トリッキーな基礎体温
婦人科に行くのも、もう3回目。仕事以外ではおりたことのなかった婦人科の最寄り駅が、早くもホームに感じられる。
この日は有給をとったので、昼間に受付を済ませる。もちろん、お約束の2、3時間待ち。いったん病院を出て、カフェで仕事。病院での待ち時間は仕事をする、というのが、今はなんとなく落ち着く。
しかし平日の昼間のカフェって、ママと赤ちゃんたちのパラダイスなんですね…!ランチどきには私以外、全員ママたちと赤ちゃんたちという状況になってしまった。場違いでほんとスミマセンという気分になりつつ、赤ちゃんや子どもたちのエネルギーを眺めながら、癒されもする。
そして婦人科へ戻る。診察室に呼ばれると、いつもの先生が座っている。またもや癒される。
「こんにちは。体温は上がった?」と声をかけられ、ハッとした。そうだそうだ、基礎体温。全然上がらないんですけど!
前回の診断内容からして、もう排卵日は過ぎたはずなのに。排卵が終われば、体温が上昇するはずなのに。
この日のメインイベントは、排卵後のホルモン値をはかる血液検査なので、まずは排卵後であることを確認するための内診。内診開始後、先生はすぐさま「排卵しましたね」と言った。
ほんと?だって、全然体温上がってないよ?
「排卵しても基礎体温が上がらないことがあるんですか?」と聞くと、先生は「ありますよ」とあっさり即答。
なんと。
何度も書いてるけど、この数か月はほぼ基礎体温で排卵日を予想していたので、ガーンとなる。
超生理不順な私が頼れるのは、これまでは基礎体温しかなかった。排卵しても体温が上がらないことがあるなんて、思ってもみなかったよ。
キツネにつままれたような気分で採血をして(しかしここの病院の看護師さんたちはみんな採血が上手すぎる)、この日は終わり。
最後に先生から「生理がこないことを、まずは祈りましょう。もし来てしまったら、その生理が終わった後に卵管検査をしましょうね」と言われた。
これで生理が来なかったら、妊娠できたら、痛いらしい(これは経験者の友だちから聞いた)卵管検査も、この日は検体が用意できなかった夫の検査も、しなくていい。
ほぼ当てずっぽうだったこの1年間のことを思うと、期待せずにはいられない。
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