
シンプル服で3首見せれば、いつもの服がなぜだかおしゃれに見えるか【書アド検#7】
ライターさとゆみの、書籍に書かれているアドバイスを愚直に実行すると本当にいいことが起こるのかを検証するコーナー、略して、「書アド検」です。
なぜこんな実験をしようと思ったかはこちらから。
【①今回の検証書籍】
やっと出たー!!!! このnoteのフランス人10着検証でも登場した、スタイリスト山本あきこさん(通称やまこ)、待望の1冊!!!!
いつもの服をそのまま着ているだけなのに なぜだかおしゃれに見える
やまこは、もともと雑誌で活躍していたスタイリストさんなんだけど、その仕事は続けつつ、パーソナルスタイリングの仕事を始めた人なんだよね。
で、たくさんの人にパーソナルスタイリストとしてアドバイスしてきたことを一冊にまとめてくれたのが、この本だよ!
【②この本との出会い】
この本の著者である山本さん(通称やまこ)は、太るにまかせてずるずるダラダラになってきた私のファッション人生を、ある日突然変えてくれた人! 私の家にある服をいっさいがっさい見直して、華麗にコーディネートを組んでいってくれた人なのだよ。
どれくらい人生が変わったかというと、154センチ62キロの私が、154センチ59キロくらいに見えるくらいは変わったよ(推定)
↑やまこにショッピング同行してもらい、30代になってから初めてシャツをインしてベルトを通すということをしてみた私。
あとさ、少なくとも、やまこに服を見直してもらってからは、毎晩21時にGILTのファッションサイトを開いて、よせばいいのに結局すぐタンスの肥やしになっちまう服をポチっとしたりしなくなったね。
さらに言うと、うちのクローゼットのメインコンテンツだったイッセイミヤケのプリーツプリーツの服。アレ、買わなくなった。人生で一番仲良くできると思ってたブランド、まさかの封印。
余談だけど、プリーツプリーツ、まじで凄いから。
何がすごいって、ほら、臨月でも余裕で着れたし、なんなら、産んだあとに自腹で臨月以上の体重になったまんまるな私を、どこまでも広がるプリーツで優しく包み込んでくれる最高のパートナーだったんだけれど。
やまこにそのルーズさを指摘され、一念発起して、買わなくなったね。六本木ミッドタウン、および、大阪南堀江のショップのおねーさんたち、元気かなあ。優良顧客をやめてごめんなさい。
とか、まあ、それはさておき、
私の周りにも、やまこのパーソナルスタイリングを受けて、人生が激変した人、多数です。
そんな山本さんの初書籍!! 私も、撮影と編集のお手伝いなどさせていただいたんですが(↓撮影中のひとコマ)、この本の出版を心待ちにしてたのは私だけではないはず!!
私も、手ぐすねひいて、この書アド検の検証するのを待ってたよ!
というわけで、いきます!!
【③この書籍に書かれているアドバイス】
この本は、モデルじゃなくて、一般人でも、これだけやれば「いつもの服をざっくりきているだけでもおしゃれと言われる」秘訣がまとまってます。
つまり、いろんなタイプのお客様の家に行ってコーディネートしてきた、やまこだからこそわかった、
一般の人が確実に変身できるおしゃれの法則
が、ここぞとばかり、まとまってるの。
で、そのなかでも、骨子になるのは
①ベースとなる服はとにかく「印象ゼロ」のプレーンな形の「普通の服」を選ぶ
②逆に小物は毎日変えるくらいの気持ちでガンガン投入する。特に靴とバッグは、服以上に人の印象を左右するから超重要
③コーディネートのどこかで「カジュアル」と「キレイめ」をミックスする。
④ジャストサイズで服を着て、ひるまずにウエストをマークする
⑤必ず3首(首、手首、足首)見せる。
デス。
でね、やまこのパーソナルスタイリングを受けるとわかるんだけれど、この①の「普通の服」っていうのがね、意外にね、ないんだ、これが。
帯にも神々しく書かれています
どれだけ「普通のアイテム」を持つかがカギ
私の場合
・普通の白シャツ持ってなかった
・普通のTシャツも持ってなかった
・普通のデニムも持ってなかった(お尻にでっかいリボンがついたデニムしかなかった)
あったのは、なんか、個性的かつ、だぼっだぼのルーズな服ばっかり。
あと、服だけじゃなくて、スニーカーが1足もなかったり、プレーンなパンプスがなかったり、ネックレスが蝶ネクタイばっかりだったり・・・
というわけで、やまこにショッピング同行してもらい、本当に普通の服を買い足したんでした。
というわけで、この本に書かれていることを、皆さんに先駆けてトライした私が、骨子①〜⑤までを検証したよ。
【④検証期間】
2015年4月9日から4月16日まで(6泊8日)
この間のフランス人10着では、1ヶ月間だったんだけど、今回も期間を区切って検証してみます。
折しも、ミラノに行く予定があったので、やまこの本の内容に激烈忠実に、一字一句見逃さず、猪突猛進の心がけで、6泊8日のこの旅行期間を過ごしてみることにしました!
で!!
ミラノといえば、ミラネーゼ!
オシャレの本場、ミラノで、「いつもの服を着ているだけなのに、なぜだかおしゃれと言われる」ミラネーゼばりの女を目指してくるよ!
