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計43,800円自腹で参加した「Coder's High 2019」(後編)

前編はこちら

セッション6:高速なウェブのためのモダンアーキテクチャ JAMstack

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スピーカーは、株式会社ピクセルグリッドの中村享介さん。このセッションが「JAMstack入門編」、次のセッションが「JAMstack応用編」に位置づけることができると思います。

JAMstackを説明すると、以下のようになります。
事前にビルドした静的HTMLをCDNで配信する
 →そのためパフォーマンスが良い
動的な機能はJavaScriptとAPIで付け足す

JAMstackのアーキテクチャを理解するには、以下の図がとても分かりやすいです。

この図は、JAMstackの提唱者であるMatt Biilmannさんのスライドに掲載されているものです。

セッション7:Nuxt.jsがもたらすWordPressの新たな可能性

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スピーカーは、株式会社キテレツのカイトさん。セッションのタイトルにある「WordPressの新たな可能性」とは、JAMstackの構成を用いてWordPressサイトを静的化することによりパフォーマンスを改善することへの挑戦を意味していると思います。他にも、以下のツイートにカイトさんの考えが詰まっているので、ぜひ読んでほしいです。

このセッションでは、実際にWordPressサイトの静的化するデモを見せてもらいました。セミナー当日は会場のネット環境が悪かったのですが、それを全く感じませんでした。それだけパフォーマンスが良いということだと私は思っています。

ちなみに、今回のセッションで紹介された構成で株式会社キテレツのサイトが作られているそうです。このサイトを見ていただければ、パフォーマンスの良さを体感できると思います。

セッション8:プロジェクトをうまく進めるために、コーダーが進化するためのテクニック

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スピーカーは、株式会社mgnの大串肇さん。本当にステキなセッションでした。他のスピーカーの方々も以下のようなツイートをしています。

この感動を私の文章力で台無しにしたくはないので、あえて内容は書きません。Coder's High 2019」の動画が一般公開されたら、ぜひチェックしていただきたいです!モバイル端末ではなくPCで、動画を全画面モードで表示して、外音遮断性の高いヘッドホンを着けて、より臨場感のある状態で見てもらいたいです。

2020年1月7日追記:大串さんのセッションの動画が公開されました!

また、大阪で大串さんに登壇していただくイベントを企画しています。私は一度もイベントの運営などに携わったことがないので不安な気持ちが大きいですが、ぜひ実現させたいです。もしお力添えいただける方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけると嬉しいです。

セッション9:コーダーも知っておきたいウェブ解析事情 2019

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スピーカーは、株式会社S-FACTORYの井水大輔さん。このセッションの内容は、井水さんがおっしゃっていた次の言葉に集約されると思います。

工夫すればどんなデータでも取れる。だからこそ「どんなデータを取れば成果につながるのか」を考えることが重要。

「コーダーだからコーディングだけをやっていればいい」という姿勢ではなく、どの職種であれクライアントの成果を考えることが重要だと感じました。「ビジネスとして考える力が必要」という意味では、神森さんのキャッシュフローの話にも共通すると思います。

また、井水さんのセッションが終わった後に、ゴンウェブコンサルティングの権成俊さんの言葉として鷹野さんがおっしゃっていたことが非常に重要だと思いました。

私たちは工数の積み上げで見積もりを出しがちだけれども、クライアントに「これだけのリターン(成果)がありますよ」を言えれば、違った見積もりになる。

ここに日本のWeb制作者の給与が低い要因があるように思います。CSS Nite in KOBE, Vol.24「売れるウェブデザインは戦略を映している」で権さんのお話を聞いた時にもそう思いました。
ただ残念ながら、クライアントに対して「これだけの成果が出ますよ」と言えるWeb制作会社をゴンウェブコンサルティング以外に見たり聞いたりしたことはありません。もしご存知の方がいましたら、ご教示いただけると有難いです。

さいごに

登壇されたスピーカーの皆様、CSS Niteの実行委員の皆様、貴重な機会をいただき、ありがとうございました!来年も「Coder's High」が開催されることを楽しみにしています!

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