シンプル服で3首見せれば「いつもの服を着ているのになぜだかおしゃれに見える」か ミラノ・実践編【書アド検#8】
ライターさとゆみの、書籍に書かれているアドバイスを愚直に実行すると本当にいいことが起こるのかを検証するコーナー、略して、「書アド検」です。
なぜこんな実験をしようと思ったかはこちらから。
前回の書アド検、「シンプル服で3首見せれば、いつもの服がなぜだかおしゃれに見えるか【書アド検#7】」をアップしてからいろんなことがあったんですよ。
①まず、世界を代表するフランスの某メゾンブランド(50歳までにここのバッグを買えるようになりたい)のコミュニケーションマネージャーさんから「フランス人10着コーデ」に関してコメントをいただいた。
「フランス人はもっと地味な色の服で10着、着まわします。あなたがやったことは、よりハードルの高いことだったと思います。よくやりきりました」
ほ、褒められた!!
②そして、この書アド検についてラジオで話してほしいというオファーがあった。うっそーん
③そして、この書アド検を某雑誌の企画で取り上げますという連絡があった。まじっすか。
そんな「調子にのっているときほど、足元を見つめて」がモットーの、意外と小心者なさとゆみがお送りします。
たくさんの方から(すみません、盛りました。実際には6人 w)、ミラノ・検証編はまだかというメッセージをもらいました。う、嬉しい。
余談ですが
読者の方から言われる「あの原稿まだ?」
と、
編集者さんから言われる「あの原稿まだ?」
って、天と地ほども印象が違いますね。
というわけで、いきなり余談がすぎましたが、いきます。
前回の読んでない人は、やっぱ、ぽかーんだと思うので、まずはこっち読んでね。
シンプル服で3首見せれば、いつもの服がなぜだかおしゃれに見えるか【書アド検#7】
【①今回の検証書籍】
私のブログではもうおなじみなのですが、スタイリスト「山本あきこさん」の初の書籍「いつもの服をそのまま着ているだけなのに、なぜだかおしゃれに見える」(ダイヤモンド社)です。
【②この本との出会い】
は、前回書いたので省略するとして
なんと、発売3日目にして大増刷決定、いまもamazonランキングでファッション部門ぶっちぎりの1位、全体でも20位に食い込んでいるという、大ヒットになってるみたいです。やまこ(山本さん)、すごい!!!
スタアになっても、仲良くしてね。
いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える
【③この書籍に書かれているアドバイス】
で、この本の骨子から、私が書アド検しようと思うのが・・・
①ベースとなる服はとにかく「印象ゼロ」のプレーンな形の「普通の服」を選ぶ
②逆に小物は毎日変えるくらいの気持ちでガンガン投入する。特に靴とバッグは、服以上に人の印象を左右するから超重要
③コーディネートのどこかで「カジュアル」と「キレイめ」をミックスする。
④ジャストサイズで服を着て、ひるまずにウエストをマークする
⑤必ず3首(首、手首、足首)見せる。
です。
【④検証期間】
2015年4月9日から4月16日まで(6泊8日)
ちょうどミラノに行く8日間で、この本のメソッドを検証してこようというものです。
まとめると
シンプル服で3首見せれば、いつもの服を着ているのになぜだかおしゃれに見えるか ミラノ・実践編 です。
ひらたくいうと、
おかーさん、私、ミラネーゼになってきます!
です。
【⑤書籍に書かれたアドバイスを実行した結果】
結果報告です。
今回ミラノに持って行った服は、上4着、下2着の計6着だけ!
服よりむしろ小物が重要という山本さんのアドバイスに従って、小物はこれら。
誰にも頼まれてないんだけれど、毎日必ず違う着方をするという意味不明な縛りを自分にかけていってきます!
★1日目(4月9日)
成田空港からミラノ・マルペンサ空港へ。
前にも書いたけど、スーツケースは機内持ち込みできるサイズにまとまった!
