いつも思い出すことがある。 北九州市に終の棲家を構えることを決めてすぐ、モデルハウス巡りというのが我が家の週末の恒例行事となっていた。昔から父が設計する家に住むことが私たち家族の夢であったが、なかなか現実は厳しく、建売でも十分満足できるものもあることを知ってからは、所を変え、メーカーを変え、多くの住宅展示場に足を運び続けた時期があった。 その日は、北九
あのとき食べたあの味が忘れられない、というメニューを１つくらいは持っていないだろうか。私にとってそのひとつに「カワノさんのしょうゆラーメン」というのがある。 私が小学生の頃まで我が家は転勤属の社宅住まいだった。毎日一緒に遊んでいた友だちが数年で居なくなるということはよくあったことで、急に環境が変わることに対するひどい抵抗や感傷がさほど大きくない幼少期だったように思う。 小学５年生を迎える春に、３年間過ごした街をまた離れることになった。これで小学校も3校目。 新天地へ到着し