おかーさん、私、
先月フランス人になったばっかだけれど、今月は、イタリア人になるよ!
せっかく大切に育ててくれたのに、国籍変えようとしてごめんね。
【⑤書籍に書かれたアドバイスを実行した結果】
と、いうわけで、今回は、6泊8日。ミラノはだいたい東京と同じくらいの気候らしいので、春服コーデです。
まずは、服選び。
一応、今回のミラノ行きは、夫がミラノサローネで旭硝子さんの展示会場の空間設計をしているのでそれを見に行くのが最大の目的です。あとは、サローネの視察です。視察というと仕事っぽいけれど今回はプレスパスもとらなかったので、取材というよりは半分遊びです。
観光プラス、ちょっとだけサローネの見学とレセプションパーティ、あと、空き時間にベネチアで2泊、という予定です。
そんな6泊8日に持っていく服ですが、書籍の中で最も着まわし使用頻度が高かったものをチェックして、このトップス4着と、ボトムス2着で行くことにした!
もうね、この書籍のオススメのまんまだよ。めちゃめちゃシンプルな白シャツと、超絶使えると書いてあったダンガリーシャツと、インにもアウトにも着れるボーダーと、そしてなんと言っても1着で4パターンの着方ができると書籍で豪語されてたクルーネック(丸首)のカーデ。カーデの色はもちろん、やまこが迷ったらこの色にしてとオススメしていたイエロー。
で、ボトムスは、この2つ。これも、書籍のオススメの通り。
パンツはブルーデニムか白デニムか迷ったんだけれど、知り合いの美容師さんに、「ベネチア行くなら、絶対明るい色の服を持っていくべき」と言われていたので、素直に白デニムにしてみた。
書籍でも、白デニムコーデがたくさん出てきたし。白デニムはキレイめにもいけると書いてあったので(今回、旅行先でいろんな方にお会いしなくちゃいけないから)。足元はもちろん、ロールアップのスタンバイ。クラウチングスタートなみに準備万端。3首見せるためには、デニムは100%ロールアップですよ、奥さん。
黒のペンシルスカートは、フランス人10着コーデのときに、セレクトしたけれど使わなかったもの。今回はリベンジ。デニムじゃマズい日もあるので、今回はきちんとしたこの黒ペンシル選んでみた。
で、この書籍の骨子って、服はシンプル、小物をいろいろ変えて組み合わせる、ってことなので。
小物はいろいろ持っていくことに。
とはいえ、ネックレス2本、ピアスが片耳1個と、スカーフ1枚、ストール1枚、バッグが1個とサブバッグ1個。
サブバッグは雑誌の付録でいいって書いてあったので、まさに、雑誌の付録だよw
あ、そうだ。余談だけれど、皆さん、スカーフとストールの違い、知ってました?
私、やまこに聞くまで知らなかったんだけど、スカーフは主に正方形でシルクなどの薄手の生地のものをさし、ストールは、長方形の巻きものを指すらしいよ。今回で言うと、濃紺のほうがスカーフで、赤の方がストールです。
そして、問題は、靴!
やまこの書籍では、靴こそおしゃれの要で、なかでも困ったときは万能コンバースと書かれていて、あらゆるお客様にコンバースをオススメしてるそうなのでコンバースを持って行きたかったんだけど、
でも、コンバースとヒールを両方持っていくのはかさばるし面倒だと思ったのですよ。どっちかひとつを選ぶなら、ヒールは絶対必要なのでってことで、コンバースを諦めた。
この決断が後になって響くとは、このときは露知らず。。。
でも、ほら、当然ヒールだけだと大変なわけで、これまた書籍に書いてあったポケッタブルシューズをバッグに忍ばせとくことに。「く」の字に折れ曲がってるのが、そのポケッタブルシューズです。
疲れたら履き替えればいいんだもんねー。というわけで、ヒールとポケッタブルの2足で乗り切る所存。
あと、インナーに関しては、これまたこの書籍に、下着は絶対グレーと書かれていたので
素直なだけが取り柄の私は、グレーのタンクトップを2枚、グレーのヒートテックを1枚持って、出かけたよ。
あとは、薄手のコートを一枚持って出発。
今回も、誰にも頼まれてなんだけど、6泊8日、全部、違うコーデにするっていう謎のしばりをかけてやってみるつもり。
ところで、今回の6泊8日分の荷物、国内出張にいつも使ってるリモアのスーツケースにあっさり荷物がおさまったよ。
というか、普通にスーツケースごと機内持ち込みできたw 8キロ以内だったし。服だけだったら、サブバックに全部すっぽり入った。
なんか、こういうのちょっとわくわくしてきた。私、できる女っぽい!! 旅慣れた女っぽい!
ミラネーゼ感あるんじゃね?
というわけで、「シンプル服で3首見せれば、いつもの服がなぜだかおしゃれに見えるか」、ミラノでの検証結果は近々アップします。
やまこの書籍をチェックしながら、しばし、お待ちくださいませ〜!!!
いつもの服をそのまま着ているだけなのに なぜだかおしゃれに見える
んではまた、ぐっばい!
追記:5月4日、シンプル服で3首見せれば「いつもの服を着ているのになぜだかおしゃれに見える」か ミラノ・実践編【書アド検#8】をアップしました。
ライター佐藤友美(さとゆみ)
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