マガジンのカバー画像

33歳の不妊治療

31
治療のこと、体のこと、心のことの覚え書き。流産を経て、顕微授精で授かるまで。
運営しているクリエイター

2016年3月の記事一覧

はじめる

はじめる

結婚して、6年が過ぎた。
子どもを迎えたい、と思っている。

2人暮らしは気楽で、好きなときに好きなことを好きなだけできる(休日にかぎるけど)。
この快適すぎる生活は、なかなか手放しがたかった。

とはいえ、子どもも好きだし、いつかは一緒に暮らしたい。まあ自然に身を任せて、子どもがやってきたらきたで歓迎しようと、ゆるやかな感じで過ごしていた。
ところが、ここ半年くらいで、このゆるやかさがちょっ

もっとみる
初診、ガタガタをほめられる

初診、ガタガタをほめられる

よしっ、婦人科に行くぞ!行くぞ!…と勢いがあるうちに、評判のよさそうな婦人科を探して行ってきた。

こういうとき、勢いって大事だなと思う。いろいろ考えてたら先延ばしにしていた気がする(仕事と検査・治療を両立できるのか、仕事の繁忙期がすぎるまで様子を見てもいいんじゃないか、通院がストレスになるのはかえってよくないんじゃないか…とか、いくらだって思いつく)

近所にいくつかある婦人科の中から、勤務

もっとみる
夫、婦人科デビューする

夫、婦人科デビューする

初診から1週間後、2回目の診察へ行く。この日は夫も一緒に行くことにした。男性の検査の説明を直接聞いてもらうのと、不妊検査への参加感を持ってもらうためです。

会社を定時に出て受付けを済ませ、診察までの3時間は近くのカフェで仕事をする。指定された時間に夫と合流し、婦人科へ。待合室には男性もいたので、緊張感はさほどないみたいだった。

診察室に入り、まずは前回の血液検査の所見を聞く。「結論から言うと、

もっとみる
トリッキーな基礎体温

トリッキーな基礎体温

婦人科に行くのも、もう3回目。仕事以外ではおりたことのなかった婦人科の最寄り駅が、早くもホームに感じられる。

この日は有給をとったので、昼間に受付を済ませる。もちろん、お約束の2、3時間待ち。いったん病院を出て、カフェで仕事。病院での待ち時間は仕事をする、というのが、今はなんとなく落ち着く。

しかし平日の昼間のカフェって、ママと赤ちゃんたちのパラダイスなんですね…!ランチどきには私以外、全員マ

もっとみる