実店舗もECサイトも基本は変わらない?EC担当者の販売業務とは。【85日目】

さとうみです。昨日はEC(ネットショップ)の歴史はまだ20年くらいで浅い、そして、これからもまだまだ世界的にも伸びる余地があるという話をしました。

さて、あなたは組織人です。急に明日からEC部門に配属されたとします。

どんな業務があるのか、ざーっとおさらいしていきましょう。

ECサイトも実店舗の運営と同様の作業が必須

実店舗の流れを見てみます。男性向けアウトドアショップを営むAさん。

①商品を仕入れし、②陳列を行い、③お客さんに商品案内をします。そして、④注文を受け、⑤代金を受け取り、⑥商品を渡す。これで一連の流れです。

常日頃から買い物をする普通のシーン。このシーンのそれぞれが、ネット上でも対応してきます。

①の仕入れは、同様に仕入れ、②はネットショップ、ECサイト上への登録作業です。そして、③の案内は、「お買い物ガイド」よくある質問などサイト内に記載します。

そして、商品詳細ページの文言や写真で案内します。昨今ではサイト設置型のチャットbotが普及してきました。それがリアル店舗での接客の代わりになってきます。

④、⑤は注文受注確認メール、そして決済完了メールです。⑥は、お待ちかねの、発送作業。完了です。

ECサイトのやりとりは現在は、基本メールが主流です(徐々にインスタDMやLINEのようなメッセンジャー形式になりつつありますが)。

商品の注文から配送まで、次の3種類のメールが送られるのが一般的です。

注文完了メール
入金完了メール
配送完了メール(追跡番号付き)

さて、ここまでの①〜⑥までのステップで、一つだけ足りていないことがあるのにお気づきでしょうか。

それは......

お客さんをお店に呼び込むこと(集客)です。

東京の青山通りの路面店では、人が多く立ち入ることが予想されますが、人が通ることも珍しいような田舎の村のような場所では、同じようにお客さんが入ってくることは想像できないでしょう。

つまり、どこにお店をたてて、どんな呼び込みをするか、の検討が必要になってきます。

ECには、自社ショップ型と、モール型の大きく2つの販路があります。

自社ショップ構築で有名なのはBaseやstores、shopifyなどが挙げられます。しかし、これらは知名度や既に固定顧客がなければ、基本お店に人がくることはありません。いわゆる田舎の村状態です。

そのため、呼び込みのための検索広告やディスプレイ広告、SNSなどで認知を広げていく必要があります。

一方、モール型は、青山通り。例えば楽天やYahoo!、アマゾン、PAYPAYモール、wowmaなど、実店舗の百貨店のような形式です。

いろんなショップが立ち並んでいる分、お客さんが常に存在している状況です。強く呼び込まなくても、お客さんの目に止まれば商品を手に取ってもらえる可能性がグッとアップします。しかしながら、店舗運営には家賃(月額や手数料)がかかります。

ECでは、自社ショップだけでなく、モール型(青山通り)にも出店して、新しいお客さんとつながって、自社のお店(村)へ案内するやり方が現在では正攻法とされているようです。

まとめ

ECの業務を把握するには、実店舗の運営を意識してみるとわかりやすい。

でした。明日は問い合わせ業務、に対しての注意点についてです。

ではまた。

さとうみ



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