フライトなので、らくちんな格好に。結構機内が寒かったので、スカーフが防寒としても役に立ったよ。
おしゃれに見えるかどうか以前に、この前日10数年ぶりのカラオケにいった挙句、帰宅後朝まで原稿書いてたもんで、コンタクトが入らず。すっぴんメガネだったから、ファッション以前の問題。靴はもちろんポケッタブルシューズです。
マルペンサ空港についたのは18時半頃。ここからミラノ中央駅までの電車が50分遅れるとアナウンスあった上に50分待ったら「今日はやっぱ運転できないことになっちゃった、バス使ってちょ、てへぺろ」みたいなアナウンスが流れて(本当はアナウンスがイタリア語だったのでわからなかったんだけれど、電車に乗っていた人たちが全員舌打ちしたので、だいたいの空気が読めました)いきなりイタリアの洗礼を受ける。
というか、実は私、イタリアってちょっと鬼門なんでした。
思い起こせば、
今までの人生で一番「死」に近づいたのが、ミラノでした。
というのも、前にきたとき、ミラノのドゥオーモの屋上にのぼったら、足をすべらせて転び、滑り台のように屋根の斜面を滑ったんだ。
↑これがミラノのドゥオーモ。結構斜面、きついでしょ。
あれ、途中で気づいて私に足をひっかけてくれたアメリカ人(推定)の方がいなければ、ドゥオーモの端っこ(安全柵はなかった)から落ちて、軽やかに死んでたと思う。
あと、これも前にミラノ来た時だけれど、センピオーネ公園の円柱型の簡易トイレ(工事現場や昔の公園によくあったようなやつ)に入って、鍵があかなくなったこともあった。あれ、20分くらいドアを叩き続けて、やっと外を通る人が気づいてくれて、レスキューの人を呼んでくれたんだよね。
というわけで、なんか、ミラノ、いろいろあるよなあ。
結局ホテルまでタクシーで移動。すでにミラノサローネの準備でミラノ入りしていた夫と合流できたのは21時過ぎ。
プロシュートと赤ワインの美味しさに泣きそうになりながら、この日はホテルに入ります。
★2日目(4月10日)
夫はミラノサローネの準備が忙しいので、私は2泊3日の一人旅でベネチアへ。
(あ、ちなみに、夫も山本さんのパーソナルコーディネートを受けていて、ミラノ滞在14日分のコーディネートを組んでもらっていました。夫は取材受けたりなんだりあるので、ジャケットとポートフォリオをいろいろ持って行っていて、私と反対で空港でオーバーエクセスで止められたそうですw)
↑こちらは山本さんのパーソナルコーデ、夫ミラノ編の一部。
さて。ベネチアです。
スーツケースをミラノのホテルに置いていくことにしたので、服は最小限、バッグ+サブバッグだけで行くことに。
ミラノからベネチアまでは電車で3時間弱。まあ、東京→新神戸間くらいなもんでしょうか。
左から順番に、2日目、3日目、4日目の予定。
この感じだと、初日にベネチア入りするときは、黄色いカーデだけバッグに入れていけば良くて、4日目にミラノに戻るときは、インにボーダーを着れば、スカートだけバッグに入れてくればよい計算。
もちろん、ポケッタブルシューズは常にバッグにインなので、ヒールに疲れたら履き替えます。
私、デキる! 旅慣れてるっぽく見える、一見!!
