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私を襲った第二の病気

統合失調になって30年。
もうこれ以上、病気をすることもないとたかをくくっていました。

何気なくうけた市のがん検診。確かに喫煙歴はあるけれど、たぶん大丈夫。根拠のない自信をもっていました。

がん検診の少し前、突然体調が悪くなったことがありました。すぐに病院を受診してみてもらったところ、大きな病院へ行ったほうがいいとのこと。

他にも気になる症状をネットで検索して、知恵袋で見たりしてました。結果はどれも、かなりまずいから、すぐに病院へ行ったほうがいいと書かれていました。

紹介された大きな病院では、がん検診の結果が出てから、どうするか考えますと余裕の返事をしていました。

それが、バリウム検査で異常が出て引っかかってしまったんです。しかも、要精密検査。

大きな病院へ行って、すぐに胃カメラを飲むことになりました。それでも、私はがんじゃないという自信だけはありました。

で、結果として、診察室で「胃がん」の告知を受けました。

言われたときは、文字通りガーンです。頭の中が真っ白になって、涙も出ませんでした。

さらにいわれたのが、がんができた場所が悪いから、内視鏡手術ができず、胃を3分の2も切除しないといけないことでした。

がんが見つかったのがクリスマス。手術はお正月明けに決まりました。考える余裕もないまま、手術のため入院。それも2週間です。

お腹を切った次の日には歩かされました。食事に重湯が出た日。うれしかったなぁ。重湯ってこんなにおいしいんだって、思いました。

あと、うれしかったのは、食事におやつが必ずついてきたことです。胃を切ると少ししか食べられなくて、すぐにお腹がすくので、後で食べるためのおやつがついてきたんです。

一日、6食です。夢のような生活です。

それと、ちょっぴりうれしかったのは、痩せたことです。胃を切って10キロ痩せました。他の太ってる友達から私も胃を切りたいと言われるくらいに痩せました。

でも、結局、三食普通に食べる生活になり、時折胃を切ったことも忘れてしまうくらい元気になりました。

また、胃カメラの検査があります。年に一回受けて、今度で5回目なのでこれが最後かもしれません。

私は早期発見だったので、ステージ1でした。市からがん検診のお誘いが来たら、受けてみることをお勧めします。まさか、私が、な結果にびっくりです。

やっぱりタバコはだめですね。特に私が吸っていたのが、「わかば」。知る人ぞ知る強いたばこです。それを節約のために、ちょっと吸っては消し、ちょっと吸っては消しを繰り返し、1日何回も吸っているのに、1本で我慢していました。

今は、禁煙しています。かなり反省しています。

禁煙を誓う瞳に嘘がある  さとうゆみ
やめられず今日も一本臭いバレ さとうゆみ




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