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中学生がつくるカフェ④「ありがた屋」

里山百手プロジェクト、第十二回目の授業は「地域に感謝を伝えるカフェ」の最後の回。4店舗目は「ありがた屋」です。
どんなカフェにするかを検討した回は以下の記事をご覧ください。

どんなカフェにするかを検討する中で、「ありがた屋」のメンバーは
“いかに楽しい時間を過ごしてもらうか”⇄“自分達にできることは何か”
この思考を反復させて考察を深めていったと講師として観察していて感じました。
そうして出した答えは
『接客をエンターテイメントにする』!
カフェの接客にマジックショーを取り入れて、自分達の技でお客様がお店で過ごす時間に楽しさを加えることを目指します。

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店内の装飾はポップで明るく。
マジックショーのような雰囲気を演出しました。

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お出迎え。

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ウェルカムスピーチ。

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お客様からメニューのご注文を伺い終えたところで、ミュージック、スタート。

もちろんこの曲です。

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二人のマジシャンがテーブルを回って次々とマジックを披露していきます。
店内には歓声やどよめきが何度も響いていました。
講師も閉店後にマジックを披露してもらいましたが、本当に凄かった!見事でした。
しかも驚きなのが、二人とも元々手品が出来たわけではなく、今回カフェでマジックをやることが決まってからYouTubeで自分で勉強して習得したとか。凄い時代だし、凄い中学生達です。
少しのキッカケとモチベーションだけあれば、何でも自分で学んで身に付けられる。改めて講師の役割は“興味や衝動の種蒔き”なんだと実感させられました。

マジックを披露しながらいつも通りプリンとコーヒー、紅茶を提供。ゆっくり楽しんでいただいたら、最後も〆のマジック。

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何も入ってない空っぽの入れ物から…

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おや…

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おやおやおや…

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おやおやおやおやー!
感謝のお手紙がどんどん出てきました!

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マジックで出したお手紙を一人ひとりに手渡しして、終了。
楽しい演出が盛り沢山の、まさにエンターテイメントカフェでした。
飲食業に携わる講師としては、改めて飲食店の存在意義や提供すべき価値について考えさせられるような回でした。お客様を楽しませる、喜んでもらう、そのためなら何をやってもいいんだなぁと。

今年の三年生は4つの班に分かれてそれぞれが考えた「地域に感謝を伝えるカフェ」を実践してきましたが、まさに四者四様。みんな違ってみんなイイ、素晴らしい様々なカフェ時間が沢山生まれました。
自分の手、頭、表情、言葉、他にも色々。自分の持っているものを使って、誰かを楽しませたり喜んでもらえたりできた。そんなことを実感して、自信を持ってくれたら。そして今後もこの経験を踏み台にして、自分の持っているものをどう使うか、考えて活かす知恵を身につけていってくれればと思います。

里山百手プロジェクト 第十二回
講師 福田大樹

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