実際のとこ、ベネチアでは、いろんな落とし穴があったんだけど、このときはつゆ知らず、意気揚々と出掛けたよ。
ホテルを出る前に夫に撮ってもらった。山本さんのアドバイス通り、ちゃんと3首(首、手首、足首)見せてます。
ここから先は、基本1人旅なので、全部、通りすがりの人に撮影してもらってます。今回ベネチアいったら、みんな自撮り棒持ってて、私、あれ持ってけばよかったなあって思いました。
ことこと電車に揺られて、お昼過ぎにベネチア到着。ベネチアは初めてなんですが、これ、やっぱり興奮しますね。美しい。
街はなんか、京都みたいだなって思いました。「古都」っていう言葉がぴったり。
で、でね。ここでおもわぬ落とし穴が・・・。
あのね、ベネチアね。。。もう、思いっきり歩くんですよ。水路はわかりやすいんだけれど、陸路はもう、くねっくねの迷路。モロッコのときでもこんなに迷わなかったってくらいのくねくね道。
あとね、基本ね、石畳ですよ。ヨーロッパって。
で、何がおこったかというと。。。
ヒール、無理でした。で、ヒールが無理なときこそポケッタブルシューズなんじゃないかって思うとこなんだけど、ポケッタブルって底、薄いんですよ。そこ薄いから折りたためてポケッタブルできるわけですよ。つまり、ポケッタブルをヨーロッパで履くとですね、
足底に石の形を感じるわけですよ。
途中でもう腰痛くなってきたもんね。本格的に。
やっぱ、山本さん超絶おすすめの「迷ったときはコンバース」しとけばよかった。なんで私、ヒールしか持ってこなかったんだろう。アホだ、オレ。。。
で、異国でマッサージを探すか、それともスニーカー買うか、迷いに迷って、買った。スニーカー。マッサージより根本的な解決に思えたから。
本には「白のコンバース」がオススメって書かれているんですが、白のコンバースは既に持っているため、グレーにしてみました。
で、お店で買う時びっくりしたのが、山本さんの本に「コンバースには、インソールを入れるべし」と書いてあるんだけれど、何も言わないのにお店のおねーさん、「インソールも一緒に買いなさい」ってすすめてくれたんだよね。私、山本さんの本のお手伝いするまで、インソールって知らなかったんだけど、まさかベネチアでオススメされるとは・・・。
というわけで、2日目にして、いきなりスニーカー投入。新しくお着替えしたのがこちらです。
ホテルのおねーさん(私の中で仮称・マリア)が撮ってくれたんだけど、ホテルはもちろんのこと、有名な美術館なども、こんな路地裏抜けた先にあるんですよ。買ってよかったコンバース!これで、明日からガシガシ歩ける!
さらにホテルのおねーさんマリア(仮)がオススメしてくれたレストランでワインをしこたま飲んで、1日目の夜は更けます。
3日目(4月11日)
ノープランなもので、この日もホテルのおねーさんマリア(仮)にオススメされた、ムラーノ島に。それから夜に、まさかのフェニーチェ劇場のコンサートのチケットがとれたので(ダメ元でマリアに頼んで劇場に連絡してもらったら、前から3列めのいい席がとれちゃった)、その2つを軸にぶらぶらする予定。
今日は、左のコーディネートの予定でしたが、靴をコンバースにしたバージョンで出かけます。
劇場にはこんなカジュアルな格好では入れないだろうから、一度ホテルに戻って着替える所存。おおおお、なんか、私って、旅慣れてるっぽい!! ホテルに帰ってお着替えとか、なんか、おしゃれっぽい!!!
ミラネーゼ感、あるんじゃね?
クルーネック(丸首)の黄色いカーデは、山本さんの本で一押しされていて、実は私の友人でもこの本を読んで速攻黄色いカーデを買いに行った人が3人いるんですが、今回の旅行でも大活躍。
というのも、私、知り合いの美容師さんから「ベネチアは本当に色鮮やかな街だから、モノトーンの服持って行ったら後悔する。できるだけ派手な格好で行ったほうがいい」って言われていたんです。
なので、山本さんオススメの「シンプル服」の中でも、色が鮮やかな黄色のカーデを持ってきてんですよね。これ、ほんと、大正解。
確かに、ベネチアの街って、派手色が似合う気がする!!
