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美容院難民がリピート確定した美容院の話

最近 妻の友人がある美容院のリピート確定したのだそうです。

妻の友人で美容院難民の方がいて、
その方が最近めでたく「リピート確定」したのだそう。
その決め手になったのは
カットの腕ではなく「WEBマガジン」が用意されていることだった
というお話がとても面白かったのでメモ的に書いてみます。

なかなかリピートを確定できなかった意外な理由

それまで他の美容院では、カット前に持ってきてくれる雑誌のセレクトが
どうもピントずれしていることが多く煩わしいな と感じていたとのこと。

自分の年齢に合わない雑誌を持ってこられて、
「え?なんなのよ・・?」
と感じてしまうこともあったのだそう。

これ、気持ちわかります。
自分に合ってないなぁ というものが差し出されると・・・
なんとも言えない気持ちになりますよね。
確かにiPadでWEBマガジンが読めると 自分の好きな雑誌を読めるし、
お店側がわざわざセレクトする必要はなくなりますよね。
読む側も気が楽です。

最初からWEBマガジンのあるお店を探せばよかったのでは?

「じゃあ 最初からWEBマガジンの用意されているお店に行けばよかったのでは?」
そんな声が聞こえてきそうです。

冒頭にWEBマガジンが用意されていることがリピート基準になっていたと書いたのですが、その方がこれが自分の選定基準になったと気づいたのは、
お店からの来院アンケートで
「なぜ当店をお選びいただいたのですか?」
と尋ねられてからだったのだそうなのです。

自分はなにかの選択に意識的 でいるつもりだけど、
案外自分が何を重視するのか自分自身でもわかっていない。

こういうことってありますよね。

実は私の妻はアパレル勤務で 洋服を買う場面でも似たようなシーンが多いのだそうです。

「どういうものが欲しいのか」
「どんなものを探しているのか」

お客様は質問されて初めてわかる(考える)ということがあるのだそうで、
素直に「どんなものをお探しですか?」と尋ねるのがとても重要なのだそう。
そしてこの質問をする前に持っておくべき心構えは
「その方の日常を想像する」ことなのだとか。

その方の日常を想像するとは?

たとえば「子供が小さいからこういう綺麗な服は着れなくて」
こんなオブジェクションが発生しそうなお客様の場合は
「お子さんといないときはどんな服を着たいのですか?」
と事前に尋ねながら 2種類のコーディネートを提案する。
そのためにそれとなく 婚姻状況やお子様の年齢などについての情報を質問から把握するというのが重要なのだそうです。

ライフステージを押さえると、普段のライフスタイルが見えて、
ライフスタイルが見えると YES/NOのパターンが見えるので事前にオブジェクションを考えられると。

まとめ

"人間 そんなに合理的じゃなくて、
自分に興味を持ってくれる人が好きだし、
そんな人から買いたいと思うんじゃないかな?

だから

「何をお探しですか?」
「お選び頂いたのはなぜですか?」

シンプルな質問て大切なんじゃないかな?"

妻にサラッと言われて、本当その通りだと思いました。
シンプルな問いかけ 心がけていきたいですね。

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