愛する人から褒められたことは生きる支えにもなるし呪いにもなる
本当に、尊敬したり、愛した人に褒められた言葉って、生きていくための道しるべにもなるし、一方で、あまりにもその言葉にしがみついてしまうと呪いにもなり得る、そう思う。
私にとっては、
たとえば、かつて結婚していた元夫との最後の朝に言われた、「ゆみちゃんて、7年間一度も、機嫌が悪い日がなかったよね」って言葉。
たとえば、大好きな編集さんに言われた「さとゆみさんは、びっくりするぐらい素直でピュアですね」って言葉。
そして、私が初めて社会人になった会社で採用担当だった是枝裕和監督の、「君は書く人間でしょ。書き続けないと腐るよ」という言葉。
愛したり尊敬したりする人から言われた言葉だからこそ、その人の言葉を信じたいと思うし、くじけそうなときの自信にもなる。
でも、一方で、愛した人や尊敬した人に褒められた時ほど、彼/彼女から認められた自分であり続けたいと、過去の自分を模倣しそうになることもある。
そのとき、思考は停止して、自分は自分ではなくなる。もしくは自分の一面だけを見せて生きていこうとする。
だから愛する人からの言葉は怖いのだ。
そんなことを思いながら、いまから是枝さんの映画を、出張先の福岡でレイトショーで観に行きます。
んでは、また明日。
[本日のさとゆみ]
構成案 3.5時間
執筆 1時間
打ち合わせ 2.5時間
お昼寝 2時間
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