ベネチアングラスの発祥の地、ムラーノ島に行った後は、ベネチアで一番有名なサンマルコ広場に。
いい天気でさー、ここでワイン飲みながらのんびり本とか読んでいたら(読んでいた本は「人口知能は人間を超えるか」)、案の定、ホテル帰って着替えるの面倒になってきたよね。
というわけで、もう、適当な服買って、適当な靴買って、このままフェニーチェ劇場行っちゃおうってな気分になります。
入ったのは、SISLEY。
70ユーロのフェイクレザーのワンピを試着。これ、Mサイズなんだけど、結構ゆとりある。やばい、私、痩せた? って思って
店員さんに「これ、私にはちょっと大きすぎるみたいなの。イタリアサイズって日本人には大きいのよね、Sサイズにしてくださるかしら?」という気分で(実際はそんな複雑なニュアンス、英語でしゃべれない)「Please size S!」と言ってみた。
やっぱ、外国に来るといいことって、日本ではやたら目立つデブが押し隠されることだよね。日本以外の国ってだいたい、ものすごおく大きな女性、いっぱいいるもんね。うふふ。
って思いながら、Sサイズのワンピを着たら
ぱっつんぱっつんでした。ていうか、上半身に布がとられて、ミニスカになっちゃってるし。久しぶりに「ボディコン」って言葉を思い出したね。
てゆーか、ボディコンって「ボディがコンシャスに見える服」ってなわけだから、正確にいうと、これボディコンじゃないね。見苦しいものお見せしてすません。
あと、SISLEYって別にイタリアブランドじゃないよね。SサイズはSサイズだよね。
さらに、靴買った。いえーい。ポリーニの靴。225ユーロ。ほぼぺたんこと言って差し支えない2センチヒール。
山本さんの本にも「ぺたんこ靴ならポインテッド(つま先がとがってるの)」と書かれていて、しかも「カラーパンプスがいい」ってあったので、いつか買おうと思ってたんです、派手色パンプス。しかも、ポリーニ、日本で買うとめちゃめちゃ高いし。(って、買い物の言い訳するときは饒舌になるタイプ)。
と、いうわけで、こんな装いで行ってきました。バッグはさすがに買う暇もお金もないから、雑誌の付録のサブバッグを折りたたんでクラッチっぽく持ってみたw お手洗いで着替えして、中入ったよ。
ファントムというよりも、エンジェルが住んでいそうな可愛らしい劇場。
ただ、思ったほど、ドレスコードは厳しくなかった。今日はオペラではなくてコンサートだったこともあり、カジュアルな人はセーターにスカートくらいの方もいらしたよ。あとで調べたら、ベネチアは観光地なので、オペラの初日以外はわりとスマートカジュアルでいいみたい。
帰りは水上バスで帰ったら、ちょっと寒かった。レストランでスープとワインだけいただいて寝たのだけれど、、、
★4日目(4月12日)
早朝、激痛で目覚めた。気づくと、ベッドが汗でぐっしょり。陣痛みたいな胃痛がおそってきて、全くベッドから立てない始末。これ、あれでしょ。いろいろ生まれるやつでしょ。
今日に限ってホテルにマリア(仮)もいなかったので、自力で薬屋に。陣痛みたいに痛みの波があって、一瞬だけ楽になる瞬間があるので、その瞬間にダッシュしました。
「5ミニッツ ストマックエイクーーーー、で、10ミニッツはナッシングなの。でも5ミニッツやっぱりストマックエイクーーー」です、と伝えて、「OK、ソレ胃痙攣。ブスコパンね」と言われて、薬のんだらほんのすこしだけ落ち着きました。
ホテルで寝てたかったんだけど、最終日だったからマリアじゃないおねーさんに追い出され、仕方ないので、ベネチアにきた最大の目的だった安藤忠雄さんが設計した美術館に行くことにした。
もう、胃が痛くて痛くて、コーディネートとか言ってる場合じゃないんだけど、今日のコーディネートはこちらです。靴はベネチアで買ったコンバースに変えました。
が、それはいいとして
はい、山本さんの書籍を読んだ方! この写真、何か間違いがあります。気づきますでしょうか? 気づきますよね。そう。3首出し忘れてるーーー!!! 具体的には、足首出し忘れーーーー!
山本さん的に、パンツとコンバースの間には、必ず隙間がなきゃいけないんです!!! あまりの胃痛にロールアップ忘れたーーのが、右の写真です。
だけど、この写真を見てすぐに思ったんだけれど、ここ、ロールアップしないだけで、かなりもっさり見える。太って見える。
いや、ちょっと待った。えっと、違った。違う違う。えっと、いや、私、リアルに太ってるんだった。
えっと、そうじゃなくて、
えっと、ロールアップしたら太ってないように見えるんだけど、ロールアップしてなければ体重通りに見える。
これね、勉強になりました。3首見せる、重要だなあ。
肝心の安藤忠雄さんの美術館ですが、、、
うーん、なんか、古いレンガと軽いガラスと最新のコンクリートがあいまって、生ハムメロンみたいだなあという感想です。雑ですみません。胃が痛かったので。
いろいろ行こうと思っていたところすっ飛ばして、ホテルに荷物をとりに帰りました。レセプションにマリア(仮)がいて、私がお腹を壊したことを「私が紹介したレストランのせいかしら、本当にごめんなさい」と泣きそうにあやまってくれました。
なので、「あなたのせいではないです。ちょっと疲れてたから」とお礼を言い、あ、そうだと思って、マリア(仮)に名前を聞いたら、「ファビオラです」と言ってた。
マリアはファビオラでした。
3時間ほど電車に揺られて、なんとかミラノに到着。明日はサローネの前夜祭。夫の現場もプレスプレビューです。彼は現場に泊まり込むらしく、こんな画像が送られてきた。
私も今夜はゆっくり寝よう。
★5日目(4月14日)
朝起きたら、うん、多分いけるって感じだった、胃が。なので、前から行ってみたかったコモ湖まで足をのばしてみることに。
というわけで、今日のコーディネートはこれ。コモ湖から直接プレスプレビューに行くつもりで、この旅行の間では唯一きれい目の格好で。
山本さんの書籍に書いてあった「知的に見せたいなら、キャスター風ピアス」の術を使っていて、かなりデカぶらりんなピアスしてます。
最初は左のコーデの予定だったのだけれど、靴をベネチアで買ったオレンジにしてみた。山本さんの本にも全身きれい目にするときは、どこかに外しを入れたほうがいいとあって、ブルーのヒールより、オレンジのほうがいいかなあとおもったから。
で、コモ湖! さすが、ハリウッドのセレブたちがこぞって別荘建てるだけあって、この世の天国でした。
で、生まれ変わったらホテルになりたいと思っているくらいホテル好きの私としては、世界のベストホテル常連の5つ星ホテル、Villa d`Esteがどうしても見たくて、行ってきた。
景色も素敵だし、時間はゆっくり流れるし、ふわーー、ほんと天国でした。
比較的、喉もとすぎると熱さを忘れるタイプなので、「ここでまた胃が痛くなっても私絶対後悔しない」と決めて、ホテルのテラスでワインいただきました。
至福だった。。。一泊いくらするのかわからないけれど、いつか絶対泊まりに来たい。
そして、ミラノに戻り、ほろ酔いながら夫が設計担当した旭硝子(AGC)さんのプレスプレビューに。
実は、このとき、ちょっとした奇跡が起こりました。
プレスプレビューの会場で「佐藤の妻です」と挨拶したら、その方(日本人)に
「あ、ミラノの人だと思って、ボンジョルノって挨拶するところでした」
って言われたんです!!!
これ、もう決定打じゃね? これ、もう
「シンプル服で3首出したらミラネーゼになれた」
って言っていいんじゃね?
と、うきうきした私です。
夫が設計担当した展示は、すごく素敵でした。もし、サローネやインテリアデザインなどにご興味ある方がいらしたら、その話は是非こちらで。
で、皆さんとのお夕飯まで時間があったので、一度ホテルに戻り、「どうして私がミラネーゼに見えたのか」問題を真面目に考えてみたんだけれど、ひとつ、思い当たることがあった。
あのね、私ね、ここが分厚いんですよ。この腰回り。っていうか、腰回りといえば聞こえはいいけれど、腹回り。
このまごうことなき安定感が、ちょっとヨーロッパ人的趣があるんですよね。いや、嘘。ちょっと言いすぎた。このまごうことなき安定感が、ちょっと日本人離れしてるんですよね。
この厚みじゃないか、私のミラネーゼ感。
夜に、お呼ばれいただいたお夕飯でしこたま食べたら、スカートがメリッと音をたてました。
★6日目(4月15日)
残すところ、2日です(2着です)。
ホテルでクリーニングに出していた服たちがあがってきたので、さわやかさわでー。
この日は、一日中ミラノを歩き回って、ミラノサローネの展示を見てきました。例によって、予定していたコーデから、靴だけコンバースに。
これはレクサスの展示。このあとに続く、五感を刺激する展示が、サローネのベストエンタテイニング賞をとったそうです。
隈研吾さんの展示があったミラノ大学に行ったり
nendoさんの展示を見たり。日本人作家の人たちの展示を中心に、歩き回ったーーー!
汗だくになったので、夜の会食の前に、一度ホテルに戻って着替え。おおお。ここで1コーデ追加になるとは。。。
ちなみに、持ってるバッグはミラノサローネの会場でもらったプレスキットが入っていたシワ加工の紙バッグ。今日はこれを投入して、夫と夫のパートナーの川島くんとご飯に。
ミラノ、最後の夜です。
★7日目・8日目(4月16日・17日)
今日は昼過ぎのフライトで成田へ。機中泊なので、やっぱりらくちんであったかい格好に。ポケッタブルシューズの予定でしたが、これまたスニーカーに変更です。
山本さんオススメの同色コーデ!
注目してほしいのは、山本さんの本にも書かれていたスカーフのベルト使い。これ、やってみたかった!!
というわけで、やってみた! ・・・・・・一度は。
だけどどうして写真の右のほうでは、このスカーフがバッグにつけられているかというと・・・・・・
あのさ、私のウエストに対して、足りなかったよね、布が。スカーフの布が、ウエストを一周するともう、結ぶ部分ないのよ。息もたえだえってくらいしか残ってないのよ。
というわけで、山本さんの本でもオススメされていた、バッグにスカーフをつけるの方にスイッチしたね。うん。
でもまあ、めげずに
マルペンサ空港で最後のパスタとワインを楽しみ、
水道みたいなとこからドバドバ出てくるめっちゃ美味しいチョコレートを大量にビンで買って
無事、東京に着きました。
遠足は、家に着くまでが遠足です。これにて、
シンプル服で3首見せれば、いつもの服を着ているのになぜだかおしゃれに見えるか ミラノ・実践編 終了です!!
お付き合いくださった皆さん、ありがとうございます。
6泊8日、6着で作る全9コーディネートはこちらでした!
【⑥検証結果】
シンプル服で3首見せれば、いつもの服を着ているのになぜだかおしゃれに見えるか ミラノ・実践編
私としては、山本さんのオススメする「シンプル服」の威力というか、使い回ししやすさと、重ね着のしやすさをしみじみ感じた旅でした。
結果的に着た服は、白シャツ3回、ダンガリーシャツ4回、ボーダー4回、黄色カーデ5回。
8日間しかなかったのに、なんでこういう回数になっているかというと、ほとんど重ね着してるからなんですよね。
この2つのボトムも、使い倒した。
この6着は、山本さんの書籍のオススメ通りの6着なのだけれど、これだけあれば、8日間、毎日違うコーデで過ごせるってことがわかりました。
あとやっぱり、3首出すの効果はほんと感じます。ぶっちゃけリアルな体重なんて誰も聞いてこないんだから、見た目体重の方が重要なわけで、3首出して3キロ痩せて見えるなら、これくらい得なことってない。
あと、何より今回の旅で感じたのは、どんなシチュエーションでもこれだけあればTPOに合わせて服を組み合わせできるという自信が、山本さんのパーソナルスタイリング受けて以降生まれたなあってこと。服はシンプルでよくて、小物や、着こなしの仕方で雰囲気変えればいいんだーっていうのが、もうだいぶ身に染み付いた気がします。
というわけで、
シンプル服で3首見せれば、いつもの服を着ているのになぜだかおしゃれに見えるか ミラノ・実践編
もうぜったい、★5つ。
★★★★★
文字通り、私のファッション感を完全に変えてくれた山本さんに感謝ですー。しつこいけど、スタアになっても、仲良くしてねー。
んではまた、ぐっばい!
(次の書アド検証は、久しぶりのバリバリのビジネス書です。ただいま過去最高にキツイ検証してます。お楽しみに)
ライター佐藤友美(さとゆみ)
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